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「最近、書道でぶつけてねーの?」


「うん・・・」



陸に腕枕をされながら、返事をする。
最近、頭の中でぶつけることが増えて・・・書道でぶつけることはなくなっていた。




「陸が会社を辞めたら、また始めると思う。
地獄に行くまで、ずっと・・・。」



「地獄でも、樹里と一緒なら楽しいだろうな。」



「うん・・・。樹里も、楽しみ・・・」




楽しみ・・・




早く、地獄に行きたい・・・。




早く、地獄に行きたい・・・。




自分の左手を見ながら・・・




重くなった瞼を、閉じた・・・。
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