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何かフォローされるのかと思ったら、真知子は何も言わなかった。
それどころか、なんだか・・・すげー苦しそうな顔で俺のことを見ている。
「・・・なんだよ?」
「凄い・・・苦しい。」
「・・・どうした?」
心配になり、前屈みになった真知子の背中に手を当てる。
相変わらず骸骨みたいで心配になった。
「凄いね・・・小太郎君・・・。」
「なにがだよ?」
「それでも頑張れるのは、凄いね・・・。」
真知子がそう言いながら、深呼吸を繰り返し起き上がった。
「なんでそんなに頑張れるの・・・?」
「兄貴より、出来る男になりたい・・・。
そうしないと・・・」
そうしないと、真知子に選んでもらえないのは分かっていた・・・。
みんな、兄貴が良いから・・・。
みんな、兄貴のことが好きだから・・・。
それどころか、なんだか・・・すげー苦しそうな顔で俺のことを見ている。
「・・・なんだよ?」
「凄い・・・苦しい。」
「・・・どうした?」
心配になり、前屈みになった真知子の背中に手を当てる。
相変わらず骸骨みたいで心配になった。
「凄いね・・・小太郎君・・・。」
「なにがだよ?」
「それでも頑張れるのは、凄いね・・・。」
真知子がそう言いながら、深呼吸を繰り返し起き上がった。
「なんでそんなに頑張れるの・・・?」
「兄貴より、出来る男になりたい・・・。
そうしないと・・・」
そうしないと、真知子に選んでもらえないのは分かっていた・・・。
みんな、兄貴が良いから・・・。
みんな、兄貴のことが好きだから・・・。
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