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「加藤さんと最上さん、お昼はどうしたの?」
「なんか、2人の仕事を“いつでも引き継げるように”って加藤社長が急に言い始めて、引き継ぎ書を作ったり結構大変そうですよ。」
「え、あの2人辞めるの?」
「まさか~!!
あの2人が辞めるとかないでしょ!!」
「あの2人が辞めたら会社がヤバいしね!!」
「でも、女だしね・・・。
結婚とか妊娠とか子育てとか、ね。」
「マジか。
社長達、ゴムしろし。」
「加藤社長はそういう所ちゃんとしてそうなのにドン引きだわ。」
「そういう人だと思わなかった・・・!!」
「騙された・・・!!!
私なんてバイト時代に6回も告ったのに!!」
「あれウケたよね~。
どう見ても加治さんのことが好きだったじゃん。」
「でも、加治さんが全然相手にしてなかったから・・・!!
いけると思うじゃん!!
おっぱいとか押し付けたらだいたいいけるじゃん!!」
「アレもウケたよね~。
うちの社長2人って、男っていうよりは天才2人組だから普通の男とはやっぱ違うよね。」
「そう?如月社長はめっちゃ下半身でも生きてない?」
「私、如月社長が会社での徹夜明けに“歩美さんのマ◯コ舐めたい”って寝起きで呟いてたの聞いたことある。」
「え~・・・・・・可愛い。」
「めっちゃ可愛い、如月社長ヤバい、可愛い。」
「ごめん、みんな待って、今のやつ可愛い?
普通にキモくない?」
「加藤さんは如月社長に会ったことないですからね~。
めっちゃ可愛いんですよ、如月社長って。」
「どれ、写真は?」
「・・・・・・・・これです。」
「ふ~~~~~~ん・・・・・。
へぇぇぇぇぇぇ~~~。」
「加藤さんってアレなのよ、可愛い系よりも格好良くて頼りになりそうなガッシリとした大人の男がタイプなの。」
「木下さん、余計なことは言わないでくださいよ。」
「ほら、この人。」
「・・・・・おおぉぉぉ、格好良い!」
「何で木下さんが青さんの写真持ってるんですか!?
私は1枚も持ってないのに!!」
「普通に会社のホームページだけど。」
「うっっっそ・・・!!!
いや、でも写真より実物の方がもっと格好良いよ、これ。
ね、木下さん、この写真より実物の方がもっと格好良かったですよね!?」
「そう?こんなもんじゃない?」
「いや、絶対実物の方が格好良いから!!!」
「アナタも絶対に好きじゃん。
あれ、やっぱり普通にデートだったんでしょ?」
「え~、何処でデートしたんですか~?」
女の子達が集まると沢山の情報を聞き出せるけれど、同時に私の情報まで引きずり出されていく。
私が“大バカなダメ秘書“だからかもしれないけれど・・・。
「そんなことよりもドラマ見よう、ドラマ!!!」
「加藤さん、あと5分でお昼休憩は終わりですから!!」
「えぇぇぇ~、続きが気になるよぉぉぉぉ!!!」
今朝までは青さんと野々ちゃんのことで世界は灰色になっていたけれど、それでもこの世界はいつも通り回っていて。
そして今、私は意外にもこんなにも笑えている。
”会社勤めも悪くないな。“
とも思ったけれど・・・
「だから!!!!
ここ!!!この表のここの数字を入力していくんだってば!!!!」
木下さんからやっぱり、怒られまくった。
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「なんか、2人の仕事を“いつでも引き継げるように”って加藤社長が急に言い始めて、引き継ぎ書を作ったり結構大変そうですよ。」
「え、あの2人辞めるの?」
「まさか~!!
あの2人が辞めるとかないでしょ!!」
「あの2人が辞めたら会社がヤバいしね!!」
「でも、女だしね・・・。
結婚とか妊娠とか子育てとか、ね。」
「マジか。
社長達、ゴムしろし。」
「加藤社長はそういう所ちゃんとしてそうなのにドン引きだわ。」
「そういう人だと思わなかった・・・!!」
「騙された・・・!!!
私なんてバイト時代に6回も告ったのに!!」
「あれウケたよね~。
どう見ても加治さんのことが好きだったじゃん。」
「でも、加治さんが全然相手にしてなかったから・・・!!
いけると思うじゃん!!
おっぱいとか押し付けたらだいたいいけるじゃん!!」
「アレもウケたよね~。
うちの社長2人って、男っていうよりは天才2人組だから普通の男とはやっぱ違うよね。」
「そう?如月社長はめっちゃ下半身でも生きてない?」
「私、如月社長が会社での徹夜明けに“歩美さんのマ◯コ舐めたい”って寝起きで呟いてたの聞いたことある。」
「え~・・・・・・可愛い。」
「めっちゃ可愛い、如月社長ヤバい、可愛い。」
「ごめん、みんな待って、今のやつ可愛い?
普通にキモくない?」
「加藤さんは如月社長に会ったことないですからね~。
めっちゃ可愛いんですよ、如月社長って。」
「どれ、写真は?」
「・・・・・・・・これです。」
「ふ~~~~~~ん・・・・・。
へぇぇぇぇぇぇ~~~。」
「加藤さんってアレなのよ、可愛い系よりも格好良くて頼りになりそうなガッシリとした大人の男がタイプなの。」
「木下さん、余計なことは言わないでくださいよ。」
「ほら、この人。」
「・・・・・おおぉぉぉ、格好良い!」
「何で木下さんが青さんの写真持ってるんですか!?
私は1枚も持ってないのに!!」
「普通に会社のホームページだけど。」
「うっっっそ・・・!!!
いや、でも写真より実物の方がもっと格好良いよ、これ。
ね、木下さん、この写真より実物の方がもっと格好良かったですよね!?」
「そう?こんなもんじゃない?」
「いや、絶対実物の方が格好良いから!!!」
「アナタも絶対に好きじゃん。
あれ、やっぱり普通にデートだったんでしょ?」
「え~、何処でデートしたんですか~?」
女の子達が集まると沢山の情報を聞き出せるけれど、同時に私の情報まで引きずり出されていく。
私が“大バカなダメ秘書“だからかもしれないけれど・・・。
「そんなことよりもドラマ見よう、ドラマ!!!」
「加藤さん、あと5分でお昼休憩は終わりですから!!」
「えぇぇぇ~、続きが気になるよぉぉぉぉ!!!」
今朝までは青さんと野々ちゃんのことで世界は灰色になっていたけれど、それでもこの世界はいつも通り回っていて。
そして今、私は意外にもこんなにも笑えている。
”会社勤めも悪くないな。“
とも思ったけれど・・・
「だから!!!!
ここ!!!この表のここの数字を入力していくんだってば!!!!」
木下さんからやっぱり、怒られまくった。
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