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夜
作った夜ご飯を先に食べお風呂にも先に入り、青さんに”日記“も送り終わった私は、守君にお願いをして貸してもらった会社のノートパソコンを段ボールの上にのせて戦っている。
「あぁぁぁぁぁぁ、イライラするぅぅぅ・・・・、なんか気持ち悪い、頭痛い、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
お兄ちゃんにメールで報告をしてみようと、たった5分くらい文字を打っただけでもう無理で。
1行も書けていないメールの中身を眺めながら「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」を何度も口から出していく。
何度目か分からない「あぁぁぁぁぁぁぁぁ」を口から出していたら、勢い良く部屋の扉が開いた。
そこには、予想した通りに青さんがいた。
何故か物凄く怖い顔で入ってきた青さんが、これまた何でか今度は凄く驚いた顔になった。
「ビビった・・・、守とセックスしてるのかと思った・・・。」
「こっちがビックリするから、どんな思考してるの?」
「いや、望の顔ってマジで花音に結構似てるから。
守の今までの彼女の中で1番花音に近い。」
「中身が全然違うって振られた。」
「中身は・・・・・まあ、花音はぶっ飛んでるから。」
「天然さん?」
「天然・・・・・・あれ、天然のレベルなのか?
話も噛み合わないから俺は極力絡まないようにしてる。」
「青さんにそう言わせるって花音さん相当ヤバいね。」
「ヤバいヤバい、花音はマジでヤバい。
あんなに優しくて良い子で、ある意味つまんねーと思わせる守のことを歪んだ別人にしたくらいのヤバさ。」
段ボールの上に置いていたノートパソコンを、青さんがヒョイッと持ち上げた。
「真白の意見も守の意見もさっき電話で聞いたけど、俺はあいつらとは違って望はそのままで良いと思った。」
青さんがノートパソコンを少しだけ弄った後、パタンッとノートパソコンを閉じた。
「望はそのままが良い。
パソコンも事務の仕事も出来ないままで良い。
それが、良い。」
そう言って・・・
「・・・・・ゎっ」
私の腕を掴み、優しく持ち上げてきた。
青さんの手により段ボールだらけの部屋の中で立ち上がった。
「でも、この部屋はダメだ。
空間の乱れは身体の乱れにも心の乱れにも繋がる。
妊娠してるのにこんな部屋にいたら身体も心もダメになる。」
妊娠は絶対にしていない、そろそろ生理が終わる私に青さんがそう言って・・・
「この部屋の整理が出来るまでは、俺の寝室な?」
青さんの手により、荷解きはしない予定のこの部屋から青さんの寝室へと優しくだけど放り込まれた。
作った夜ご飯を先に食べお風呂にも先に入り、青さんに”日記“も送り終わった私は、守君にお願いをして貸してもらった会社のノートパソコンを段ボールの上にのせて戦っている。
「あぁぁぁぁぁぁ、イライラするぅぅぅ・・・・、なんか気持ち悪い、頭痛い、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
お兄ちゃんにメールで報告をしてみようと、たった5分くらい文字を打っただけでもう無理で。
1行も書けていないメールの中身を眺めながら「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」を何度も口から出していく。
何度目か分からない「あぁぁぁぁぁぁぁぁ」を口から出していたら、勢い良く部屋の扉が開いた。
そこには、予想した通りに青さんがいた。
何故か物凄く怖い顔で入ってきた青さんが、これまた何でか今度は凄く驚いた顔になった。
「ビビった・・・、守とセックスしてるのかと思った・・・。」
「こっちがビックリするから、どんな思考してるの?」
「いや、望の顔ってマジで花音に結構似てるから。
守の今までの彼女の中で1番花音に近い。」
「中身が全然違うって振られた。」
「中身は・・・・・まあ、花音はぶっ飛んでるから。」
「天然さん?」
「天然・・・・・・あれ、天然のレベルなのか?
話も噛み合わないから俺は極力絡まないようにしてる。」
「青さんにそう言わせるって花音さん相当ヤバいね。」
「ヤバいヤバい、花音はマジでヤバい。
あんなに優しくて良い子で、ある意味つまんねーと思わせる守のことを歪んだ別人にしたくらいのヤバさ。」
段ボールの上に置いていたノートパソコンを、青さんがヒョイッと持ち上げた。
「真白の意見も守の意見もさっき電話で聞いたけど、俺はあいつらとは違って望はそのままで良いと思った。」
青さんがノートパソコンを少しだけ弄った後、パタンッとノートパソコンを閉じた。
「望はそのままが良い。
パソコンも事務の仕事も出来ないままで良い。
それが、良い。」
そう言って・・・
「・・・・・ゎっ」
私の腕を掴み、優しく持ち上げてきた。
青さんの手により段ボールだらけの部屋の中で立ち上がった。
「でも、この部屋はダメだ。
空間の乱れは身体の乱れにも心の乱れにも繋がる。
妊娠してるのにこんな部屋にいたら身体も心もダメになる。」
妊娠は絶対にしていない、そろそろ生理が終わる私に青さんがそう言って・・・
「この部屋の整理が出来るまでは、俺の寝室な?」
青さんの手により、荷解きはしない予定のこの部屋から青さんの寝室へと優しくだけど放り込まれた。
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