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「やっぱり、小太郎君は優しいね・・・?」



終わってから、私の身体の上に倒れ込んだ小太郎君に笑いなら言う。
最初から最後まで物凄く優しくて、ずっと私を気に掛けてくれたから。



「真知子、次から覚悟しとけよ・・・?」



「それは・・・怖くなってきちゃった・・・。」



「あと、避妊してねーから!!
社長、真知子に働かせ過ぎなんだよ!!
真知子が妊娠しねー限り、真知子1人で面接やらせるつもりだからな!!」



小太郎君がそんなことを叫びながら・・・それでもちゃんと外には出していて・・・。



私は笑いながら頷く。



「もう1人の面接官は私の面接ではなくて、社長が見付けるとは言ってくれてるけど・・・っ」



そう言った瞬間、小太郎君が優しくキスをしてくれて・・・。



ゆっくりと唇を離し、また私の鼻先と小太郎君の鼻先をくっつけ・・・私を見詰める・・・



「真知子・・・俺のこと、好き?」



「うん・・・好き・・・。
私は、小太郎君のことが大好き・・・。」



「・・・なんか、少しだけ変わったな。
悪い意味とかじゃなくて、なんか・・・。」



そう言ってくれて、笑い掛ける。



「分かってくれるかな?
私は・・・輸血してもらったの。」



「・・・藤岡ホールディングスの案件か。」
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