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「うん。」
そしたら、イチがすぐに返事をしてくれ・・・これには予想外で・・・
「好きって、友達として・・・?」
「うん。」
「女の子としては・・・?」
「ミツは女の子と知ってる。」
「そうだけど・・・じゃあ、“女”としては?」
「女の子と女の定義は?
・・・ああ、まだ成人してないからミツは女の子か。」
イチがそう言って、少し笑いながら頷いた。
それに、なんだかまた泣きそうになった・・・。
「イチ、私・・・イチとエッチしたい。」
俯きながら言った私に、イチは何も言わない。
「ダメ・・・?」
「ミツはまだ未成年。
僕の方は、そういうことはしない。」
「二十歳だったら、今してくれたの・・・?」
イチは少し無言になり・・・
「僕の生殖器がこうなってるから、ミツがそれでいいなら出来たと推測する。」
私が二十歳だったら、イチはしてくれた・・・。
あと、1年・・・。
あと、1年・・・。
あと、1年だけど・・・。
こんなに苦しくて・・・
こんなに切なくて・・・
こんなに、好きで・・・
こんなに、大好きで・・・
私は、今したい・・・。
今、して貰いたい・・・。
イチが、そういう“好き”ではないと分かっているけど・・・
私は、もう・・・
もう・・・
「慰めて、イチ・・・。
私を慰めて、イチ・・・。」
そしたら、イチがすぐに返事をしてくれ・・・これには予想外で・・・
「好きって、友達として・・・?」
「うん。」
「女の子としては・・・?」
「ミツは女の子と知ってる。」
「そうだけど・・・じゃあ、“女”としては?」
「女の子と女の定義は?
・・・ああ、まだ成人してないからミツは女の子か。」
イチがそう言って、少し笑いながら頷いた。
それに、なんだかまた泣きそうになった・・・。
「イチ、私・・・イチとエッチしたい。」
俯きながら言った私に、イチは何も言わない。
「ダメ・・・?」
「ミツはまだ未成年。
僕の方は、そういうことはしない。」
「二十歳だったら、今してくれたの・・・?」
イチは少し無言になり・・・
「僕の生殖器がこうなってるから、ミツがそれでいいなら出来たと推測する。」
私が二十歳だったら、イチはしてくれた・・・。
あと、1年・・・。
あと、1年・・・。
あと、1年だけど・・・。
こんなに苦しくて・・・
こんなに切なくて・・・
こんなに、好きで・・・
こんなに、大好きで・・・
私は、今したい・・・。
今、して貰いたい・・・。
イチが、そういう“好き”ではないと分かっているけど・・・
私は、もう・・・
もう・・・
「慰めて、イチ・・・。
私を慰めて、イチ・・・。」
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