【完】幼なじみの小太郎君が、今日も私の眼鏡を外す

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眼鏡を外した真知子が、俺を見る・・・。
目が合っていないような感じがして、俺の方が不安になった・・・。



俺は少し、座っている真知子に近付く。



「これは？見える・・・？」



「見えない・・・。」



そう言われてしまい、もっと、近付く・・・。



「これは・・・？」



「少し見えてきた・・・。」



「じゃあ、これは・・・？」



真知子の顔の結構近くまでいくと、真知子が・・・笑った。
嬉しそうに、笑った・・・。



「見えた・・・。
小太郎君だ・・・。」



「うん、俺・・・。」



「小学校、どう？」



「俺の方より、真知子だろ！！
友達いるのかよ！？」



「いるよ。」



「・・・マジか。」



「小太郎君。」



その返事に、俺は固まった。



「私の友達は、小太郎君がいる。」



「・・・俺は真知子のこと友達だと思ってねーよ！！」



「そう・・・だったんだ・・・。
ごめんなさい・・・。」




真知子が急に驚いていた顔をして、悲しそうに笑った。