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男の人から謝られ、その顔は樹里のことを“可哀想”と言っていた。
樹里は全然“可哀想”じゃないのに、“可哀想”と言っていた。
いつもだったら何か嫌味を言いたくなるけど、今日は色々なことがありすぎて・・・
そんな元気すら、なさそう。
お昼ご飯も全て吐き出してしまったし。
なんだか・・・
少しだけ・・・
少しだけ・・・
疲れたかもしれない・・・。
そんなことを思いながら、人事部までの廊下を歩いていた、
その、時・・・
樹里の頭をポンッとされた。
見上げてみると、ロリコンエロ親父が・・・いた。
樹里の顔を見下ろした後、面白そうな顔で笑って・・・
「お子ちゃまだな!」
そんなことを言って・・・
手を差し出してきたから、
反射的に手を出した・・・。
「キャラメル・・・」
手に乗ったキャラメルを見て、呟いた。
「頑張りすぎるなよ!
今日は定時に帰れ!」
樹里は全然“可哀想”じゃないのに、“可哀想”と言っていた。
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なんだか・・・
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その、時・・・
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「お子ちゃまだな!」
そんなことを言って・・・
手を差し出してきたから、
反射的に手を出した・・・。
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「頑張りすぎるなよ!
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