【完】幼なじみの小太郎君が、今日も私の眼鏡を外す

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こんなに笑う奴だから、てっきり飯田のオッサンみたいな奴なのかと思ったら・・・



俺の向かい側に座った真知子が、猫背のままテーブルをジッと見詰め大人しく座っている。



それに、真知子もお茶はいれられず・・・



「昼間っから飲むビールは贅沢ですよね！
社長！！」



「飯田は酒強いからな・・・。」



飯田のオッサンと親父は缶ビールを飲み始めた・・・。
親父が缶ビールを飲んでいる姿を初めて見た。
家では酒を飲まないし、外で飲むとしても瓶ビールやグラスに注がれたビールだったから。



こんな庶民の缶ビールを、親父は美味しそうに・・・嬉しそうに飲んでいた。



そして、俺の目の前には・・・



牛乳・・・。



真知子をチラッと見ると、真知子の前には何も置かれていない。



骸骨の頭にアフロをのせ、ジッとしていて・・・



「俺じゃなくてお前が牛乳飲めよ！！！」




牛乳の入ったコップを持ち真知子の目の前にドンッと置く。
そしたら、さっきまでジッとしていた真知子がまた大笑いをしている・・・。