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「うん、却下。」
私の心からの望みに青さんは即答をした。
「やっぱり・・・っ、私のこと、本当は愛してないんじゃん・・・っっ」
「愛してるよ、だからそれは却下。
お前の本当の望みはそんなことじゃねーだろ。」
「私の望みはこれだよ・・・!!
本当にこれなの・・・!!
お願い、青さんの会社を増田財閥に渡して・・・!!!」
「それ、さっきも言われて却下してきたところ。」
「誰に言われたの・・・?」
「譲社長。」
それには驚き、涙は止まった。
「今日の打ち合わせと飲みの相手は譲社長だった。」
「譲社長から呼ばれたの・・・?」
「違う、俺から連絡した。」
「青さんから・・・?」
「増田財閥の傘下の会社から徐々にぶっ壊していこうって真白達からは言われてたけどな。
それは俺の性に合わねーから、増田財閥本体からぶっ壊しますからって言いに行ってた。」
「何でそんなことをわざわざ言いに行ったの?
バカなの・・・?」
「そうだよ、俺はバカだから譲社長のリアクションを見てもやっぱ分かんなかった!!
”ぶっ壊してください、前も言いましたけど俺はこんなのいらないんで“とかまた言いやがったよ。
”ぶっ壊しやすくする為にうちに直接入りませんか、会社ごと“とも抜かしやがって、マジで分かんねー男だよ。」
譲社長は増田財閥のことを本気で恨んでいて、本気で壊したいとも思っているはずで。
でも、今は弟の元気さんの為にも増田財閥を整えてもいる。
でも、私にも譲社長のその言葉はどう捉えて良いのか分からない。
「普通の話をしてる時はめちゃくちゃ普通の男なんだな、あの人。
普通の公立小学校に通って、中学も高校も普通の高校に通ってた普通の男。
俺がいた男子校のお坊ちゃま君達よりもずっと普通だった。」
「普通じゃないよ・・・。
青さんも増田清掃でバイトをしていたから知ってるでしょ?
譲社長が中心になって、”ゆきのうえ商店街“を増田財閥から守っただけじゃなく、あんなに大きな1つの“街”を創り上げた・・・。」
「”俺には普通じゃない幼馴染がいたから“って、少年みたいなキラキラした顔で答えてた。」
「青さんってやっぱりめっちゃチョロいね。
騙されやすすぎ。」
「別に騙されてるわけじゃねーよ。
こんな男にも普通の面があるんだなって話だろ。」
青さんが大きな手で私の顔をグリグリと拭い、残っていた涙を消した。
「俺は普通ではないバカで・・・、大バカ野郎で、だから普通の”愛してる“は望に渡せない。
俺の”愛してる“は“こういう愛してる“なんだよ。
俺が望む幸せを望に渡してやりたいと思う、大バカ野郎が持つ”愛してる“なんだよ。」
私の心からの望みに青さんは即答をした。
「やっぱり・・・っ、私のこと、本当は愛してないんじゃん・・・っっ」
「愛してるよ、だからそれは却下。
お前の本当の望みはそんなことじゃねーだろ。」
「私の望みはこれだよ・・・!!
本当にこれなの・・・!!
お願い、青さんの会社を増田財閥に渡して・・・!!!」
「それ、さっきも言われて却下してきたところ。」
「誰に言われたの・・・?」
「譲社長。」
それには驚き、涙は止まった。
「今日の打ち合わせと飲みの相手は譲社長だった。」
「譲社長から呼ばれたの・・・?」
「違う、俺から連絡した。」
「青さんから・・・?」
「増田財閥の傘下の会社から徐々にぶっ壊していこうって真白達からは言われてたけどな。
それは俺の性に合わねーから、増田財閥本体からぶっ壊しますからって言いに行ってた。」
「何でそんなことをわざわざ言いに行ったの?
バカなの・・・?」
「そうだよ、俺はバカだから譲社長のリアクションを見てもやっぱ分かんなかった!!
”ぶっ壊してください、前も言いましたけど俺はこんなのいらないんで“とかまた言いやがったよ。
”ぶっ壊しやすくする為にうちに直接入りませんか、会社ごと“とも抜かしやがって、マジで分かんねー男だよ。」
譲社長は増田財閥のことを本気で恨んでいて、本気で壊したいとも思っているはずで。
でも、今は弟の元気さんの為にも増田財閥を整えてもいる。
でも、私にも譲社長のその言葉はどう捉えて良いのか分からない。
「普通の話をしてる時はめちゃくちゃ普通の男なんだな、あの人。
普通の公立小学校に通って、中学も高校も普通の高校に通ってた普通の男。
俺がいた男子校のお坊ちゃま君達よりもずっと普通だった。」
「普通じゃないよ・・・。
青さんも増田清掃でバイトをしていたから知ってるでしょ?
譲社長が中心になって、”ゆきのうえ商店街“を増田財閥から守っただけじゃなく、あんなに大きな1つの“街”を創り上げた・・・。」
「”俺には普通じゃない幼馴染がいたから“って、少年みたいなキラキラした顔で答えてた。」
「青さんってやっぱりめっちゃチョロいね。
騙されやすすぎ。」
「別に騙されてるわけじゃねーよ。
こんな男にも普通の面があるんだなって話だろ。」
青さんが大きな手で私の顔をグリグリと拭い、残っていた涙を消した。
「俺は普通ではないバカで・・・、大バカ野郎で、だから普通の”愛してる“は望に渡せない。
俺の”愛してる“は“こういう愛してる“なんだよ。
俺が望む幸せを望に渡してやりたいと思う、大バカ野郎が持つ”愛してる“なんだよ。」
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