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Ⅰ‐翡翠の環
綿詰めⅰ*
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残念ながら主人の気は変わらなかったし、思っていた以上に最悪だった。
正午を知らせる遠くの鐘の音で目覚めた主人に水を冷やすよう命じられて、強張った体を起こして伸ばすことができたまではよかったが。冷やしている最中に主人がテーブルの上から小さなベルを手に取り鳴らすと、音の小ささにもかかわらず屋敷のほうから誰かやってきた。鉄だし、微かに嫌な感じがするから術がかりの何か特別なベルだろう。
男の使用人が一人。何か言いつけられてすぐに下がった。物を持ってこさせるつもりのようだった。そして冷えた水を手渡すと主人は俺にもう一つ命じた。
「服を脱げ」
脱ぐのは、自分の手でさせられた。主人は水を飲みながらただ見ていた。
少しでも貧相な体を隠そうと解いた帯と脱いだ服を抱えていたが、掴んでベッドの上に放られてしまった。突っ立って、しばらく眺められた。さっき毛を剃られた股が一層にすかすかして落ち着かない。
やがて使用人が大きな蓋付きの籠を抱えて戻ってきた。裸を隠すこともできずに項垂れて出ていくのを待った。顔が熱い。
「来い」
主人が籠を抱えて足を向けた先は、備え付けのほうの風呂場だった。最初に連れていかれたところと似た造りで、でも比べるとずっと狭い。
「中も洗ってやる。慣れろよ、そのうち自分でやってもらう」
中、尻の中、体の中だとはもうすぐに想像がついて、震えながら従った。また素っ裸で膝をつき、水の音がして――言われたとおりに突きだした尻を掴まれる。ぬるりと尻の穴に細い物が差しこまれて身を硬くした。
「や……」
「まだ出すなよ、我慢しろ」
「むり、無理です……っ」
差し込まれたのは何かの管のようだった。
直後、冷たい感触が腹に広がる初めての感覚に悶える。洗う、の言葉どおり水を入れられたようで、腹が気持ち悪く痛んだ。管を抜かれる頃にはすぐにも漏らしそうで血の気が引く。ガランと響く音に驚いて振り向くと平たい壷のような、寝室などでよく使われる場凌ぎの便器が背後に置かれていた。また血の気が引いた。
「どうせ便所まではもたん。ここに出せ」
たしかに我慢などできそうになかったが。水を注ぐ物らしい筒を手にした主人の命令は、酷い命令か優しい命令かといえば、絶対に酷い。
奴隷だから便所も粗末で壷などに溜めさせられて始末することもそれはあるが、それだって普通別の部屋か、せめて仕切りがある。そうじゃなかったら、皆見ないようにするのに。
水を注がれて我慢をして、置かれた便器に排泄する。それを三回もやられた。全部見られた。
汚物の臭いは嗅ぎ慣れない薬のような臭いに紛れてあまり感じなかったが、つらくて恥ずかしくて、自分の顔が青いのか赤いのか分からない。もう眩暈がした。
少し前の、自分の考えを否定する。慣れるわけない。こんなの、慣れるわけない。
尻を拭われ洗浄に使った道具と便器を片づける気配。今度は主人のほうを向いて座るように言われた。
ぐしゃぐしゃと頭を撫でまわされ、足を開かされた。腹を下したときのように腫れた穴に直接指が触れてまた体を硬くする。小さな壷からどろりとした物を掬い取った指先が肉を割って入ってくる。一本だけでも男の指はさっきの管より太い。痛みが走った。
嫌だ。怖い。
「おい、締めるな」
「ごめ……なさ……」
口を吐いた言葉は謝罪じゃない。もうやめて、許してほしくて願った。性欲処理ならもっと使いやすい奴隷でも娼婦でも呼べばいい。奴隷をどう使うかは主人の勝手かも知れないが。こんなの無駄だ。
「他の奴を使ってください、俺は無理です……」
震える声で言うと、主人の眉が寄って指が抜かれた。機嫌を損ねたと怯むが、もう今更だ。
頭を掴まれて上を向く。今度こそ殴られるかと思ったが、主人はじっと見つめてくるだけだった。俺はそれだけで動けなくなる。
「できるようにするんだと言っているだろうが。従えば気持ちよくなる。受け入れろ」
「うそ」
「奴隷相手に嘘など吐かん」
主人の言葉は全部明瞭だった。言いきって、俺を屈服させる。今まで仕えたどんな主人よりもよく響く。
「大体お前は誤解をしている。お前を抱く為だからこんな手間をかけるんだ。他でいいなら他にしている」
額に接吻されて頭を抱えられる。声は耳元で囁いた。首筋がぞわりと震える。
他でいいなら他にしている。
主人は俺を選んで買った。あんなに沢山いた中から俺にした。本当に悪趣味だけど、俺がいいらしい。俺なんかを性奴隷にしたいらしい。
「少し我慢しろ。悪いようにはせん」
俺はきっと早く諦めないといけないんだ。――本当に、少しの我慢で済むだろうか。
再び指が触れた。ぬるぬるとした物を塗りながら出し入れされる。尻の中を擦られる。
逃げようと体が動いたがその先も主人の胸の中で、俺は主人の服を掴んで縋るしかなかった。上等のシャツに皺や染みを作るなんて、絶対に許されない恐ろしいことなのに離れられなかった。
痛い、気持ちが悪いと思うのに。言われて頑張って足を開き続ける間に指は少しずつ馴染んできてしまって、最初の風呂場で勃起させられたときのような感覚が内側から滲んでくる。
「ほら勃ってきたぞ。多少好いだろう」
言われて首を振った。きっと体が勘違いしている。こんなの気持ちいいはずない。首輪か何かのせいだ。
主人は構わず続けて、指一本で何度も内臓を擦った。今度は射精はしなかった。抜いた後も腫れたような違和感がとれなかったが、指だけで終わった為か恐怖していたほどの苦痛ではなかった。
「向こうで休んでいろ。部屋は適当に涼しくしておけ」
ぬめりを流してさっきのように尻を拭い、主人はまた頭を撫でて俺を部屋へと促した。俺は震える足で逃げるようにベッドへと服を取りに戻った。
不格好に帯を巻いた後、居場所に困って部屋の隅に行こうとしたら戻ってきた主人に止められてベッドを指差されたので、俺は端に腰掛けて部屋を冷やすことにした。尻が痛いのは我慢していたが徐々に姿勢が崩れて――主人がついたての向こうの机のほうで何かし始めたので、俺は慣れた仕事の雰囲気にほっとして、少し壁に寄りかかって俯き目を閉じた。
これまで座っているときはなるべくそうしていたのだ。声をかけられたら目を開ければいい、そういう感じで、俺たちはとろとろと眠りながら生きてきた。
部屋を冷やすくらいなら集中は必要ない。自分から力を流し続ければ、大体温かい空気と混ざってそれなりになる。要望があれば少し調節するが、これくらいにしておけば、という室温は心得ている。
朝方、夕方、吹き抜ける風の温度。すうとする、暑い中水が肌を撫でた後。ミント水の名残。そんなものを、なんとなく意識しておけばいい。
正午を知らせる遠くの鐘の音で目覚めた主人に水を冷やすよう命じられて、強張った体を起こして伸ばすことができたまではよかったが。冷やしている最中に主人がテーブルの上から小さなベルを手に取り鳴らすと、音の小ささにもかかわらず屋敷のほうから誰かやってきた。鉄だし、微かに嫌な感じがするから術がかりの何か特別なベルだろう。
男の使用人が一人。何か言いつけられてすぐに下がった。物を持ってこさせるつもりのようだった。そして冷えた水を手渡すと主人は俺にもう一つ命じた。
「服を脱げ」
脱ぐのは、自分の手でさせられた。主人は水を飲みながらただ見ていた。
少しでも貧相な体を隠そうと解いた帯と脱いだ服を抱えていたが、掴んでベッドの上に放られてしまった。突っ立って、しばらく眺められた。さっき毛を剃られた股が一層にすかすかして落ち着かない。
やがて使用人が大きな蓋付きの籠を抱えて戻ってきた。裸を隠すこともできずに項垂れて出ていくのを待った。顔が熱い。
「来い」
主人が籠を抱えて足を向けた先は、備え付けのほうの風呂場だった。最初に連れていかれたところと似た造りで、でも比べるとずっと狭い。
「中も洗ってやる。慣れろよ、そのうち自分でやってもらう」
中、尻の中、体の中だとはもうすぐに想像がついて、震えながら従った。また素っ裸で膝をつき、水の音がして――言われたとおりに突きだした尻を掴まれる。ぬるりと尻の穴に細い物が差しこまれて身を硬くした。
「や……」
「まだ出すなよ、我慢しろ」
「むり、無理です……っ」
差し込まれたのは何かの管のようだった。
直後、冷たい感触が腹に広がる初めての感覚に悶える。洗う、の言葉どおり水を入れられたようで、腹が気持ち悪く痛んだ。管を抜かれる頃にはすぐにも漏らしそうで血の気が引く。ガランと響く音に驚いて振り向くと平たい壷のような、寝室などでよく使われる場凌ぎの便器が背後に置かれていた。また血の気が引いた。
「どうせ便所まではもたん。ここに出せ」
たしかに我慢などできそうになかったが。水を注ぐ物らしい筒を手にした主人の命令は、酷い命令か優しい命令かといえば、絶対に酷い。
奴隷だから便所も粗末で壷などに溜めさせられて始末することもそれはあるが、それだって普通別の部屋か、せめて仕切りがある。そうじゃなかったら、皆見ないようにするのに。
水を注がれて我慢をして、置かれた便器に排泄する。それを三回もやられた。全部見られた。
汚物の臭いは嗅ぎ慣れない薬のような臭いに紛れてあまり感じなかったが、つらくて恥ずかしくて、自分の顔が青いのか赤いのか分からない。もう眩暈がした。
少し前の、自分の考えを否定する。慣れるわけない。こんなの、慣れるわけない。
尻を拭われ洗浄に使った道具と便器を片づける気配。今度は主人のほうを向いて座るように言われた。
ぐしゃぐしゃと頭を撫でまわされ、足を開かされた。腹を下したときのように腫れた穴に直接指が触れてまた体を硬くする。小さな壷からどろりとした物を掬い取った指先が肉を割って入ってくる。一本だけでも男の指はさっきの管より太い。痛みが走った。
嫌だ。怖い。
「おい、締めるな」
「ごめ……なさ……」
口を吐いた言葉は謝罪じゃない。もうやめて、許してほしくて願った。性欲処理ならもっと使いやすい奴隷でも娼婦でも呼べばいい。奴隷をどう使うかは主人の勝手かも知れないが。こんなの無駄だ。
「他の奴を使ってください、俺は無理です……」
震える声で言うと、主人の眉が寄って指が抜かれた。機嫌を損ねたと怯むが、もう今更だ。
頭を掴まれて上を向く。今度こそ殴られるかと思ったが、主人はじっと見つめてくるだけだった。俺はそれだけで動けなくなる。
「できるようにするんだと言っているだろうが。従えば気持ちよくなる。受け入れろ」
「うそ」
「奴隷相手に嘘など吐かん」
主人の言葉は全部明瞭だった。言いきって、俺を屈服させる。今まで仕えたどんな主人よりもよく響く。
「大体お前は誤解をしている。お前を抱く為だからこんな手間をかけるんだ。他でいいなら他にしている」
額に接吻されて頭を抱えられる。声は耳元で囁いた。首筋がぞわりと震える。
他でいいなら他にしている。
主人は俺を選んで買った。あんなに沢山いた中から俺にした。本当に悪趣味だけど、俺がいいらしい。俺なんかを性奴隷にしたいらしい。
「少し我慢しろ。悪いようにはせん」
俺はきっと早く諦めないといけないんだ。――本当に、少しの我慢で済むだろうか。
再び指が触れた。ぬるぬるとした物を塗りながら出し入れされる。尻の中を擦られる。
逃げようと体が動いたがその先も主人の胸の中で、俺は主人の服を掴んで縋るしかなかった。上等のシャツに皺や染みを作るなんて、絶対に許されない恐ろしいことなのに離れられなかった。
痛い、気持ちが悪いと思うのに。言われて頑張って足を開き続ける間に指は少しずつ馴染んできてしまって、最初の風呂場で勃起させられたときのような感覚が内側から滲んでくる。
「ほら勃ってきたぞ。多少好いだろう」
言われて首を振った。きっと体が勘違いしている。こんなの気持ちいいはずない。首輪か何かのせいだ。
主人は構わず続けて、指一本で何度も内臓を擦った。今度は射精はしなかった。抜いた後も腫れたような違和感がとれなかったが、指だけで終わった為か恐怖していたほどの苦痛ではなかった。
「向こうで休んでいろ。部屋は適当に涼しくしておけ」
ぬめりを流してさっきのように尻を拭い、主人はまた頭を撫でて俺を部屋へと促した。俺は震える足で逃げるようにベッドへと服を取りに戻った。
不格好に帯を巻いた後、居場所に困って部屋の隅に行こうとしたら戻ってきた主人に止められてベッドを指差されたので、俺は端に腰掛けて部屋を冷やすことにした。尻が痛いのは我慢していたが徐々に姿勢が崩れて――主人がついたての向こうの机のほうで何かし始めたので、俺は慣れた仕事の雰囲気にほっとして、少し壁に寄りかかって俯き目を閉じた。
これまで座っているときはなるべくそうしていたのだ。声をかけられたら目を開ければいい、そういう感じで、俺たちはとろとろと眠りながら生きてきた。
部屋を冷やすくらいなら集中は必要ない。自分から力を流し続ければ、大体温かい空気と混ざってそれなりになる。要望があれば少し調節するが、これくらいにしておけば、という室温は心得ている。
朝方、夕方、吹き抜ける風の温度。すうとする、暑い中水が肌を撫でた後。ミント水の名残。そんなものを、なんとなく意識しておけばいい。
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