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Ⅰ‐翡翠の環

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(三人称・使用人視点)



 名家リーシャットは他の貴族と同じく暑期ハアルの涼の為に氷精憑きネ・モ・ヒエムの特別奴隷――白奴隷アラグラルを所持しているが、その中でも内外に知られる奴隷が一人いる。
 リーシャットの翡翠の環。奴隷にもかかわらず玉を熔かした美しい首輪を嵌めた、その首輪と同じ翡翠色の瞳をした白奴隷。男ながら、そして虫食い面と揶揄される小さなシミが散った俗な顔立ちながら、当主の寵愛を一身に受ける、泉を瞬く間に凍てつかせる一等級。
 外ではそんな大層な呼ばれ方をしている彼の仇名は、枕、枕ちゃん、という。彼が身を置く、リーシャットの屋敷での話である。本当の名前をほとんどの人が知らぬので、半数近くはそれが実名だと思っている。近くにあった物など思いつきで適当に名前を付けられるのは奴隷にはよくあることだ。

 名付け親、ということになるのだろう、発案者は侍女長のナフラだった。
 近頃は大分静かになったが、名付けた当時は彼の話を聞かない日はなかった。部下である娘たちの口はどうにも滑らかに過ぎ、暇さえあればお喋りに興じるのが常である。その話題の中心だった。
 旦那様が若い男の奴隷を、ところが案外見目がよくない、という娘たちの気を引きやすい話題から始まり、旦那様と同じ物を食べているだの、一緒に風呂に入っているだの。外では言い触らさないようにと注意こそすれ、口に戸を立てられぬのはナフラもよく知っていた。
「ケーキを焼く回数が増えたのはやっぱり旦那様のご要望だって話よ」
 ある日は、菓子焼きの仕事をしている侍女がそう話しているのを耳にした。
「多分ねえ、ふわふわふかふかが好きなのね」
「なあにそれ、枕だから?」
「そうかも」
 高い声ははっきりと聞き取れたが、通りすがりのナフラもそれくらいでは小言もない。ふわふわふかふか、と胸中で繰り返して、そんな菓子や食べ物を思い浮かべた。話題のケーキ、柔らかいパン、溶いて焼いた卵料理。
 たしかに近頃、以前より頻度が高いかもしれない。旦那様――アルフの好みとは違う。たしかにきっとあの子の好みだわね、と納得をする。
 一人静々と回廊を辿り、明るい庭に出る。日中は眩しく暑いが、庭は照り返しが少なくまだましだった。急いで部屋に入ってしまいたい気持ちを抑えてゆっくりと裾を捌き、彼女は離れの扉の前に立った。
「旦那様、ナフラです。少々よろしいでしょうか」
「入れ。――どうした」
 声をかけると返事はすぐ。扉を開けると涼しい風が彼女の頬に触れる。主はテーブルに菓子と茶を用意した、午後の軽食中の様子だった。
 辺りに給仕の姿はないが、付きっきりの世話を好まないアルフには珍しいことではなかった。この離れも、当主がそうした煩わしさから遠ざかる為の部屋だ。屋敷の内にも主人の部屋はあるがそちらはあまり使われていない。
 トレイの上には、黄色い生地のケーキが一口大に切られてトレイに積まれている。スパイスの香る、サフランとアーモンドのケーキ。粉を使う菓子の中でも一等にふんわりとした口当たりに仕上げる品だ。
 ふと、ナフラはもう一人の姿を探しながらテーブルへと歩み寄った。
「……孫に贈り物をくださったと聞きましたわ。そのお礼を。もう、急ですから驚きました。あんなによい物をと、皆大層喜んで」
「それはよかった。世話になっている人の初孫だ。私も張り切るさ」
「本当にありがとうございます――あらまあ。失礼、居ないのかと思いましたわ」
 礼を述べ頭を下げて、上げて。そこでナフラは驚きの声を上げた。
 椅子に腰掛けるアルフの陰、思いもよらぬ場所に、例の枕と呼ばれている奴隷――ハツカの姿がようやく見つかったからだ。
 床に座り込んで口元を押さえていた彼は、ナフラと目が合うと頭を下げた。部屋が涼しく過ごしやすいのは白奴隷の力に他ならないので、居るには居ると彼女も思ってはいたが。まさか床に座らせられているとは思いもよらなかった。
 これだけ格の高い屋敷だ。他の奴隷にだってそれなりの扱いをする。それをまして主人に寵愛されているハツカが、主人の横に侍るのに膝をついているとは。
「私が居るときは居る。使いたいときにないと不便だからな」
 アルフは淡々とそれだけを答えた。子供だった頃に同じようなことを言ったのを、長年仕えたナフラは覚えている。
 それこそ枕の話だ。気に入りのそれが常に近くに無いと自分は困るのだと、食事中にも抱えて、子供らしからぬ達者な口振りで幼気なことを言う微笑ましい姿だった。
「それにしてもそんなところに……」
 むしろ気に入りの物ならばそれはそれは丁寧に扱う人なのに。と考えて頬に手を当てたナフラは、もう一つ気がつく。
 テーブルの上のケーキはたっぷりと用意されていたが、取り皿はアルフの前にしかない。華奢な青い縁取りの皿の上には小さなひし形が半分食べかけの状態で置かれている。アルフなら一口でいく。それを見てナフラはぴんときた。幼いアルフが枕を抱えながら食事をしようとしていた風景が、今と重なった。
 ――まあまあ、なんて可愛がりようなんでしょう。真綿で包むよう、いえ、詰めるよう、かしら。
「ごめんなさいねおやつの時間に」
 言葉はアルフではなくハツカに。
「は、あ、いえ。とんでもありません」
 ハツカもそれを確かに受けて、ケーキの食べかすがついていないか気になる口元から手を離して姿勢を正しながら、慌てて答えた。
 ナフラは笑みを深めた。アルフに向き直りもう一度深々と頭を下げる。
「本当にありがとうございます。おくつろぎのようですから、もう下がりますわ」
「ああ」
「ヌハス様には黙っておきますけれど、今度はちゃんと椅子に座らせてあげてくださいませ。失礼致します」
 短く答える主人に忠告して、さらにもう一度礼をし踵を返す。ハツカの顔に朱が差した。
 奴隷生活の長い彼にとって床に座るのは苦でもないが。もぞりと膝を動かし、静かに閉じる扉を見届けてから、些か責めるように主人を見上げた。
「椅子にと言われてしまったではないですか」
 主人が幼子にするように――実は幼子がするように、でもあることを知る者は少ない――奴隷を抱えて食べ物を口に運ぶのは、他人が居るときには控えられているが。無人の場合はお構いなし、ハツカの気持ちへの配慮は微塵もない。家令ヌハスには主人に世話をされる奴隷はいけないとも言われているハツカにとっては、やはり恥ずかしいし気後れするのが正直なところなのだが。
「床にではなく、という意味だろう?」
 当の主人はこうだ。
 まあ気づいたのだろうな、と思いながらもアルフは言いきり、立ち上がるハツカを膝の上に抱え直した。
「お前の主人は誰だ? ん?」
「……アルフ様です」
 そして、誰の言うことを聞くべきなのかとハツカに確認して、正解した小さな口へとケーキの残りを押し込む。
 お気に入りの枕に綿を詰めて、手触りを確かめるように。今度は誰かが来ても床へと逃げ出せないように腕に力を込めて、アルフは笑んだ。

 奴隷監督役のタラブは一日の仕事を終えて報告書を携え、使用人の長である家令の部屋へと出向いた。リーシャット家は大きな家ながら奴隷使いも派手ではなく、決まった人数に決まった仕事、と使用人同様に丁寧な運用をしており、王宮で働いていたこともあるタラブにとっては大変仕事のしやすい環境だった。
 だったのだが、今年は一つ、いつもと大きく違うことがあった。
 ハツカ、と彼はこちらの名前で呼ぶことのほうが多い、新入りの白奴隷。監督役にとっては特別奴隷であるだけで価値も扱いも変わるものではあるが、彼は完全に規格外だった。
 氷を作れるほどの力の持ち主――ということではなくて、主人からの扱いが、である。
 買われてから早四か月。彼は未だに、同僚とも言うべき他の白奴隷と会ってさえいない。
「そろそろ寒期バラドの仕事を教えるのに他の白と引き合わせたいのですが……」
 報告書を手渡した家令ヌハスに、タラブはやや気乗りしない雰囲気で申し出た。そもそもこのようなことを口に出すのは、監督役になってから初めてだった。
 大きな家ともなれば奴隷とて人数が増える。互いの顔名前を知らない者が数人は出てもおかしくはないが、それは一部の話だ。普通は買ってきた初日から同じ集団として属して生活を始める。そうしたほうが仕事がしやすいからだ。
 というのに、ハツカは一人きりなのだ。一人きりで奴隷とは思えない暮らしをしている。リーシャット家の奴隷たちは皆、それなりの生活は保障されている。行動の制限こそあれ、庶民、小さな家の使用人程度の衣食住はあり、宴のときなどは飲酒も許可される。だが、常に主人の横に置かれているハツカと比べては明らかな差があった。それがなかなか、監督役には大問題だった。
 ずっと一人ならよいが、今後会わせる必要が出てくる。そうなったときに諍いの種になるのではないか。いやおそらく、なるだろう。
「そうですねえ、向こうにも連れていくおつもりのようですし、否とは言わないでしょう。――ハツカ本人のほうはどうです、上手くやれそうですか」
 報告書を捲るヌハスも溜息を吐いて、重々承知していると深く頷きを返した。視線を上げ、タラブを見る。
「元々集団での仕事には慣れています。王宮でも問題なく終えてきたようですから、社交性に問題はないでしょう。ただ……同じ屋敷の奴隷となるとどうなるか」
「問題はやはりそこですな」
 しかし暑期ももう半分を過ぎ、後回しにするのもそろそろ限界だ。言うとおり、寒期に当主に同行させるなら尚更だ。移動や出先に、無駄に一人を連れ歩けはしないのだから、きっちりと仕事ができるように仕込まなくてはならない。そして集団にもある程度馴染んでもらわなくては。
 ヌハスは煙管パイプに火を入れて、タラブに勧めた。タラブが受け取るともう一つ煙管を用意する。今度は自分が咥えて思いきり吹かした。
「……まあ気を揉んでも仕方がない。起こることは起こる。とりあえずいつにするかだけ考えましょう。その後のことはその後で。案外いいほうに転がるやもしれません」
 浮きあがり満ちた白い煙のように、吐き出す言葉は軽い調子だったが――
「死ぬまで寵するとまで仰いましたから、気長に行きましょう」
 その後に実に重い言葉が来て、タラブは眉を寄せた。

 ハリュールは南部の地方貴族の出身だ。リーシャットとは並ぶことのない小さな家の次男だった。父が領地の経営に失敗し、兄が病に臥し、家が絶えるかと思われたときに、南部の采配を任された大臣職の男から声をかけられた。
 当時、ハリュールは十五歳。男も大臣にしては若く三十だったが、ハリュールには随分年嵩に見えたものだ。そしてハリュールは、大臣は男好きの変態で、自分はこれから飼われるのだろうなと思っていた。
 自他ともに認める顔のよさだったし、それしか使い道がないだろうと思ったのだ。頭も悪くはなかったがその面では中央には掃いて捨てるほどいる人材だった。大臣にもなるような名家の男が引き立てるには、玩具としてのほうが納得がいった。
 だがその想像は外れて、アルフはハリュールを秘書として育て上げ重用した。聞けばハリュールの父に少々の恩があったのだと言うが、詳しくは語らない。
 あのとき本当に、予想どおりにならなくてよかったなあ、と、ハリュールは今にして思う。そういう立場にならなくてよかったという話でもあるが、何より、それは自分には荷の重い仕事だったと目の当りにしたのだ。
 道端で見かけた白奴隷。見るからにみすぼらしかった白髪の妖精憑きネ・モは今、髪も肌も艶やかで色白ながら顔色がよい。衣食住満ち足りてのことではあるが、毎日与えられているのはそれだけではない。
 彼の仕事は、主人に使われ愛されることだ。
「……起こしましょうか?」
 かつては縁のなかっただろう馬車の中、枕ちゃん、と陰で呼んでいる奴隷は正しくその役割で眠った主人に抱えられている。今日はこう、ではなく、大体毎度こうだ。自分よりも一回り二回りは大きい男の体を受け止めて、抱き締められて、初めは硬直していた彼も今や平然と扉を開けたハリュールを迎えることが増えた。共に乗っているときは主人を眺めて柔らかく笑みさえする。
 ただで可愛がられて羨ましいと陰口する使用人もいるが、ハリュールほど近くで見ていれば分かる。この重たい寵愛を受けるのも才能だ。ハリュールには無理だった。他の者にもなかなかできることではないだろう。
 これを見逃して平然と装うのが、ハリュールのほうの才能だった。
「いや、まだいい。道が混んでると伝えに来ただけだ」
 アルフがこうして移動中に眠るのは昔からだったが、ハリュールが声をかけにきても目を開けないことは以前は珍しかった。この奴隷を買ってからはよくある。ハリュールやハツカが声をかけて、そこで起きる。
 眠りが深くなった。書斎での休憩も水分補給の前に仮眠をとっているが、席を外すハリュールが後半戻ってきたとき、以前よりもすっきりした顔をしていることが増えた。
 ――まあいいことだ。相変わらず、夜もよく眠れているらしい……
 と、思って、思い出してしまって、ハリュールは引き出される記憶を振り払った。
 早朝の来客に急いで呼びに行ったとき見てしまった、さらに遠慮なく仲睦まじい二人の姿。まだハツカも眠っていて、アルフに身を重ねるようにして抱えられた白い姿は薄暗い部屋ではぼうと浮かび上がるようで、よく大したことのない容姿だと揶揄されている割に美しくハリュールの目に映った。ひんやりと冷気を纏いベッドの辺りだけが涼しいのも相俟って、まったく人ではないもの、まさしく妖精の姿と見えた。
 いつか、買われた当初の怯えて狼狽えた雰囲気は失せ、安心しきった顔で目を閉じ主人の懐に身を預けている。ハリュールが起こすのを躊躇ったほどだ。
 それでも務めを果たす彼が声をかけると、いつものようにアルフはすぐに目覚めて身を起こしたのだが。ハツカのほうはすぐには目が開かず、起きあがろうとする主人の腕に顔を擦りつけた。
 続く主人と秘書の話し声に遅れて目覚め、ハリュールが居るのを見つけて慌ててアルフから離れるところまで、ハリュールはしっかりと覚えている。そのあたりの分別はあるのが多少不幸だが、奴隷も主人を好いていること、この重たい愛に慣れる柔軟性の持ち主であることは、幸いに違いなかった。
「もし起きたら伝えておいてくれ。道を変えるかもしれない」
「はい、分かりました」
 進まない馬車の中で涼みたい気持ちも振り払い、道を選び先導をする為に、ハリュールは再び外へ出た。彼の仕事はそちらのほうで――アルフが待ちくたびれるより早く穏やかに寝かしつけてくれる枕がいるのは、彼にとっても幸いだった。
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