【完】ロリコンエロ親父(法務部長)から、ヘソ曲がりのおヘソを探されることになった※ロリコンではありません

Bu-cha

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お父さんの仏壇の前、陸と並び2人で手を合わせる。
家を出る前はいつもこうしている。




「樹里・・・本当に指輪、死ぬギリギリまで保留なのか?」




「うん。だって、ちゃんと繋がってるし。」




そう言って、お父さんの仏壇・・・優しく笑っているお父さんの写真を見る。
そこには、ホワイトデーにお母さん経由で貰った陸からのキャラメル2つ・・・。





そして・・・






「「“赤い糸は繋がっている”」」





陸と同時に言って、2人で笑った。





お父さんの写真の横、そこに立ててある写真立ての中・・・
前に樹里がメモ用紙を破って書いた“赤い糸”の紙が。






そこに、樹里の左手を並べる・・・






そうすると、陸も左手を並べる・・・







これを、毎朝やっている。








「大丈夫なの、ちゃんと繋がってるから。
樹里には左手の薬指より小指の方が大切だから。」



「無理矢理、俺が繋げたんだけどな・・・」



「違う。元々繋がってた。
あの日・・・小学校4年生で出会った時から、元々繋がってた。
樹里にはそう見えたから。」



「“目”が良い樹里がそう言うなら、そうなんだうな。」
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