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第5章 極上の蜜を御賞味あれ。

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 言われ通りに力の抜かれた太ももの間に入り、安心させるために沙也加の腰に手を添える。期待に満ちたそこに肉厚の舌を当ててから、ゆっくりと舐め上げる。それだけで揺れる腰を宥めるように撫でつつ、皮と秘豆の間をたっぷりと唾液で濡らす。頭上では落ち着くためになのか、長く息を吐いている沙也加がまるでお産の予行練習のようで愛らしい。

 ショーツを避けながら器用にそこの皮を持ち上げると、ぷりんと腫れたそれが顔を出す。幾度となく見て来たそれにも興奮させられる私はどうかしている。見なくともわかる自身の固さに呆れつつ、小指の先ほどの大きさのそこにキスをするように何度も吸い上げる。優しく単調に、それでいてその熱を発散させてやれるように。

「あっ、うぅ・・・あぁ」

 うわ言のように漏れている声に、本人は気付いているのだろうか。度々背中に当たる力のこもったつま先に、沙也加の感じている顔が浮かぶ。舌を押し付けながら小刻みに上下させれば、これまで以上に腰が揺れた。お好みの奉仕に悶える沙也加を、押さえつけてそのまま愛撫する。くちゅくちゅといやらしい音が、自分にも痛い程の欲を増幅させていた。

「いっ、あああっ・・」

 ぎゅうっと締まった入り口と、震える秘豆を見て絶頂を悟る。とろりと漏れた愛液が伝うのを舌で舐めとり、顔を上げるととろけた表情の沙也加が見えた。


 服装の乱れを正してやってから、ソファを立ちリビングを出た。後ろ手に閉めたリビングの扉に背中を預ける。ドアノブを握っている手が震えていて、私はこんなにも沙也加を求めているんだと再確認させられたようだ。誰が見てもわかる自身の膨らみを落ち着かせるために、バスルームへと足を向けた。


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