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缶ビールを飲みながら、真知子の帰りを待った。
真知子の帰りを、待った・・・。
「真知子、いつもこんなに遅いのかよ?」
「もっと遅い日もあるね!
あと深夜とか早朝も仕事行ってる!」
「ブラック過ぎだろ!!
辞めさせろよ!!!」
真知子がとんでもない会社で働いていると知り、心配になった。
深夜になったところで、玄関の扉が開いた・・・。
緊張しながら真知子の姿を待っていると・・・
待っていると・・・
リビングに、真知子が現れた・・・。
俺は、その姿を見て・・・泣いた・・・。
「真知子・・・何してんだよ・・・!?」
泣いている俺に、真知子は笑った・・・。
スーツ姿で、長いストレートの髪の毛をオバサンのように結び、
化粧もせず、相変わらずしじみの目になる眼鏡をかけて、
ゆっくりと・・・前よりもゆっくりと歩いていて・・・
そして・・・
そして・・・
「猫背の骸骨かよ!!!??」
眼鏡を外した真知子が、何故か・・・苦しそうに泣いた・・・。
ガリッガリに痩せ細り、何があったのか凄い猫背になっている真知子が・・・
苦しそうに、泣いていた・・・。
俺と一緒に、泣いていた・・・。
真知子の帰りを、待った・・・。
「真知子、いつもこんなに遅いのかよ?」
「もっと遅い日もあるね!
あと深夜とか早朝も仕事行ってる!」
「ブラック過ぎだろ!!
辞めさせろよ!!!」
真知子がとんでもない会社で働いていると知り、心配になった。
深夜になったところで、玄関の扉が開いた・・・。
緊張しながら真知子の姿を待っていると・・・
待っていると・・・
リビングに、真知子が現れた・・・。
俺は、その姿を見て・・・泣いた・・・。
「真知子・・・何してんだよ・・・!?」
泣いている俺に、真知子は笑った・・・。
スーツ姿で、長いストレートの髪の毛をオバサンのように結び、
化粧もせず、相変わらずしじみの目になる眼鏡をかけて、
ゆっくりと・・・前よりもゆっくりと歩いていて・・・
そして・・・
そして・・・
「猫背の骸骨かよ!!!??」
眼鏡を外した真知子が、何故か・・・苦しそうに泣いた・・・。
ガリッガリに痩せ細り、何があったのか凄い猫背になっている真知子が・・・
苦しそうに、泣いていた・・・。
俺と一緒に、泣いていた・・・。
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