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オーシャンと2人でお昼に行って、オーシャンにいこうとしている他の女の子達に何か言われるかなとも思ったけど何も言われなかった。
「明、昨日も思ったけどやったのか!!」
人事部の部屋の中、午後の面接の合間に部屋に戻ったら剛士に言われた。
「やったって?」
「完璧に女になりきってるから、処女じゃなくなったのか!!」
処女しか相手にしてこなかった剛士は、顔を見ただけで処女かどうか分かってしまう。
でも、今回は外れたらしい。
「してないよ~?」
「・・・は!?
どっからどう見ても処女じゃねーだろ!!
おっかねーな、こういうこともあるのかよ。」
「でも、お互いに最後までした空気にはなってたから、もしかしたらもう処女じゃないのかも~!!」
「“女”になりきると、“度胸”も“女らしさ”もすげー増えるからな。
よかったな!!」
「剛士こそよかったね、あたしが女で!!
あたしが男だったら瞳のことを好きになってたから、恋のライバルになってたかも~!!」
あたしがそう言って大きな声で笑うと、剛士は深刻そうな顔で頷いた。
「同性同士でも本当にあるからな。
瞳は“アヤメ”にも紅葉にもそうなってる。
それほど良い女や良い男だと性別なんて関係なく好きになるんだろうな。」
「そうだよね~・・・。
“取締役”、良い男だからね。」
「“社長”と“秘書”の良い所が混ざってるからな。
“取締役”にとってはあの2人が父親だから、それは極上に良い男になるだろ。」
剛士の言葉にあたしは頷いた。
“取締役”は・・・あたしの3歳上のお兄ちゃんは良い男だった。
だからオーシャンがお兄ちゃんを好きになるのは分かる。
「でも、俺からすると明の方が良い“奴”だったから。
紅葉と雷は俺を救ってくれたから“愛してる”レベルだったけど、でもあの2人はお互い愛し合ってたからな。
明は“友達”なのに、本当に“俺”のことだけを考えて生きてくれてたから。」
剛士がそう言って優しい顔で笑ってくれた。
「小学校1年生の時に急に現れた、腹違いの普通じゃない“俺”に・・・紅葉と雷と明だけは“俺”のことを真剣に考えてくれてた。」
「“社長”や“取締役”だってそうだったよ~!!」
「でも、“俺”は男だから。
心は男なのをあの2人も気付いてたし、俺はやっぱり腹違いのきょうだいだから。」
「明、昨日も思ったけどやったのか!!」
人事部の部屋の中、午後の面接の合間に部屋に戻ったら剛士に言われた。
「やったって?」
「完璧に女になりきってるから、処女じゃなくなったのか!!」
処女しか相手にしてこなかった剛士は、顔を見ただけで処女かどうか分かってしまう。
でも、今回は外れたらしい。
「してないよ~?」
「・・・は!?
どっからどう見ても処女じゃねーだろ!!
おっかねーな、こういうこともあるのかよ。」
「でも、お互いに最後までした空気にはなってたから、もしかしたらもう処女じゃないのかも~!!」
「“女”になりきると、“度胸”も“女らしさ”もすげー増えるからな。
よかったな!!」
「剛士こそよかったね、あたしが女で!!
あたしが男だったら瞳のことを好きになってたから、恋のライバルになってたかも~!!」
あたしがそう言って大きな声で笑うと、剛士は深刻そうな顔で頷いた。
「同性同士でも本当にあるからな。
瞳は“アヤメ”にも紅葉にもそうなってる。
それほど良い女や良い男だと性別なんて関係なく好きになるんだろうな。」
「そうだよね~・・・。
“取締役”、良い男だからね。」
「“社長”と“秘書”の良い所が混ざってるからな。
“取締役”にとってはあの2人が父親だから、それは極上に良い男になるだろ。」
剛士の言葉にあたしは頷いた。
“取締役”は・・・あたしの3歳上のお兄ちゃんは良い男だった。
だからオーシャンがお兄ちゃんを好きになるのは分かる。
「でも、俺からすると明の方が良い“奴”だったから。
紅葉と雷は俺を救ってくれたから“愛してる”レベルだったけど、でもあの2人はお互い愛し合ってたからな。
明は“友達”なのに、本当に“俺”のことだけを考えて生きてくれてたから。」
剛士がそう言って優しい顔で笑ってくれた。
「小学校1年生の時に急に現れた、腹違いの普通じゃない“俺”に・・・紅葉と雷と明だけは“俺”のことを真剣に考えてくれてた。」
「“社長”や“取締役”だってそうだったよ~!!」
「でも、“俺”は男だから。
心は男なのをあの2人も気付いてたし、俺はやっぱり腹違いのきょうだいだから。」
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