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オーシャンと2人になってから少しご飯を食べたり・・・
「2人とも酒強いよな!!!」
オーシャンと2人でガブガブお酒を飲んでいたら、彼女のいる少し前まで空気を読めていた男の人が近づいてきた。
「この前ごめんな!!
空気読まなかった!!」
「ね~!!ビックリしちゃった!!」
「新卒の奴らに刺激されてきててさ~。」
男の人がそんなことを言いながらあたしの方を見てきた。
「明が採用した営業部の新卒は第一営業部に多いよな。
うちじゃなくて、真坂部長の部署の方に。」
「そうだよね?何でだろう?」
「第1営業部は第2営業部に比べて成績が伸び悩んでたからな。
元々は第2営業部は成績の悪い奴らの集まりだったんだよ。
それを女王様の旦那さんが部長になって営業成績を上げさせてくれて支社に移った。
その数年後に青田部長になってから爆上がりしたから、第1営業部は伸び悩んでいるような状態になってた。」
「そうだったんだ~!!
それなのに第2営業部じゃなくて第1営業部にあたしが選んだ新卒の子達入れたんだね?」
それには不思議に思っていると・・・
「新しい血を巡らせることにしたんだろ!
それまでの中途とも新卒とも違う血!!
でも、俺からすると空気だな!!
明が選んだ新卒の奴らからは血じゃなくて新鮮な空気を感じる!!」
「新鮮な空気・・・?」
「明るくて強くて・・・新鮮で綺麗な空気!!
つい吸っちゃうから新鮮な空気が肺まで入ってくる!!」
男の人が・・・優しい顔で、空気であたしを見た。
そして、言った・・・。
違う・・・空気を動かした。
この男の人も空気を動かせる・・・。
動かせるようになっていた・・・。
「明、俺の名前は世継(よつぎ)。
世継蘭丸(らんまる)。」
「・・・凄い名前だよね~!!
格好良くて本当に羨ましい!!
1回聞いたら、見たら忘れられない名前!!」
「そうだよな、だから呼べよ。」
そう言われて・・・そう言われて・・・
泣いた・・・。
これには、本気で泣いてしまった・・・。
だって・・・
だって・・・
あたしは・・・
「名前、絶対に呼ばないよな!!
名字も絶対に呼ばない!!」
.
「2人とも酒強いよな!!!」
オーシャンと2人でガブガブお酒を飲んでいたら、彼女のいる少し前まで空気を読めていた男の人が近づいてきた。
「この前ごめんな!!
空気読まなかった!!」
「ね~!!ビックリしちゃった!!」
「新卒の奴らに刺激されてきててさ~。」
男の人がそんなことを言いながらあたしの方を見てきた。
「明が採用した営業部の新卒は第一営業部に多いよな。
うちじゃなくて、真坂部長の部署の方に。」
「そうだよね?何でだろう?」
「第1営業部は第2営業部に比べて成績が伸び悩んでたからな。
元々は第2営業部は成績の悪い奴らの集まりだったんだよ。
それを女王様の旦那さんが部長になって営業成績を上げさせてくれて支社に移った。
その数年後に青田部長になってから爆上がりしたから、第1営業部は伸び悩んでいるような状態になってた。」
「そうだったんだ~!!
それなのに第2営業部じゃなくて第1営業部にあたしが選んだ新卒の子達入れたんだね?」
それには不思議に思っていると・・・
「新しい血を巡らせることにしたんだろ!
それまでの中途とも新卒とも違う血!!
でも、俺からすると空気だな!!
明が選んだ新卒の奴らからは血じゃなくて新鮮な空気を感じる!!」
「新鮮な空気・・・?」
「明るくて強くて・・・新鮮で綺麗な空気!!
つい吸っちゃうから新鮮な空気が肺まで入ってくる!!」
男の人が・・・優しい顔で、空気であたしを見た。
そして、言った・・・。
違う・・・空気を動かした。
この男の人も空気を動かせる・・・。
動かせるようになっていた・・・。
「明、俺の名前は世継(よつぎ)。
世継蘭丸(らんまる)。」
「・・・凄い名前だよね~!!
格好良くて本当に羨ましい!!
1回聞いたら、見たら忘れられない名前!!」
「そうだよな、だから呼べよ。」
そう言われて・・・そう言われて・・・
泣いた・・・。
これには、本気で泣いてしまった・・・。
だって・・・
だって・・・
あたしは・・・
「名前、絶対に呼ばないよな!!
名字も絶対に呼ばない!!」
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