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シャンパングラスが空になっても、2人とも何も喋らないままで・・・。
キラキラと輝くクリスマスツリーを、右側に小太郎君の熱を感じながら眺め続ける・・・。



その時、小太郎君が私の眼鏡を優しく外した・・・。



ぼやけた世界の中、クリスマスツリーの明かりが・・・



綺麗に・・・綺麗に・・・輝く・・・。



強度近視の私だけが見られる世界・・・。



「こんなに綺麗な世界、小太郎君にも見せてあげられなくてごめんね・・・。」



「一人占めしておけよ。」



「一人占めするには、勿体無いくらい綺麗だから・・・。」



笑いながら答えると・・・
ぼやけた世界、キラキラと輝くクリスマスツリーをバックに・・・小太郎君の姿が・・・。
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