87 / 345
6
6-8
しおりを挟む
その声がした方を見ると、その大きな大きな人は教室の前に立っていた。
先生なのに両手をポケットに入れて、どこをどう見ても不良の立ち方だった。
「お前らくらいの時ってさ、みんな何かしら色々あるもんなんだよ。
俺も色々あってさ~、世界が一瞬で吹っ飛べば良いって毎日思ってた。」
”何があっても助けないで“
そう伝えていたのに、尾崎先生は普通にそんなことを私と“マナリー“の方を見ながら言ってきた。
「でも、時間が経てばどうにかなることがこの世界には結構ある。」
”結構“と言った尾崎先生が、ニィッ···と笑って・・・
「だから今はどんなに苦しくても、自分の世界を吹っ飛ばさない程度にもがいてみろよ。
もがきながらも、時間が経てばどうにかなってると今は信じておけ。」
笑顔を消した尾崎先生が険しい顔でみんなのことを見渡した。
「でも、人のモノは取ろうとするなよ!?
そんな幼稚園児でも知ってることは絶対にするなよ!?
結婚したんだからあいつのマ◯コは俺のモノに決まってるのに、俺のマ◯コをあいつらは・・・」
「尾崎先生?」
担任の先生が二ッッッコリと笑いながら尾崎先生の名前を呼ぶと、尾崎先生は慌てたようにポケットから両手を出して背筋を伸ばした。
「違うんっすよ、俺のマ◯コというのは例えの話でして。
俺の嫁さん事態がマ◯コだという話ではなくてですね?
男というのはみんな1日中マ◯コのことを考えながら生きている生き物である以上、俺の嫁さんのことをあいつらは絶対にマ◯コだと思いながら見ているわけでして・・・」
言葉を切った尾崎先生がハッとした顔になった。
「それって、俺の嫁さん事態がマ◯コって話になるじゃねーか!!!!」
尾崎先生の叫びには教室中が大きな笑いで包まれた。
これはきっと、私ではなく”マナリー“のことを助けてくれたのだと思い、”マナリー“のことを見た。
「よく言い返さなかったね?
それが出来るくらい強い子なのに。」
「私って強すぎるから、それで相手が病気になって入院したら流石に可哀想だし。」
本気でそう言っているように見える”マナリー“には笑いながら、この強くもあり優しさも持っている”普通“ではない女の子に私の手を差し出した。
「私は加藤望。
増田財閥の分家である小関の”家“の秘書、加藤の“家“に生まれた加藤望。
私と”友達“になってくれませんか?」
”マナリー“は凄く驚いた顔をした後、凄く凄く嬉しそうな顔で笑った。
そして、私の手をギュッと握ってくれた。
「私は間中理衣。
ソっちゃんからは”マナリー“って呼ばれてる。
”やっぱり嫌だな“って思ったら、いつでも離れていいからね。」
そう言いながらも”マナリー“の手には力が入ったのを感じ、私は笑いながら伝えた。
「それは、私も同じ。」
そう答えて、私もマナリーの手をギュッと握り返した。
·
先生なのに両手をポケットに入れて、どこをどう見ても不良の立ち方だった。
「お前らくらいの時ってさ、みんな何かしら色々あるもんなんだよ。
俺も色々あってさ~、世界が一瞬で吹っ飛べば良いって毎日思ってた。」
”何があっても助けないで“
そう伝えていたのに、尾崎先生は普通にそんなことを私と“マナリー“の方を見ながら言ってきた。
「でも、時間が経てばどうにかなることがこの世界には結構ある。」
”結構“と言った尾崎先生が、ニィッ···と笑って・・・
「だから今はどんなに苦しくても、自分の世界を吹っ飛ばさない程度にもがいてみろよ。
もがきながらも、時間が経てばどうにかなってると今は信じておけ。」
笑顔を消した尾崎先生が険しい顔でみんなのことを見渡した。
「でも、人のモノは取ろうとするなよ!?
そんな幼稚園児でも知ってることは絶対にするなよ!?
結婚したんだからあいつのマ◯コは俺のモノに決まってるのに、俺のマ◯コをあいつらは・・・」
「尾崎先生?」
担任の先生が二ッッッコリと笑いながら尾崎先生の名前を呼ぶと、尾崎先生は慌てたようにポケットから両手を出して背筋を伸ばした。
「違うんっすよ、俺のマ◯コというのは例えの話でして。
俺の嫁さん事態がマ◯コだという話ではなくてですね?
男というのはみんな1日中マ◯コのことを考えながら生きている生き物である以上、俺の嫁さんのことをあいつらは絶対にマ◯コだと思いながら見ているわけでして・・・」
言葉を切った尾崎先生がハッとした顔になった。
「それって、俺の嫁さん事態がマ◯コって話になるじゃねーか!!!!」
尾崎先生の叫びには教室中が大きな笑いで包まれた。
これはきっと、私ではなく”マナリー“のことを助けてくれたのだと思い、”マナリー“のことを見た。
「よく言い返さなかったね?
それが出来るくらい強い子なのに。」
「私って強すぎるから、それで相手が病気になって入院したら流石に可哀想だし。」
本気でそう言っているように見える”マナリー“には笑いながら、この強くもあり優しさも持っている”普通“ではない女の子に私の手を差し出した。
「私は加藤望。
増田財閥の分家である小関の”家“の秘書、加藤の“家“に生まれた加藤望。
私と”友達“になってくれませんか?」
”マナリー“は凄く驚いた顔をした後、凄く凄く嬉しそうな顔で笑った。
そして、私の手をギュッと握ってくれた。
「私は間中理衣。
ソっちゃんからは”マナリー“って呼ばれてる。
”やっぱり嫌だな“って思ったら、いつでも離れていいからね。」
そう言いながらも”マナリー“の手には力が入ったのを感じ、私は笑いながら伝えた。
「それは、私も同じ。」
そう答えて、私もマナリーの手をギュッと握り返した。
·
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
サディストの飼主さんに飼われてるマゾの日記。
風
恋愛
サディストの飼主さんに飼われてるマゾヒストのペット日記。
飼主さんが大好きです。
グロ表現、
性的表現もあります。
行為は「鬼畜系」なので苦手な人は見ないでください。
基本的に苦痛系のみですが
飼主さんとペットの関係は甘々です。
マゾ目線Only。
フィクションです。
※ノンフィクションの方にアップしてたけど、混乱させそうなので別にしました。
性欲の強すぎるヤクザに捕まった話
古亜
恋愛
中堅企業の普通のOL、沢木梢(さわきこずえ)はある日突然現れたチンピラ3人に、兄貴と呼ばれる人物のもとへ拉致されてしまう。
どうやら商売女と間違えられたらしく、人違いだと主張するも、兄貴とか呼ばれた男は聞く耳を持たない。
「美味しいピザをすぐデリバリーできるのに、わざわざコンビニのピザ風の惣菜パンを食べる人います?」
「たまには惣菜パンも悪くねぇ」
……嘘でしょ。
2019/11/4 33話+2話で本編完結
2021/1/15 書籍出版されました
2021/1/22 続き頑張ります
半分くらいR18な話なので予告はしません。
強引な描写含むので苦手な方はブラウザバックしてください。だいたいタイトル通りな感じなので、少しでも思ってたのと違う、地雷と思ったら即回れ右でお願いします。
誤字脱字、文章わかりにくい等の指摘は有り難く受け取り修正しますが、思った通りじゃない生理的に無理といった内容については自衛に留め批判否定はご遠慮ください。泣きます。
当然の事ながら、この話はフィクションです。
男友達を家に入れたら催眠術とおもちゃで責められ調教されちゃう話
mian
恋愛
気づいたら両手両足を固定されている。
クリトリスにはローター、膣には20センチ弱はある薄ピンクの鉤型が入っている。
友達だと思ってたのに、催眠術をかけられ体が敏感になって容赦なく何度もイかされる。気づけば彼なしではイけない体に作り変えられる。SM調教物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる