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「お金、全然貯められなくて・・・。
他のバイトも探して、面接行ったりしたの。
でも、樹里・・・やっぱり敬語だと話せなくなる。」
「そうか・・・。」
「そこは、ブレたくてもブレられなかった。
だって、樹里・・・口は良くないから。」
エロ親父が少し面白そうに笑ってから、樹里の頭をポンッとした。
「“時期”じゃなかったみたい。」
「時期?」
「無理してる時は、時期じゃないんだって。
さっき吉岡先生が言ってた。」
「吉岡先生、結構良いこと言うな。」
「だから、その男子の家に行くのもやめとけって言ってた。
男の家にのこのこついていくなって。」
「吉岡先生・・・素晴らしい先生じゃねーか。」
「お姉ちゃんのことも教えてたみたい。
卒業してから結構経つのに、血も繋がってないのに・・・樹里をチラッと見ただけで・・・お姉ちゃんと結び付けてた。」
「吉岡先生も目が良いのかもな。」
「そうじゃないと思う。
凄い“先生”だからだと思う。
“吉岡先生”は、凄い、“先生”だった。」
他のバイトも探して、面接行ったりしたの。
でも、樹里・・・やっぱり敬語だと話せなくなる。」
「そうか・・・。」
「そこは、ブレたくてもブレられなかった。
だって、樹里・・・口は良くないから。」
エロ親父が少し面白そうに笑ってから、樹里の頭をポンッとした。
「“時期”じゃなかったみたい。」
「時期?」
「無理してる時は、時期じゃないんだって。
さっき吉岡先生が言ってた。」
「吉岡先生、結構良いこと言うな。」
「だから、その男子の家に行くのもやめとけって言ってた。
男の家にのこのこついていくなって。」
「吉岡先生・・・素晴らしい先生じゃねーか。」
「お姉ちゃんのことも教えてたみたい。
卒業してから結構経つのに、血も繋がってないのに・・・樹里をチラッと見ただけで・・・お姉ちゃんと結び付けてた。」
「吉岡先生も目が良いのかもな。」
「そうじゃないと思う。
凄い“先生”だからだと思う。
“吉岡先生”は、凄い、“先生”だった。」
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