ご主人様の枕ちゃん

綿入しずる

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Ⅰ‐翡翠の環

変化*

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 元のように主人と共に書斎に向かう生活に戻ったが、俺の過ごし方はまた様変わりした。砂色のカーテンで遮られた席では、以前のようにぼんやり主人たちの話し声を聞いているのではなく、部屋を冷やしながらの自習を言いつけられている。
 今日は巻紙を渡されて、書きつけてある単語や文章を読んでみるように言われた。分からないところがあったら印をつけておくようにと、炭に布を巻いたペンのような物も手渡された。薄く茶色い色がつく。時間が余ったなら書き写して練習をしろと別の紙も貰っていた。紙に字を書くのは初めてで、柔らかい感触はとても贅沢に感じられる。
 黙々とやっていたら案外早く済んでしまって、端の余った空間に詰め込んでもう一回するかを迷いながらカーテンの外を窺う。何か読んでいるのか、手元に視線を落として難しい顔をしている主人が見えた。
 今日はこの後どうなるだろう。ふと考えてしまって居心地が悪くなりもぞりと座りなおす。
 書斎での仕事の後。以前であれば単に我慢の時間だった風呂も、あの日から変わってしまった。今日はこの後どう過ごすのか――使われるのか使われないのか、俺は連日考える破目になっていた。

 主人の帰宅の翌日は久しぶりに腹に水を入れるところから手をかけられて泣きを見たが、排泄の後は尻に指を入れられるのではなく手早く洗われた。外出か何か用事があってしないのか、だがそれなら中を洗う必要もなかったのではと、されないならされないで困惑した。
 思考を巡らせる間に浴室から出されて、体の水気を拭い、肌や髪の手入れもした。服も着終えてすっかり入浴を終えた体で、主人は外出を言い出すこともなく俺を連れて離れへと戻った。
 久しぶりに午後の予定が分からない。何かあれば言われるだろう、主人についていればよいと思っていたから朝は気にも留めなかったが。どうするのかと部屋に入ったところで主人を見上げると笑われた。
「なんだ、随分身構えているな。やはり一度では慣れるに足りんか」
 言葉の意味をとりかねるうちに、額に口づけられ腰に手が回されてベッドまで連れていかれた。布団の上へと座るのはもう慣れたいつもの位置ではあったが。――主人が向かい合って見下ろしてくるのは昼寝の雰囲気ではない。
「――ああ、言わんと分からんか。相手をしろ」
 相手を、とまで言われてようやく俺にも合点が行った。性奴隷の仕事なのだと。
「あ……かしこまりました。……こっちでするんですね」
「なんだ、風呂のほうがよかったか?」
「いい、え」
 思えばベッドでするのが普通かもしれないが、ずっと浴室だったから。洗浄の延長でするのではなく仕切り直されるのはこれもまた気恥ずかしい。
 服を脱げばよいのかと、誰も教えてくれない性奴隷の仕事の作法を窺って帯に手をかけたところで、再び主人を見上げると顔が近づいてきて固まった。
 舌で唇をくすぐられて、つい逃げると顎を捉えられ揉んで口を開かされる。昨日のように舌が中に入ってくる。俺の手をどかして主人の手が帯を解く。ちゅ、と舌を吸われると背が震えた。
 捲り上げる手に気づいて裾を引くと布団の上へと押し倒された。下が柔らかくて、タイルではない部屋の壁が見えて、いつもは寝るのに使っているクッションや布が見えて、主人が真面目な顔で読む巻物が積まれているのも見えて。これまでと違う風景になんだか意識が揺れてくる。
 晒した上半身、さっきは洗っただけの虫食い痕を下から辿って胸に至る手が乳首を抓む。指の間で柔く捏ねられてふと息が漏れた。洗うたびに触れられているから、最近はここも感じる。性器ほどではないが腹に何か溜まる感じがする。繰り返されて、硬くなったところを弾かれると腰が跳ねてしまった。
「ん――っふ、あ……」
 また顔が近づいて、口づけられながら柔く擦られると声が抑えられない。眉が寄り、行き先の分からない手で服の裾を握りしめた。
 主人の手は繰り返し胸に触れ、突起を弄って時折腹を撫で下ろした。そうされると熱が下腹へと集まっていく感じがして、接吻で乱されるせいもあって息が弾んできた。心臓も急いで、まるで走っているかのよう。
 膝を捉えて足も布団の上へと引き上げられる。指先が布靴を引っ掛けて床に落とす、小さな音にも驚いて身が揺れた。俺も何かしなくてはいけないのかもと思うのに、ちろと濡れた唇を舐める主人をぼんやりと見上げているだけで、主人の目が俺を見つめていると思うだけで動けなくなる。
 下も脱がされ、まだ水気が残っている感じがする肌が空気に触れた。足首を掴まれて持ち上げられると体は簡単に自由を失う。上げられた膝にも主人の唇が触れた。
「ご主人様……」
 足を開いて主人の前へと体を投げ出すのは、浴室での準備と大差はないはず。むしろ下着だけでも残って局部を見せていないだけ恥ずかしくないのではと思ったが、どうしてかむしろ熱は籠ってきた。
 腿を唇で辿られ、舐められ、齧られ。痛みはない。ただ淡い感触と歯の硬さに怯んでぞくりと震えが走る。口はもう塞がれてもいないのに息が弾む。
 俺から顔を離した主人が足の間へと割り入って身を乗り出し、奥の棚へと手を伸ばす。巻物が積まれたその横の小箱を開けて何か入れ物を取りだした。
「脱いで足を開いていろ」
「はい」
 命じられるとやることが明確で少しほっとする。見られながら、不自由な姿勢で身を屈めて下着を取り払うのは恥ずかしいが。触られたわけでもないのに陰茎が芯を持っているのも。
「体のほうは慣れてきたのではないか」
 からかう声に俯いても、見下ろされる姿勢では逃げ切れない。金の目は俺を見据えて楽しそうだ。
 主人は悠々として、取りだした陶器の蓋を開けた。掬い取る白い物は油だろうか。浴室で使っている潤滑剤とは違う、ねっとりとした物を尻に擦り込まれる。つぷりと指先が埋まった。
「案外、悪くはなかっただろう。――むしろ好かったのではないか。お前が怯えるので入念にしてやったからな」
 囁く声は前日の、主人の陰茎をここに受け入れたことを言っているに違いなく。
 たしかに俺は、あの行為に快感を覚えた。当初話に聞いて想像していたような体を割かれるかの体験ではなくむしろ――情交として気持ちいいものだと聞き知っていたものに、きっと近い。勃起もしたし、それまで指で覚えさせられていたように、腹の中のよさを感じもした。
 それこそ主人が俺を相手に加減して散々解してくれたお陰なのだろう。男としていいのか悪いのかは分からないし辱められている感じに顔が熱いが、幸いにも主人の機嫌はすこぶる良いと見えた。
「お前も楽しめばいい。だが達したければ許しを請え。許すかは分からんが」
 性奴隷はそういうものなのか、主人は俺も感じているほうが愉快そうだ。また苦しくなるだろうことを笑顔で言って指を進め、もう明確に快感を得るようになったそこを撫でる。
「っあ、う」
 押し当てて出し入れしながら親指で陰茎の付け根、張った袋の下も揉まれる。強い快感が下腹から上がってきて身が竦んで、膝が閉じそうになるとわざとらしく手を止められた。堪えて言いつけどおりに足を開き、立ち上がってくる物と解れる穴を着衣さえ乱していない主人の目に晒す。羞恥と快感にぐらぐらする。
 胸元や、顎や鼻にも口づけがある。鳥が啄むように唇が触れるのは嫌ではないが、宥められているようで、まだ我慢の時間が続くことを意味しているのがつらい。
「も……ご主人、さま、」
 性器の裏を擦るのも指を根元まで入れて掻き回されるのも相変わらず念入りで、それだけで達したくて堪らなくなる。呼びかけると微笑んだ唇が、今度は口に触れる。まだ、まだ続く。
 指ではイかせてもらえない。もう少しと思うたびに引かれた指はやがて抜かれて――身を引いた主人が服の前を開き、硬く立ち上がった物にさっきの油を塗りつけるのが見えた。
 強張った体から力を抜く努力をして、息を整える。主人の体が再び覆い被さり、熱い物がとろりと濡れたところに触れた。
「ん、う、ぅあ――」
 主人が入ってくる。先端が気持ちいいところを擦って開いていき、声が押し出される。涙もじわと滲み出た。
 満たして、抜ける。何度も。もうおかしくなる。
「――尻ではイってもいいが、出すなよ」
「っ……!」
 囁く声の意味を掴む前に油で滑る指が陰茎を擦る。急な強い快感に腰が逃げるが、今日は布団に阻まれて身じろぎ程度にもならない。
 精を絞り出すのではなくただ快楽を与えるだけの戯れの手つき。擦られると中を締めつけてしまって苦しい。どっちの苦しさも、もう単に苦痛なんじゃない。もどかしくて、解放してほしくて堪らない。
「い、き……っあ」
 達したい。出させてくださいと頼みたいのに、揺すられるのに合わせて途切れ途切れの細い悲鳴のような声しか出てこなかった。太く広げて指以上の奥に入るのは刺激が強すぎる。
 俺を使う主人の顔は曖昧にしか見えない。でも俺を見ているのは確かだ。金の光が、見える。
「ん、んっ――!」
 締めつけると同時に押し込まれて強い快感に身悶えた。
 同時に、腹の中に吐き出される熱にぼうとする。今日の務めも終わったんだと意識の端で安堵もした。腰が押しつけられてまた顔が寄せられる。苦しさに揺れる息を抑えて受け入れる。熱っぽい金色が近くて綺麗だ。
 ――やや置いて。尻からは抜かれたが、主人は離れなかった。むしろより近く。足を大きく持ち上げてどけられ、主人も横になり背後から首筋を噛まれるのに動転する。膝を離した手がするりと腿から腰へと滑って再び胸を弄り始めた。尻には主人の物が当たっている。
 まるで初めに戻るような状況に、もしやと恐々問うた。
「まだ、するんですか……?」
「……昨日は疲れていたが今日は万全だからな。もう少し可愛がってやろう」
 耳元でする声は優しく甘く、それなのにとんでもない中身で眩暈がした。
 終わったと思ったのに。一回だけでも凄く大変なのに。体にはまださっきの快感が残っているのに。
 尻では何度かイかされたが射精は許してもらえなくて、晩までしばらくはどことなく体に熱が溜まったままだった。氷精ヒエムの力を使っていてもまたすぐに熱が戻ってくるような、そんな感じ。

 今日は……今日もするのかな。きっと主人も疲れると思うし、毎日ではないと思うんだけど。でも風呂に入ったときは必ず洗っていたからどうだろう。なんて、落ち着かずに紙を撫でていたらカーテンが揺れて肩が跳ねた。
 昨日のように黒髪の乱れた姿ではなく、きちりと櫛を通してまとめた仕事中の主人が見えた。俺の顔を見て、手元を見て、文字で埋まっているのを確かめて目を細めた。
「……順調だな。別の課題を持ってこさせよう」
「ありがとうございます」
「休憩だ。こちらに来い」
 紙に残った筆跡はどうにも下手なようで恥ずかしいが、そう言われれば単純に嬉しい。俺はそっとテーブルに紙を置いて立ち上がった。
 いつもの長椅子に座りなおして――昨日のことなど考えていたから膝の上に主人の頭が乗るのにどきどきした。下腹が疼いて変な気分になる。
 主人はまったく意に介さず、というか俺がそんなことを考えていたのにはさすがに気づいていないだろう。疲れた目に俺の手を当てて短時間の休憩をする。
「お前はなかなか肉づきがよくならんな……妖精憑きネ・モは妖精の分、飯がとられると言うが。もう少し量を増やすか?」
「いえ、十分なだけ頂いています。多いくらいです」
 こうして話すのもかなり慣れた。目の上に置いた手をさすられるのは今はちょっと、ぞくりとしていけないが。
 今日はこの後どうするのですか、と正直訊きたい。でもそんなの主人の気分次第だろう。俺のほうから聞くことじゃないはずだ。俺は此処では白奴隷アラグラルとして振る舞って、求めがあれば性奴隷として応じる、そういうものだろう。
 いけない、ちゃんと切り替えて集中して勉強もしなければ。折角教えていただいているのだから。
 改めて決心した俺は少し字の質問などをして自分の席に戻り、持ってきてもらった新しい課題も頑張って読み書きした。

 のだが、風呂では中を洗わなかったのに油断した上で、入れはしないものの全身至る所をくすぐるように触れられる責苦を受けて、この後泣いて縋ることになった。
 入れないと気持ちよくないのではと思っていたが、結局主人は俺をいじめるの自体も楽しんでいると思う。
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