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手紙
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私は父への手紙を書いた。
蜀総帥である父から、ときどき益州のことを報告せよ、と命じられている。
敬愛する父、劉備玄徳様。
私は蜀副総帥益州刺史として、忙しい日々を過ごしています。
部下の話を聞き、数多くの決裁を下し、剣と乗馬の鍛錬をしております。武術の師は、王平です。
寛大な副総帥であろうと努めていますが、父上には遠くおよばぬことでしょう。
父上はいつか追いつきたい目標です。
龐統と法正は益州の内政を整備する仕事で大忙しです。州内の人口を把握し、公平な徴税と徴兵を行っています。
彼らのおかげで、益州軍は二十一万の兵力となりました。
新兵は六万で、魏延、馬忠らが調練をしています。
魏との戦いを見据えて、今後さらに兵力を増強していく予定ですが、民に大きすぎる負担を強いることはできません。
州内の生産力を伸ばすことが、軍の増員にもつながると考えています。富国強兵。
益州内の視察の旅をしました。
郡太守の趙雲、馬超、李厳、孟達、蔣琬、董允は、郡を栄えさせ、兵を強くすべく、日々努力してくれています。
費禕と張松は、異民族対策に苦労しています。当分の間、融和政策を実施していく方針です。
魏が長安に兵力を集中させています。
対抗措置として、こちらは漢中郡の軍事力を増強しました。趙雲のもとへ、馬岱を派遣しました。
魏が攻め込んできたら、全力で打ち払います。
いつかは益州から魏へ攻め込みたいですが、いまは足元をかためるときであると思っております。
父上のご健康を祈っています。
使者に手紙を託した。
仕事を終えると、張哀の部屋へ行った。
彼女が侍女とともに夕食の用意をしてくれていた。
炊き立ての白米の他に、見慣れぬ料理が食卓に置かれている。白と茶と緑の彩りが混ざった料理だ。
食べてみると、辛くて舌が痺れた。しかし、旨味も大きく、箸が止まらなくなった。
米との相性がいい。旨辛い料理を食べ、白米をもりもりと食べた。
「哀、この料理は初めて食べるが、辛いな。しかし、とても美味しい」
「蜀郡の名物料理で、山椒豆腐というのです。豆腐、挽き肉、韮を油で炒め、山椒と味噌で味付けしたものです」
「気に入った。これからも、ときどき食べたい」
「禅様に喜んでもらえて、とてもうれしいです」
「私も、哀に美味しいごはんをつくってもらえて、うれしい」
張哀が微笑んだ。
私の婚約者は、とても可愛い。
朝起きて、張哀の手料理を食べ、益州刺史室へ行く。
王平と数名の護衛が、常に私を守っている。
暗殺を警戒。小覇王と呼ばれた孫策は、龍のごとき勢いがあったが、暗殺されて、天下への道が閉ざされたと聞いている。
魏延が部屋に入ってきた。
「若君、報告があります」
私は魏延の目を見て、傾聴の姿勢になった。
「夏候淵配下の長安の兵力が七万となり、さらに増えていく様相を見せています。張郃や徐晃といった将軍が、夏候淵に従っています」
「警戒すべき事態であるな」
「はい。長安から漢中郡へ最短の道は、子午道です。郿や五丈原を経由する斜谷道、陳倉を経由する箕谷道からの侵攻もあり得ます。いずれも南鄭へ至ります」
「南鄭まで攻め込まれるのは避けたい」
「忍凜に命じ、引きつづき夏候淵軍の動向を探ります」
「頼むぞ、文長」
目礼して、魏延は刺史室から出ていった。
次に、龐統と法正がともに入室してきた。
「おはようございます、劉禅様」
「おはよう、龐統、法正」
「費禕と孟獲の話し合いは順調に進んでいるようです」と龐統が言った。
「私もその報告は受けている」
「僚族の自治を認め、徴税と徴兵はしないことにしたと費禕が言い、孟獲はそれに感謝し、兵は出せないが、毛皮は差し出すと答えたそうです」
「それでよい。孟獲が叛乱を起こさなければ、よしとしよう」
異民族の話につづいて、農業の話題になった。
「今年の米は豊作です」と法正は言った。
中国南部の江水沿岸地帯では、米作が盛んである。益州の主食は米。
北部の河水沿岸では麦が主食だ。南北で食文化が異なる。
「魏が漢中郡へ攻めてくる怖れがある。兵糧をたくわえておいてほしい」
「南鄭に食糧を備蓄しましょう。その余力はあります」
「趙雲と相談し、実施してほしい」
「はい」
午前中に多くの武官や文官と話し合い、午後には成都城内の広場で、武芸の鍛錬をした。
王平は、私に体力をつけさせるため、ひたすら走らせた。
そして、木刀の素振り。
馬に乗り、ぐるぐると広場を駆ける。
単調な訓練だが、きちんと基礎をかためることが大切です、と王平は言う。
私は王平を信じ、自分を鍛えつづけている。
父からの手紙が届いた。
愛する息子、禅よ。
益州刺史のつとめを立派に果たしているようだな。
これからも、さらに励め。
荊州の常備軍の兵力は、二十六万となった。
関羽と張飛は、すぐにでも魏へ攻め込もうとはやっておるが、孔明は時期尚早と言っておる。
益州の民政が安定するのを待ち、荊州軍と益州軍による同時北伐を敢行しようというのが、孔明の意見である。
わしはふたつの意見を受け止め、考えつづけておる。
夏候淵が漢中郡を攻撃しようとしているのは、まちがいない。
わしは曹操の動向を見て、動こうと考えておる。
曹操が鄴にとどまっている場合は、わしも動かぬ。
もし曹操が直接指揮して漢中を攻撃する事態になったら、荊州軍は隙をついて、洛陽へ進撃するつもりじゃ。
夏候淵だけなら、益州軍の力で打ち払え。
健闘を祈る。
追伸
孫権は食えぬやつじゃ。
蜀と同盟していながら、曹操とも通じておる。
曹操は、呉が荊州を攻めるなら、合肥をくれてやるという内容の手紙を、孫権に届けておる。
孔明配下の間諜が、その情報を手に入れた。
荊州軍は呉軍へのそなえもしておく必要があり、全軍をあげて魏と戦うわけにはいかぬ。
むずかしい情勢である。油断大敵。
私は、油断大敵、という文字をじっと見つめた。
夏候淵を甘く見てはなるまい、と思った。
蜀総帥である父から、ときどき益州のことを報告せよ、と命じられている。
敬愛する父、劉備玄徳様。
私は蜀副総帥益州刺史として、忙しい日々を過ごしています。
部下の話を聞き、数多くの決裁を下し、剣と乗馬の鍛錬をしております。武術の師は、王平です。
寛大な副総帥であろうと努めていますが、父上には遠くおよばぬことでしょう。
父上はいつか追いつきたい目標です。
龐統と法正は益州の内政を整備する仕事で大忙しです。州内の人口を把握し、公平な徴税と徴兵を行っています。
彼らのおかげで、益州軍は二十一万の兵力となりました。
新兵は六万で、魏延、馬忠らが調練をしています。
魏との戦いを見据えて、今後さらに兵力を増強していく予定ですが、民に大きすぎる負担を強いることはできません。
州内の生産力を伸ばすことが、軍の増員にもつながると考えています。富国強兵。
益州内の視察の旅をしました。
郡太守の趙雲、馬超、李厳、孟達、蔣琬、董允は、郡を栄えさせ、兵を強くすべく、日々努力してくれています。
費禕と張松は、異民族対策に苦労しています。当分の間、融和政策を実施していく方針です。
魏が長安に兵力を集中させています。
対抗措置として、こちらは漢中郡の軍事力を増強しました。趙雲のもとへ、馬岱を派遣しました。
魏が攻め込んできたら、全力で打ち払います。
いつかは益州から魏へ攻め込みたいですが、いまは足元をかためるときであると思っております。
父上のご健康を祈っています。
使者に手紙を託した。
仕事を終えると、張哀の部屋へ行った。
彼女が侍女とともに夕食の用意をしてくれていた。
炊き立ての白米の他に、見慣れぬ料理が食卓に置かれている。白と茶と緑の彩りが混ざった料理だ。
食べてみると、辛くて舌が痺れた。しかし、旨味も大きく、箸が止まらなくなった。
米との相性がいい。旨辛い料理を食べ、白米をもりもりと食べた。
「哀、この料理は初めて食べるが、辛いな。しかし、とても美味しい」
「蜀郡の名物料理で、山椒豆腐というのです。豆腐、挽き肉、韮を油で炒め、山椒と味噌で味付けしたものです」
「気に入った。これからも、ときどき食べたい」
「禅様に喜んでもらえて、とてもうれしいです」
「私も、哀に美味しいごはんをつくってもらえて、うれしい」
張哀が微笑んだ。
私の婚約者は、とても可愛い。
朝起きて、張哀の手料理を食べ、益州刺史室へ行く。
王平と数名の護衛が、常に私を守っている。
暗殺を警戒。小覇王と呼ばれた孫策は、龍のごとき勢いがあったが、暗殺されて、天下への道が閉ざされたと聞いている。
魏延が部屋に入ってきた。
「若君、報告があります」
私は魏延の目を見て、傾聴の姿勢になった。
「夏候淵配下の長安の兵力が七万となり、さらに増えていく様相を見せています。張郃や徐晃といった将軍が、夏候淵に従っています」
「警戒すべき事態であるな」
「はい。長安から漢中郡へ最短の道は、子午道です。郿や五丈原を経由する斜谷道、陳倉を経由する箕谷道からの侵攻もあり得ます。いずれも南鄭へ至ります」
「南鄭まで攻め込まれるのは避けたい」
「忍凜に命じ、引きつづき夏候淵軍の動向を探ります」
「頼むぞ、文長」
目礼して、魏延は刺史室から出ていった。
次に、龐統と法正がともに入室してきた。
「おはようございます、劉禅様」
「おはよう、龐統、法正」
「費禕と孟獲の話し合いは順調に進んでいるようです」と龐統が言った。
「私もその報告は受けている」
「僚族の自治を認め、徴税と徴兵はしないことにしたと費禕が言い、孟獲はそれに感謝し、兵は出せないが、毛皮は差し出すと答えたそうです」
「それでよい。孟獲が叛乱を起こさなければ、よしとしよう」
異民族の話につづいて、農業の話題になった。
「今年の米は豊作です」と法正は言った。
中国南部の江水沿岸地帯では、米作が盛んである。益州の主食は米。
北部の河水沿岸では麦が主食だ。南北で食文化が異なる。
「魏が漢中郡へ攻めてくる怖れがある。兵糧をたくわえておいてほしい」
「南鄭に食糧を備蓄しましょう。その余力はあります」
「趙雲と相談し、実施してほしい」
「はい」
午前中に多くの武官や文官と話し合い、午後には成都城内の広場で、武芸の鍛錬をした。
王平は、私に体力をつけさせるため、ひたすら走らせた。
そして、木刀の素振り。
馬に乗り、ぐるぐると広場を駆ける。
単調な訓練だが、きちんと基礎をかためることが大切です、と王平は言う。
私は王平を信じ、自分を鍛えつづけている。
父からの手紙が届いた。
愛する息子、禅よ。
益州刺史のつとめを立派に果たしているようだな。
これからも、さらに励め。
荊州の常備軍の兵力は、二十六万となった。
関羽と張飛は、すぐにでも魏へ攻め込もうとはやっておるが、孔明は時期尚早と言っておる。
益州の民政が安定するのを待ち、荊州軍と益州軍による同時北伐を敢行しようというのが、孔明の意見である。
わしはふたつの意見を受け止め、考えつづけておる。
夏候淵が漢中郡を攻撃しようとしているのは、まちがいない。
わしは曹操の動向を見て、動こうと考えておる。
曹操が鄴にとどまっている場合は、わしも動かぬ。
もし曹操が直接指揮して漢中を攻撃する事態になったら、荊州軍は隙をついて、洛陽へ進撃するつもりじゃ。
夏候淵だけなら、益州軍の力で打ち払え。
健闘を祈る。
追伸
孫権は食えぬやつじゃ。
蜀と同盟していながら、曹操とも通じておる。
曹操は、呉が荊州を攻めるなら、合肥をくれてやるという内容の手紙を、孫権に届けておる。
孔明配下の間諜が、その情報を手に入れた。
荊州軍は呉軍へのそなえもしておく必要があり、全軍をあげて魏と戦うわけにはいかぬ。
むずかしい情勢である。油断大敵。
私は、油断大敵、という文字をじっと見つめた。
夏候淵を甘く見てはなるまい、と思った。
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