【完】ロリコンエロ親父(法務部長)から、ヘソ曲がりのおヘソを探されることになった※ロリコンではありません

Bu-cha

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「物足りないって、何?」



「俺が知りてーよ・・・。」



「誰に言われたの?」



「結構言われた。」



「前の彼女達・・・?」



「そうだな・・・。」




不貞腐れた顔のまま、樹里が俺を見る。




「凄い好きな子と付き合ってないからでしょ?」



「そうか?結構好きだったけどな。」



「結構って、凄いじゃないでしょ。」



「それは、そうだな。」



「陸って優秀な頭なのに、自分の気持ちも分からないの?」



「樹里は“目”は良いけど、そういえば“耳”は悪かったな。」




俺がそう言うと、樹里が可愛い顔で首を傾げている。
前から・・・ずっと昔から樹里は可愛いが、今日は・・・



今日は・・・








「樹里・・・っ」





樹里の肩を強く引き寄せ、すぐに唇を重ねた・・・。





幸せで、また泣いた・・・。






地獄に行くまで、この世では二度と触れる権利がないと思っていた樹里の唇に・・・また、触れられた・・・。





いつもはされるがままの樹里も、今日は可愛く俺に応えてくれる・・・。






そんな樹里を抱き締める・・・。






強く、強く・・・






夜が明けて地獄が終わっても、一緒にこの世に戻れるように・・・。
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