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「知らねーぞ・・・?
男の家にのこのこついてきて。
なんとか先生が言ってただろ?」
陸がそう言いながら、家の中に上げてくれた。
「母さんもいねーからな?」
「さっきも聞いたよ。
お父さんの単身赴任先に行ってるんでしょ?」
陸が困ったように笑って、頷いた。
そんな陸に樹里は笑いながら、ジャケットを返す。
「ありがとう。」
「どういたしまして・・・。」
陸は困った顔のまま、ジャケットを脱いだ樹里の姿を上から下まで・・・ゆっくりと視線を移し・・・
また顔に戻ってくる頃には、真剣な顔になっていた。
そして、陸がゆっくりと樹里に近付き、片手を樹里の腰に回し自分の胸に引き寄せ・・・
片手で樹里の長い髪の毛に、サラッと指を通す。
「こんなにサラサラなんだな・・・」
「うん・・・」
その手を、樹里の頬に持ってきた・・・。
樹里を真剣な顔で見下ろす・・・
そんな陸を、樹里も見上げる・・・
陸が小さく息を呑み、その後ゆっくりと口を開いた・・・
「俺と・・・付き合ってほしい・・・。」
「うん・・・」
「俺さ・・・」
「樹里のこと、大好きだもんね・・・?
出会った時から、ずっと・・・。」
陸は驚いた顔で樹里を見た後、大笑いしながら両手で強く抱き締めた。
「もう、観念する。
ロリコンって言われても仕方ねーな!」
男の家にのこのこついてきて。
なんとか先生が言ってただろ?」
陸がそう言いながら、家の中に上げてくれた。
「母さんもいねーからな?」
「さっきも聞いたよ。
お父さんの単身赴任先に行ってるんでしょ?」
陸が困ったように笑って、頷いた。
そんな陸に樹里は笑いながら、ジャケットを返す。
「ありがとう。」
「どういたしまして・・・。」
陸は困った顔のまま、ジャケットを脱いだ樹里の姿を上から下まで・・・ゆっくりと視線を移し・・・
また顔に戻ってくる頃には、真剣な顔になっていた。
そして、陸がゆっくりと樹里に近付き、片手を樹里の腰に回し自分の胸に引き寄せ・・・
片手で樹里の長い髪の毛に、サラッと指を通す。
「こんなにサラサラなんだな・・・」
「うん・・・」
その手を、樹里の頬に持ってきた・・・。
樹里を真剣な顔で見下ろす・・・
そんな陸を、樹里も見上げる・・・
陸が小さく息を呑み、その後ゆっくりと口を開いた・・・
「俺と・・・付き合ってほしい・・・。」
「うん・・・」
「俺さ・・・」
「樹里のこと、大好きだもんね・・・?
出会った時から、ずっと・・・。」
陸は驚いた顔で樹里を見た後、大笑いしながら両手で強く抱き締めた。
「もう、観念する。
ロリコンって言われても仕方ねーな!」
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