22 / 39
益州人事
しおりを挟む
蜀の副総帥となった私は多忙だった。
まず決めるべきは、益州の人事であった。
益州行政長官の龐統と益州軍師の魏延のふたりと話し合った。
「当然ながら、私は成都に駐在します。士元と文長にも、基本的には成都城で仕事をしてもらいます。もちろん、戦となれば、出征することになりますが」と私は話し始めた。
「わたくしは益州の富国強兵につとめます」と龐統は答えた。
「自分の仕事は、軍事の統括と作戦ですね」と魏延は言った。
「そうです。ふたりが益州の要です。頼みますよ。さて、幹部である趙雲、馬超、法正、張松、蔣琬、董允、費禕、李厳、孟達、王平、馬忠、馬岱の具体的な任務を決めなければなりません」
「重要な郡は、成都県のある蜀郡、魏との戦いの基地となるであろう漢中郡、江水流域であり、重要都市江州県のある巴郡ですな。この三郡の太守から考えてみませんか」
「漢中郡は軍事の最重要拠点です。趙雲殿ではいかがですか」
「趙雲には、成都にいてもらいたいですが、贅沢は言っていられませんね。では、彼は大将軍兼漢中郡太守となってもらいましょう」
「蜀郡太守は、誰にしますか」
「法正が適任ではないでしょうか。彼には成都にいてもらい、わたくしの仕事を手伝ってもらいたいですし」
「蜀郡の軍事は、文長にまかせれば、不安はありませんしね。法正でよいでしょう」
「次は、巴郡太守です」
「巴郡も、軍事の重要拠点です。荊州になにかあった場合の支援、万が一呉と戦争になった場合の基地となります。馬超殿に頼んではいかがでしょうか」
「文長、馬超殿は新参です。信用して大丈夫ですか。もし巴郡で叛乱でも起こされると、大変なことになりますよ」
「それは、自分にはなんとも言えません」
「士元、馬超を信頼し、重要な仕事を任せてみましょう。こちらが信頼しなければ、信頼してもらえません」
「そうですね。わたくしは、器量が小さい。もっと人を信じなければなりません」
「士元はそのままでよいのです。私は人を信じる。士元は人を疑う。それで、ちょうどよいのだと思います」
「はい」
「では、馬超は大将軍兼巴郡太守とします」
「蜀郡と漢中郡を結ぶ広漢郡も重要です。敵に漢中を突破された場合、成都を守る防衛線となります」
「太守は李厳将軍ではいかがですか。広漢郡は巴郡と隣り合っていて、馬超大将軍と李厳将軍が連携すれば、鉄壁の守りとなるでしょう」
「李厳なら、安心して任せられますね」
「北部四郡の太守は決まりましたね。中部の犍為郡の太守はどうしましょうか」
「王平がよいのではないですか。彼は信頼できる男です」
「王平は、引きつづき親衛隊長として、私の身近にいてもらいたいのです。孟達ではどうでしょうか」
「孟達ですか……」
龐統と魏延は不安そうな表情になった。
孟達は目立ちたがりで、誇り高すぎるところがあり、あまり好かれていない。
実は私も、孟達を一番信用していなかった。反骨の相は、魏延ではなく、孟達にある。裏切りの者の顔。
しかし孟達は、勇猛な将軍であり、おろそかにはできない。
犍為郡は、北へも南へも進出しにくく、監視しやすい地域でもある。
「文長、女忍隊に命じて、孟達の監視を怠らないようにしてください。よいですか」
「はい」
「孟達を犍為郡太守とします。彼も益州の将軍です。しっかりと働いてもらわなければなりません」
「南部四郡の太守はどうしましょうか。牂牁郡、越巂郡、益州郡、永昌郡」
「南部は、漢民族以外の異民族が多く住んでいる地域で、常に叛乱の危険があり、統治はむずかしいと思われます」
「張松、蔣琬、董允、費禕は優秀な文官であると法正から聞いています。彼らに任せてみませんか」
「あまり強力な将軍を置くと、かえって反発されるかもしれません。劉禅様のおっしゃるとおり、文官に任せ、ゆるやかに統治するのがよいかもしれません」
「では、彼らに任せましょう」
前世の記憶によれば、益州南部で孟獲の叛乱が起こり、諸葛亮が南征したことがある。
南部四郡の統治は、今後の課題となるであろう。
「馬忠と馬岱に役がありませんが、どうしますか」
「文長の直属の将軍としませんか。彼らは遊軍の長とし、いかようにも動けるようにしておくのです」
「それはよいですね。自分の手足となって動いてくれる将軍がほしかったのです」
「文長、若い馬忠と馬岱を強い将軍に育ててください」
「承知しました」
益州の人事案が決まった。
蜀副総帥益州刺史 劉禅
益州行政長官 龐統
益州軍師 魏延
大将軍兼漢中郡太守 趙雲
大将軍兼巴郡太守 馬超
蜀郡太守 法正
将軍兼広漢郡太守 李厳
将軍兼犍為郡太守 孟達
牂牁郡太守 蔣琬
越巂郡太守 張松
益州郡太守 董允
永昌郡太守 費禕
将軍兼副総帥親衛隊長 王平
軍師直属将軍 馬忠
軍師直属将軍 馬岱
「これを幹部全員に提示してみましょう」と私は言った。
まず決めるべきは、益州の人事であった。
益州行政長官の龐統と益州軍師の魏延のふたりと話し合った。
「当然ながら、私は成都に駐在します。士元と文長にも、基本的には成都城で仕事をしてもらいます。もちろん、戦となれば、出征することになりますが」と私は話し始めた。
「わたくしは益州の富国強兵につとめます」と龐統は答えた。
「自分の仕事は、軍事の統括と作戦ですね」と魏延は言った。
「そうです。ふたりが益州の要です。頼みますよ。さて、幹部である趙雲、馬超、法正、張松、蔣琬、董允、費禕、李厳、孟達、王平、馬忠、馬岱の具体的な任務を決めなければなりません」
「重要な郡は、成都県のある蜀郡、魏との戦いの基地となるであろう漢中郡、江水流域であり、重要都市江州県のある巴郡ですな。この三郡の太守から考えてみませんか」
「漢中郡は軍事の最重要拠点です。趙雲殿ではいかがですか」
「趙雲には、成都にいてもらいたいですが、贅沢は言っていられませんね。では、彼は大将軍兼漢中郡太守となってもらいましょう」
「蜀郡太守は、誰にしますか」
「法正が適任ではないでしょうか。彼には成都にいてもらい、わたくしの仕事を手伝ってもらいたいですし」
「蜀郡の軍事は、文長にまかせれば、不安はありませんしね。法正でよいでしょう」
「次は、巴郡太守です」
「巴郡も、軍事の重要拠点です。荊州になにかあった場合の支援、万が一呉と戦争になった場合の基地となります。馬超殿に頼んではいかがでしょうか」
「文長、馬超殿は新参です。信用して大丈夫ですか。もし巴郡で叛乱でも起こされると、大変なことになりますよ」
「それは、自分にはなんとも言えません」
「士元、馬超を信頼し、重要な仕事を任せてみましょう。こちらが信頼しなければ、信頼してもらえません」
「そうですね。わたくしは、器量が小さい。もっと人を信じなければなりません」
「士元はそのままでよいのです。私は人を信じる。士元は人を疑う。それで、ちょうどよいのだと思います」
「はい」
「では、馬超は大将軍兼巴郡太守とします」
「蜀郡と漢中郡を結ぶ広漢郡も重要です。敵に漢中を突破された場合、成都を守る防衛線となります」
「太守は李厳将軍ではいかがですか。広漢郡は巴郡と隣り合っていて、馬超大将軍と李厳将軍が連携すれば、鉄壁の守りとなるでしょう」
「李厳なら、安心して任せられますね」
「北部四郡の太守は決まりましたね。中部の犍為郡の太守はどうしましょうか」
「王平がよいのではないですか。彼は信頼できる男です」
「王平は、引きつづき親衛隊長として、私の身近にいてもらいたいのです。孟達ではどうでしょうか」
「孟達ですか……」
龐統と魏延は不安そうな表情になった。
孟達は目立ちたがりで、誇り高すぎるところがあり、あまり好かれていない。
実は私も、孟達を一番信用していなかった。反骨の相は、魏延ではなく、孟達にある。裏切りの者の顔。
しかし孟達は、勇猛な将軍であり、おろそかにはできない。
犍為郡は、北へも南へも進出しにくく、監視しやすい地域でもある。
「文長、女忍隊に命じて、孟達の監視を怠らないようにしてください。よいですか」
「はい」
「孟達を犍為郡太守とします。彼も益州の将軍です。しっかりと働いてもらわなければなりません」
「南部四郡の太守はどうしましょうか。牂牁郡、越巂郡、益州郡、永昌郡」
「南部は、漢民族以外の異民族が多く住んでいる地域で、常に叛乱の危険があり、統治はむずかしいと思われます」
「張松、蔣琬、董允、費禕は優秀な文官であると法正から聞いています。彼らに任せてみませんか」
「あまり強力な将軍を置くと、かえって反発されるかもしれません。劉禅様のおっしゃるとおり、文官に任せ、ゆるやかに統治するのがよいかもしれません」
「では、彼らに任せましょう」
前世の記憶によれば、益州南部で孟獲の叛乱が起こり、諸葛亮が南征したことがある。
南部四郡の統治は、今後の課題となるであろう。
「馬忠と馬岱に役がありませんが、どうしますか」
「文長の直属の将軍としませんか。彼らは遊軍の長とし、いかようにも動けるようにしておくのです」
「それはよいですね。自分の手足となって動いてくれる将軍がほしかったのです」
「文長、若い馬忠と馬岱を強い将軍に育ててください」
「承知しました」
益州の人事案が決まった。
蜀副総帥益州刺史 劉禅
益州行政長官 龐統
益州軍師 魏延
大将軍兼漢中郡太守 趙雲
大将軍兼巴郡太守 馬超
蜀郡太守 法正
将軍兼広漢郡太守 李厳
将軍兼犍為郡太守 孟達
牂牁郡太守 蔣琬
越巂郡太守 張松
益州郡太守 董允
永昌郡太守 費禕
将軍兼副総帥親衛隊長 王平
軍師直属将軍 馬忠
軍師直属将軍 馬岱
「これを幹部全員に提示してみましょう」と私は言った。
1
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説

無敵の人あらば敵百万と雖も恐るるに足らず
みらいつりびと
歴史・時代
楚軍は垓下城に追いつめられていた。
四面から楚歌が湧き上がり、羽将軍は絶望し、弱気な詩を読んだ。
力拔山兮 氣蓋世
時不利兮 騅不逝
騅不逝兮 可奈何
虞兮虞兮 奈若何
「無敵の人あらば敵百万と雖も恐るるに足らず」とわたしは言った。
虞美人偽史。
三国志 群像譚 ~瞳の奥の天地~ 家族愛の三国志大河
墨笑
歴史・時代
『家族愛と人の心』『個性と社会性』をテーマにした三国志の大河小説です。
三国志を知らない方も楽しんでいただけるよう意識して書きました。
全体の文量はかなり多いのですが、半分以上は様々な人物を中心にした短編・中編の集まりです。
本編がちょっと長いので、お試しで読まれる方は後ろの方の短編・中編から読んでいただいても良いと思います。
おすすめは『小覇王の暗殺者(ep.216)』『呂布の娘の嫁入り噺(ep.239)』『段煨(ep.285)』あたりです。
本編では蜀において諸葛亮孔明に次ぐ官職を務めた許靖という人物を取り上げています。
戦乱に翻弄され、中国各地を放浪する波乱万丈の人生を送りました。
歴史ものとはいえ軽めに書いていますので、歴史が苦手、三国志を知らないという方でもぜひお気軽にお読みください。
※人名が分かりづらくなるのを避けるため、アザナは一切使わないことにしました。ご了承ください。
※切りのいい時には完結設定になっていますが、三国志小説の執筆は私のライフワークです。生きている限り話を追加し続けていくつもりですので、ブックマークしておいていただけると幸いです。
西涼女侠伝
水城洋臣
歴史・時代
無敵の剣術を会得した男装の女剣士。立ち塞がるは三国志に名を刻む猛将馬超
舞台は三國志のハイライトとも言える時代、建安年間。曹操に敗れ関中を追われた馬超率いる反乱軍が涼州を襲う。正史に残る涼州動乱を、官位無き在野の侠客たちの視点で描く武侠譚。
役人の娘でありながら剣の道を選んだ男装の麗人・趙英。
家族の仇を追っている騎馬民族の少年・呼狐澹。
ふらりと現れた目的の分からぬ胡散臭い道士・緑風子。
荒野で出会った在野の流れ者たちの視点から描く、錦馬超の実態とは……。
主に正史を参考としていますが、随所で意図的に演義要素も残しており、また武侠小説としてのテイストも強く、一見重そうに見えて雰囲気は割とライトです。
三國志好きな人ならニヤニヤ出来る要素は散らしてますが、世界観説明のノリで注釈も多めなので、知らなくても楽しめるかと思います(多分)
涼州動乱と言えば馬超と王異ですが、ゲームやサブカル系でこの2人が好きな人はご注意。何せ基本正史ベースだもんで、2人とも現代人の感覚としちゃアレでして……。

曹操桜【曹操孟徳の伝記 彼はなぜ天下を統一できなかったのか】
みらいつりびと
歴史・時代
赤壁の戦いには謎があります。
曹操軍は、周瑜率いる孫権軍の火攻めにより、大敗北を喫したとされています。
しかし、曹操はおろか、主な武将は誰も死んでいません。どうして?
これを解き明かす新釈三国志をめざして、筆を執りました。
曹操の徐州大虐殺、官渡の捕虜虐殺についても考察します。
劉備は流浪しつづけたのに、なぜ関羽と張飛は離れなかったのか。
呂布と孫堅はどちらの方が強かったのか。
荀彧、荀攸、陳宮、程昱、郭嘉、賈詡、司馬懿はどのような軍師だったのか。
そんな謎について考えながら描いた物語です。
主人公は曹操孟徳。全46話。
AIシミュレーション歴史小説『瑞華夢幻録』- 華麗なる夢幻の系譜 -
静風
歴史・時代
この物語は、ChatGPTで仮想空間Xを形成し、更にパラレルワールドを形成したAIシミュレーション歴史小説です。
【詳細ページ】
https://note.com/mbbs/n/ncb1a722b27fd
基本的にAIと著者との共創ですが、AIの出力を上手く引出そうと工夫しています。
以下は、AIによる「あらすじ」の出力です。
【あらすじ】
この物語は、戦国時代の日本を舞台に、織田信長と彼に仕えた数々の武将たちの壮大な物語を描いています。信長は野望を胸に秘め、天下統一を目指し勇猛果敢に戦い、国を統一するための道を歩んでいきます。
明智光秀や羽柴秀吉、黒田官兵衛など、信長に協力する強力な部下たちとの絆や葛藤、そして敵対する勢力との戦いが繰り広げられます。彼らはそれぞれの個性や戦略を持ち、信長の野望を支えながら自身の野心や信念を追い求めます。
また、物語は細川忠興や小早川隆景、真田昌幸や伊達政宗、徳川家康など、他の武将たちの活躍も描かれます。彼らの命運や人間関係、武勇と政略の交錯が繊細に描かれ、時には血なまぐさい戦いや感動的な友情、家族の絆などが描かれます。
信長の野望の果てには、国を統一するという大きな目標がありますが、その道のりには数々の試練や困難が待ち受けています。戦いの中で織り成される絆や裏切り、政治や外交の駆け引き、そして歴史の流れに乗る個々の運命が交錯しながら、物語は進んでいきます。
瑞華夢幻録は、戦国時代のダイナミックな舞台と、豪華なキャストが織り成すドラマチックな物語であり、武将たちの魂の闘いと成長、そして人間の尊厳と栄光が描かれています。一つの時代の終わりと新たな時代の始まりを背景に、信長と彼を取り巻く人々の情熱と野心、そして絆の物語が紡がれていきます。
富嶽を駆けよ
有馬桓次郎
歴史・時代
★☆★ 第10回歴史・時代小説大賞〈あの時代の名脇役賞〉受賞作 ★☆★
https://www.alphapolis.co.jp/prize/result/853000200
天保三年。
尾張藩江戸屋敷の奥女中を勤めていた辰は、身長五尺七寸の大女。
嫁入りが決まって奉公も明けていたが、女人禁足の山・富士の山頂に立つという夢のため、養父と衝突しつつもなお深川で一人暮らしを続けている。
許婚の万次郎の口利きで富士講の大先達・小谷三志と面会した辰は、小谷翁の手引きで遂に富士山への登拝を決行する。
しかし人目を避けるために選ばれたその日程は、閉山から一ヶ月が経った長月二十六日。人跡の絶えた富士山は、五合目から上が完全に真冬となっていた。
逆巻く暴風、身を切る寒気、そして高山病……数多の試練を乗り越え、無事に富士山頂へ辿りつくことができた辰であったが──。
江戸後期、史上初の富士山女性登頂者「高山たつ」の挑戦を描く冒険記。

世界はあるべき姿へ戻される 第二次世界大戦if戦記
颯野秋乃
歴史・時代
1929年に起きた、世界を巻き込んだ大恐慌。世界の大国たちはそれからの脱却を目指し、躍起になっていた。第一次世界大戦の敗戦国となったドイツ第三帝国は多額の賠償金に加えて襲いかかる恐慌に国の存続の危機に陥っていた。援助の約束をしたアメリカは恐慌を理由に賠償金の支援を破棄。フランスは、自らを救うために支払いの延期は認めない姿勢を貫く。
ドイツ第三帝国は自らの存続のために、世界に隠しながら軍備の拡張に奔走することになる。
また、極東の国大日本帝国。関係の悪化の一途を辿る日米関係によって受ける経済的打撃に苦しんでいた。
その解決法として提案された大東亜共栄圏。東南アジア諸国及び中国を含めた大経済圏、生存圏の構築に力を注ごうとしていた。
この小説は、ドイツ第三帝国と大日本帝国の2視点で進んでいく。現代では有り得なかった様々なイフが含まれる。それを楽しんで貰えたらと思う。
またこの小説はいかなる思想を賛美、賞賛するものでは無い。
この小説は現代とは似て非なるもの。登場人物は史実には沿わないので悪しからず…
大日本帝国視点は都合上休止中です。気分により再開するらもしれません。
【重要】
不定期更新。超絶不定期更新です。

大日本帝国、アラスカを購入して無双する
雨宮 徹
歴史・時代
1853年、ロシア帝国はクリミア戦争で敗戦し、財政難に悩んでいた。友好国アメリカにアラスカ購入を打診するも、失敗に終わる。1867年、すでに大日本帝国へと生まれ変わっていた日本がアラスカを購入すると金鉱や油田が発見されて……。
大日本帝国VS全世界、ここに開幕!
※架空の日本史・世界史です。
※分かりやすくするように、領土や登場人物など世界情勢を大きく変えています。
※ツッコミどころ満載ですが、ご勘弁を。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる