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あたしはそう思っているのに・・・
女の子達との飲み会中にオーシャンから連絡があって、あたしの部屋に今日も来た。
そして、寝室のダブルベッドの上・・・
オーシャンが苦しそうな切なそうな、でも嬉しそうな顔で、あたしの水着の跡を見詰めている。
「・・・ンッ・・・っ」
今日も水着の跡をオーシャンの大きな手で、指で、確認するように触れていく・・・。
ちなみに、今日の“仲直り”の理由は「友達との飲み会中に連絡して邪魔をしたから」というもので・・・。
“木葉”とソックリな顔のあたし。
でも、どこをどう見てもオーシャンはあたしを好きで、大好きで、愛している。
そんな風に見える。
空気を感じなくても分かってしまうくらいに、そうとしか見えなくて。
オーシャンは“ゲイ”のはずなのに・・・。
オーシャンは“木葉”のことが好きなはずなのに・・・。
「明ちゃん・・・っ」
今日も“明ちゃん”と・・・
何度も何度もあたしの名前を呼ぶ・・・。
なのに・・・
「今日も・・・“女友達”は可愛いね・・・」
あたしのことを“女友達”と言って、あたしの“女”の証明の中に入ってきて・・・
「“夏休み”が終わるのが怖いね・・・っ。
もう、8月が終わる・・・。
夏が終わるね・・・。」
今日もそんなことを泣きそうな顔で言って、あたしのことを痛いくらい強く抱き締めながら激しく腰を打ち付けてくる・・・。
女の子達との飲み会中にオーシャンから連絡があって、あたしの部屋に今日も来た。
そして、寝室のダブルベッドの上・・・
オーシャンが苦しそうな切なそうな、でも嬉しそうな顔で、あたしの水着の跡を見詰めている。
「・・・ンッ・・・っ」
今日も水着の跡をオーシャンの大きな手で、指で、確認するように触れていく・・・。
ちなみに、今日の“仲直り”の理由は「友達との飲み会中に連絡して邪魔をしたから」というもので・・・。
“木葉”とソックリな顔のあたし。
でも、どこをどう見てもオーシャンはあたしを好きで、大好きで、愛している。
そんな風に見える。
空気を感じなくても分かってしまうくらいに、そうとしか見えなくて。
オーシャンは“ゲイ”のはずなのに・・・。
オーシャンは“木葉”のことが好きなはずなのに・・・。
「明ちゃん・・・っ」
今日も“明ちゃん”と・・・
何度も何度もあたしの名前を呼ぶ・・・。
なのに・・・
「今日も・・・“女友達”は可愛いね・・・」
あたしのことを“女友達”と言って、あたしの“女”の証明の中に入ってきて・・・
「“夏休み”が終わるのが怖いね・・・っ。
もう、8月が終わる・・・。
夏が終わるね・・・。」
今日もそんなことを泣きそうな顔で言って、あたしのことを痛いくらい強く抱き締めながら激しく腰を打ち付けてくる・・・。
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