【完】ロリコンエロ親父(法務部長)から、ヘソ曲がりのおヘソを探されることになった※ロリコンではありません

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「お子ちゃまは？樹里だっけ？
好きな奴いるの？」



「いるよ。凄い好きな子。
大きくなったら・・・絶対に迎えに行く。
その前に見付けてもらえたら、その場でプロポーズする。」



「すげーな・・・。
今・・・離れてるのか？」



「うん・・・。
お姉ちゃんにも、お姉ちゃんの人生があるからって・・・お兄ちゃんが言ってた。」



「お姉ちゃん？」



「樹里は、お姉ちゃんが好きなの。
大好きなの。
だから、大きくなったらお姉ちゃんと結婚する。」



「お姉ちゃん、か・・・。」



「お姉ちゃんとは血が繋がってないから、どこかの国なら結婚できたりするって・・・学校の先生が言ってた。」



「血、繋がってないのか。」



「戸籍っていうのも違うし、血も繋がってないから・・・お姉ちゃんと本当の家族になるには、結婚するしかないから。」



「お姉ちゃんが、大好きなんだな。」



「うん・・・でも、お姉ちゃんは樹里じゃない人が好きなの。」




そう言いながら、お姉ちゃんから貰った赤いリボンがついたヘアゴムを右手で触る。




そこからスルッと長い髪の毛を指で滑らせ、右手の人差し指に巻き付けた。
寝癖も直した髪の毛・・・樹里の髪の毛は細くてサラサラで・・・





それは、糸みたいだった・・・。