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第78話 最終回 美沙希とカズミの日
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文化祭2日目。
美沙希はずっとカズミと一緒に過ごした。
一緒に教室の番をし、一緒に校内をめぐり、一緒にたこ焼きやおでんを食べ、コーヒーを飲み、一緒に笑った。
素敵な時間だった。
楽しかった。
夜になり、後夜祭が始まった。
ファイアストーム。
大きな焚き火を囲んで、生徒たちが踊っている。
「焚き火、きれいだね」
「うん。でも、美沙希の方がもっときれいだよ」
「そうかな?」
「そうだよ」
カズミは熱い視線を美沙希に送っている。
美沙希はその熱さを意識していた。
「私はね、ずっと人間が怖かったの」
「うん。わかっているよ」
「お母さん以外に怖くないと思えたのは、カズミだけ」
「うれしいな。そう思ってもらえて」
「私はそんな人間だから、恋愛ってよくわからないの」
「うん……」
「カズミは、恋愛的な意味で、私を好きなんだよね?」
「そうよ。あなたを愛している。大好きなの」
カズミの視線が熱さを増した。
美沙希の頬が赤くなった。
「私もカズミが大好き。カズミなしでこれから生きていくなんて考えられない。私はたぶん、すごく強い友情をあなたに抱いているんだと思う。これが愛かどうかは、私にはわからない」
「それでいいよ。あたしと一緒に生きて」
「あなたの愛の形を尊重したいと思う。でも私は同じ形の愛をあなたに与えることはできないかもしれない。それでもいいの?」
「いいよ。同じ形の愛なんて求めない。愛の形は人の数だけある。それでいい。それだからこそいいんだよ!」
夜空は暗くなっていた。しかし、そこには満月が輝き、たくさんの星々が瞬いていた。
世界は大きく、未来は果てしなかった。
「踊ろう、美沙希」とカズミが言い、手を伸ばした。
「うん」美沙希はその手を取った。
ふたりは炎のそばでダンスをした。
「ダンスもいいんだけどさあ」
踊り始めてすぐに、美沙希が言った。
「裏林の池に、夜釣りに行こうよ。夜には大物が釣れるんだよ」
「本当に釣り好きだねえ」
「ふふっ、カズミより好きかも」
「妬けるなあ。西湖ちゃんより強敵だよ!」
ふたりは池へ行った。
その夜、美沙希は初めて50アップのブラックバスを釣った。
美沙希はずっとカズミと一緒に過ごした。
一緒に教室の番をし、一緒に校内をめぐり、一緒にたこ焼きやおでんを食べ、コーヒーを飲み、一緒に笑った。
素敵な時間だった。
楽しかった。
夜になり、後夜祭が始まった。
ファイアストーム。
大きな焚き火を囲んで、生徒たちが踊っている。
「焚き火、きれいだね」
「うん。でも、美沙希の方がもっときれいだよ」
「そうかな?」
「そうだよ」
カズミは熱い視線を美沙希に送っている。
美沙希はその熱さを意識していた。
「私はね、ずっと人間が怖かったの」
「うん。わかっているよ」
「お母さん以外に怖くないと思えたのは、カズミだけ」
「うれしいな。そう思ってもらえて」
「私はそんな人間だから、恋愛ってよくわからないの」
「うん……」
「カズミは、恋愛的な意味で、私を好きなんだよね?」
「そうよ。あなたを愛している。大好きなの」
カズミの視線が熱さを増した。
美沙希の頬が赤くなった。
「私もカズミが大好き。カズミなしでこれから生きていくなんて考えられない。私はたぶん、すごく強い友情をあなたに抱いているんだと思う。これが愛かどうかは、私にはわからない」
「それでいいよ。あたしと一緒に生きて」
「あなたの愛の形を尊重したいと思う。でも私は同じ形の愛をあなたに与えることはできないかもしれない。それでもいいの?」
「いいよ。同じ形の愛なんて求めない。愛の形は人の数だけある。それでいい。それだからこそいいんだよ!」
夜空は暗くなっていた。しかし、そこには満月が輝き、たくさんの星々が瞬いていた。
世界は大きく、未来は果てしなかった。
「踊ろう、美沙希」とカズミが言い、手を伸ばした。
「うん」美沙希はその手を取った。
ふたりは炎のそばでダンスをした。
「ダンスもいいんだけどさあ」
踊り始めてすぐに、美沙希が言った。
「裏林の池に、夜釣りに行こうよ。夜には大物が釣れるんだよ」
「本当に釣り好きだねえ」
「ふふっ、カズミより好きかも」
「妬けるなあ。西湖ちゃんより強敵だよ!」
ふたりは池へ行った。
その夜、美沙希は初めて50アップのブラックバスを釣った。
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