【完】ロリコンエロ親父(法務部長)から、ヘソ曲がりのおヘソを探されることになった※ロリコンではありません

Bu-cha

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あとがき



2022.6.16~6.24



『ムラムラムラムラモヤモヤモヤモヤ今日も秘書は止まらない』
莉央の物語で登場した樹里と、莉央のお兄ちゃん陸の物語でした。



『可愛いお嫁クンが私を女の子にしてくれる時』
夏生も登場し・・・



『わたしを見て触ってキスをして恋をして』
吉岡先生もまた登場!!
そして、華麗な親族として他のメンバーも。



『大きなアナタと小さなわたしのちっぽけなプライド』
も見てみてくださいね。




莉央の物語で登場した樹里。
最初の登場からインパクトが強すぎて。
莉央の物語でも、一部のページは樹里中心で莉央が考えているくらい存在感の強い子でした。



莉央の物語のお相手さんと同じくらい、わたしは樹里に幸せになってもらいたいと思っていました。
だって、大学3年生まであんな格好をして、莉央に見付けてもらうのを待っていたような子だったから。



相手が誰になるかな?と思っていたら、まさかの陸でした。
莉央の物語で1度だけ名前が出て来たんです。
今回、途中で気付いた読者様たぶんいらっしゃいますよね。



“嬉しい時にも涙が出る”
彼女がいるのにそれを知らない陸との物語で。



樹里の大学時代、陸がこんなに樹里のことが大好きなのに、なんで付き合わないのか謎でした。
てっきり、弁護士だから樹里が社会人になるのを待っているのかと思って。
二十歳越えてるのに真面目だなとか呑気に考えていたら・・・



付き合ったら物足りない男だったから、という理由でしたね。



今回も、陸の一部がモデルになったであろう人が。
見た目などは、完全にゼミの同期。
高校から一緒で高校の時は“王子”と言われていました。見た目はそのまんま。
中学からやっていた陸上を、高校でも大学でも続けていました。



高校の時は、陸上部の女の子と歩いている時に向こうから話し掛けられて、それは覚えているのですが・・・わたしが何か面白いことを言ったらしいです。
内容は最後まで教えてくれませんでした。




大学でゼミが一緒になってからは、とにかくわたしのことを面白がって。
法学部だったので周りは固い頭の子達が多い中、少し変わったゼミに入っていて。
ゼミの教授からもわたしの発言や意見は面白がられていて、同期で勉強会を週に何回か開くと必ずその男子だけが大笑いしていました。



お互いに彼氏と彼女がいたので変なアプローチをしてこない代わりに・・・
「結婚しよう」を毎日のように言われましたね。
みんなの前でサラッと言うので、わたし含め周りも「また始まった」となるだけでしたが。



大学を卒業してからは、向こうは大学院に通っていて。
ゼミの他の男子含め会った時も「結婚しよう」発言が続いていましたが、向こうに彼女も常にいたのでやっぱり変なアプローチはしてきませんでした。



たまに向こうの家の近くに来ている時は、どこから情報を聞いたのかすぐに連絡が来て、何回か2人で飲みにも行きましたが、彼女がいる人とかわたしが無理なので・・・向こうもそれは“知ってる”と言っていたので何事もなく。



その男子は滅茶苦茶有名な大企業から内定を貰ったのですが、悩んでいたらどんどん給与を上げた条件を提示され、新卒ではあり得ない金額になっていましたね。
法務部での内定になりました。



1年間は店舗での配属になり地方に行ったのですが、その期間のアプローチが1番凄かったですね。彼女を作らなかったらしく。
会えないので主にメールでしたが。
会えないのでわたしは付き合えませんでしたが。
こっちに夏休みで会う時もゼミの他の男子含め会っていたので、2人きりではなく。
相変わらず「結婚しよう」発言は止まりませんでしたが。



そんな男子の一部がモデルになったみたですね。



そして、肝心な“付き合ったら、物足りない男”部分・・・。



これは、バイト先の男の人です。
莉央の物語でのあとがきでも書いたのですが、わたしが休憩に入るとキッチンの男性陣が仕事を放棄して裏に来てしまう騒動・・・。
こういうこともあり、他の女の子とのこともあるので、絶対に連絡先を交換しないのと2人きりで遊ばないと心に決めていたのですが。



その男の人はコミュニケーションの塊みたいな人で、物凄く面白くて。
面白すぎて、その人がいる日のバイトはみんな楽しそうにしていました。
わたしもその1人だったし、お互いの家がすぐ近くだったのでシフトが合えば毎回送ってくれて。



毎回わたしのマンションの前で2時間くらい話してました。
わたしがこの人とだけ仲良くしているのはバイト先で有名で、わたしがシフトの日はこの人もシフトがなくてもよく来て、休憩中に話したりまた家まで送ってくれたり。



お客さんでもわたしの熱狂的なファンみたいなオジサンが結構いて、誕生日付近になると大きな花束や高額な商品券など渡されるのですが(普通のレストランです)。
それを大学のOBでもあるマネージャーが毎回心配していて。



マネージャーの彼女でもある先輩が、その男の人と3人になった時に「もう付き合っちゃいなよ」と言って。



わたしが固まっていると、男の人がジッと見てきて「俺は付き合いたいけど、Bu-chaちゃんが無理でしょ?」と言ってきて。
付き合いたくはないと思ってるのがバレていましたね。
わたしは本当に彼氏とかいらなくて。
女友達と遊ぶのが楽しすぎたし、家族仲も良くて、片方の親が死んでしまいそうになるまでは彼氏の枠が存在していませんでした。



わたしが黙っていると、その男の人が困ったように笑って、
「俺、付き合うと物足りない男ってよく言われるから、付き合わない方がいいな!」
と、言われたことを・・・



急に陸が言い出してから、思い出しました。



樹里と付き合えない理由が、まさかそんなことだとは知らず・・・。
わたしの物語は本当に毎回あらすじがなくて。



わたしが文字を打っているので“作者”みたいになっていますが、登場人物達の物語を追っているだけなので“作者”とも違うので・・・今回も驚きました!!!



そして、樹里の勘違い!!!



わたしは浮気とか不倫は絶対にあり得ないので、陸は違うとすぐに分かりましたが・・・。



樹里は口は良くないから、肝心なことを聞かないし。



わたしも“目”が良い方なので、人事部の部長として中途採用ではよく見えました。
扉を開けた瞬間、見えます。



ただ、わたしは“口”も良いので、樹里ほどは見えなくて。
新卒の方はあまり見えません。
新卒の方は人材系の大手企業出身の、わたしが面接をして就任してもらった、グループ会社の社長に同席してもらっていました。



前の会社でも優秀だった40代の男性だったんですが、転職の決め手が“わたし”だと公言していて。



“人を掌握する天才”と毎回言ってくれていて。



でも、わたしが面接をせず就任したグループ会社の社長もいるので、その社長達からはわたしは最初は良く思われていませんでした。
20代でしたし。



そんな若いわたしが、1番上の社長にかわって細々何か言ってくるのが気に食わない社長も多くて。



1番上の社長に何人かの社長が、社長だけの会議でわたしのことを指摘というか悪口というか・・・そういうのを言ったそうで。



その時、1番上の社長が“副社長”みたいなことを言ったらしいです。



「あいつの“目”は俺の“目”でもあり、あいつの“口”は俺の“口”でもある。
俺から言われてると思って、あいつの言う通りにしておけ。」



そんなことを言ったらしく、後で人材系の社長が面白そうに教えてくれました。
文句を言っていた社長達も、後から仲良くなり笑い話になりました。




あとは、樹里の書道。
「ブレてない良い字」これは、わたしがオバに言われました。
父方のオバは書道の有名な人で、いくつかの一般企業で上層部にいた人で。




結婚せず、親族の中では変わり者として扱われていて。
性格もキツくて、わたしの母も苦手なのであまり会わなかったのですが。




オバは、本当の意味で“色々と見える”人らしいです。
この話は父は嫌がるのですが、“怖い人でもある”と、それだけいつも言います。




母が言うには、小さな頃から近所で有名で、都会に住んでいるのに、地方からでも何人もお寺?系の人達から連れて行かれそうになったらしいですね。
ちなみに、母と結婚することを大反対したらしいです。
父は母と結婚したことで、途中からある意味大変な人生になっているので。




わたしは結構難しい子どもだったので、母から「結婚出来るか心配」と言われていて。
でも、オバだけはわたしを見ても、優しく「ウェディングドレス姿が楽しみね」と会う度に言っていました。



あと、小学校低学年の頃は書写では毎回金賞を貰っていて、習字になってからも中学3年生まで毎回金賞だったんです。




書道は習っていなかったのですが、祖母が地方の学校の校長先生で国語を担当していた人で。
お正月だけ、その時だけ書道を教えてくれていただけで。
毎年金賞なのが申し訳ないくらい、習っている人よりは上手くないのに金賞で。



オバに会った時にその話をしたら、「ここに字を書いてみて」と言われボールペンで字を書いたら、言われました。
「ブレてない良い字だね。」と。



今回は、そんなオバとの話も入ってきたのかなと思います。



それと、陸のM&Aの話。
わたしはいくつかの部署を立ち上げたり、部長を兼務していたのですが。
1番最初に立ち上げた・・・というか、立ち上げ直したのがM&Aの補助をする部署でした。



1番上の社長が外部委託ではなく社内で一括でやりたいということで、中途採用を自分で採用し自分で指示を出しやっていたのですが、2年経っても軌道に乗らなくて。



全然意味が分からないのですが、当時営業だったわたしに直接声が掛かり・・・。
可愛がってくれている直属の上司がかなり粘ってくれたのですが、無理で。



上手くいっていないその部署を一回解体し、1番上の社長と立ち上げ直しました。
半年間は、最終的に50社以上をわたし1人で回したのですが・・・
冗談抜きで睡眠時間2時間くらいでした。
営業と分野が違い過ぎたので、未知の世界で。



半年経ってやっと他の社員を採用して、わたしが部長のままその後は半年ちょっと兼務という形で、他の部署の立ち上げなどもしていて。



また、20代後半で転職した先では、もっと色んな業種のM&A案件も担当している代表のすぐ下で働いていたので、陸の仕事内容が広がりすぎたらどうしよう・・・と不安でしたが、あのくらいで落ち着きホッとしました。




今回、樹里は“口”は良くないため、わたしにも上手く伝えてくれないので物語を追うのが大変でした。
“可愛い”がどう見えているのか、最後まで謎のまま。




莉央みたいなタイプの方が状況説明や心情を上手に見せてくれるので、そっちの方が追いやすいですね・・・。




秘書課1のブスには笑いましたけど。
社長室3号の人も言っていたのですが、秘書課の人達は昔から性格悪そうな人達だったんですよね。
しかも、3号の人の旦那さんまで出て来て・・・。
社長室ロボットシリーズは完結しないままなのに、どうなるのか・・・。




毎回毎回そうなのですが、今回も無事に完結出来てよかったです。
最後までありがとうございました。
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