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それには、驚きすぎて固まる・・・。
面接なのに、そんなことを真知子が言い出したから。
驚いている俺に、真知子は続ける。
「会社はお城です。
会社の外には、森が広がっています。
小太郎君は今から、お城から出て森に冒険に行きます。」
真知子がそんなことを言っている隣で、社長である男が肩を震わせているのに気付いた・・・。
でも、不思議と真知子から目が離せない・・・。
「森には、凶暴な動物やモンスターがいるかもしれません。
街があるのか人がいるのかも分かりません。
何も分からない森に、小太郎君は今から冒険に行きます。」
「はい・・・。」
何故か、それがイメージ出来た。
イメージ出来て、どんどん不安になってきた。
どんどん、怖くなってきた。
「何を持っていきますか?」
真知子が真剣な顔で俺を見詰める。
目は合っていないように感じるのに、合っている・・・。
「1つだけ持っていけます。
たった1つだけなら、何でも持っていけます。
小太郎君は、何を持っていきますか?」
面接なのに、そんなことを真知子が言い出したから。
驚いている俺に、真知子は続ける。
「会社はお城です。
会社の外には、森が広がっています。
小太郎君は今から、お城から出て森に冒険に行きます。」
真知子がそんなことを言っている隣で、社長である男が肩を震わせているのに気付いた・・・。
でも、不思議と真知子から目が離せない・・・。
「森には、凶暴な動物やモンスターがいるかもしれません。
街があるのか人がいるのかも分かりません。
何も分からない森に、小太郎君は今から冒険に行きます。」
「はい・・・。」
何故か、それがイメージ出来た。
イメージ出来て、どんどん不安になってきた。
どんどん、怖くなってきた。
「何を持っていきますか?」
真知子が真剣な顔で俺を見詰める。
目は合っていないように感じるのに、合っている・・・。
「1つだけ持っていけます。
たった1つだけなら、何でも持っていけます。
小太郎君は、何を持っていきますか?」
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