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「働き初めてからの自分の誕生日は、最高に良い物を自分にプレゼントしているの。」
海を眺めながら、笑う。
「スーツも、靴も、鞄も、私服も、化粧品も・・・。
必ず店舗に行って、自分の目で見て、触って、良い物を。
私の身体にピッタリとフィットする物を。」
ネックレスを触りながら、この人に笑い掛ける。
「これは、いつもより少し奮発したけどね。」
「いつも良い物身に付けてるの、自分で買ってたんだ・・・」
「当たり前でしょ?
私が男に買わせるような女に見えてたの・・・?」
「見えてなかったのに、お金持ちの人が好きって言ってたし・・・」
「言った・・・言ったわよ・・・。
あれはね、もう忘れてちょうだい。」
安心したように笑うこの人を見て、私も笑う。
「あ、でもちゃんと貯金もしてるし、資産運用もして増やしてもいるし、お金の掛かる女でもあるけど、そこら辺は一応ちゃんと考えてるわよ?」
海を眺めながら、笑う。
「スーツも、靴も、鞄も、私服も、化粧品も・・・。
必ず店舗に行って、自分の目で見て、触って、良い物を。
私の身体にピッタリとフィットする物を。」
ネックレスを触りながら、この人に笑い掛ける。
「これは、いつもより少し奮発したけどね。」
「いつも良い物身に付けてるの、自分で買ってたんだ・・・」
「当たり前でしょ?
私が男に買わせるような女に見えてたの・・・?」
「見えてなかったのに、お金持ちの人が好きって言ってたし・・・」
「言った・・・言ったわよ・・・。
あれはね、もう忘れてちょうだい。」
安心したように笑うこの人を見て、私も笑う。
「あ、でもちゃんと貯金もしてるし、資産運用もして増やしてもいるし、お金の掛かる女でもあるけど、そこら辺は一応ちゃんと考えてるわよ?」
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