Ｓランクの男は如何でしょうか？【R18】※番外編更新中

第６章

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　そんな貴臣に自分もお返しがしたかった。そっと下方に手を伸ばすと、貴臣の肩がぴくりと揺れた。

「それは煽っているのか？」

　やんわりと貴臣のそこを撫でると、固くなったそれが脈打っていた。更に鋭さを増した眼光に射抜かれて、ドクドクと鼓動が速まる。狼に襲われたい、とそう願っている自分がいた。

　ショーツを脱がされると、濡れたそこが外気にあたりひんやりとした。しっかりと口を開いて受け入れる体勢が出来ているのが恥ずかしい。淫らな女だと思われていないだろうかと不安になるが、宛がわれた熱でそんな不安は消し飛んでしまった。


「・・・はあ、慣らしてからに「いやっ」

「・・・」

「い、いやです。もう＿＿＿貴臣さんが欲しいです」

「っく、お前は・・・。お前の為に言っているのに」


「私を思うなら、早く・・・ください」


　期待にひくつく自分のそれが司令塔になり、己を動かしている様だった。これでは貴臣をセックスモンスターと呼ぶには、自分が淫ら過ぎると思った。

　ため息をついた貴臣は諦めたように見下ろし、先端を擦り付けてきた。ぐりっと腫れた秘豆に当たり、高い声が出てしまう。貴臣は口を噤んで濡れた瞳でこちらを見ている。


「＿＿＿お前の誘いにのってやる」


　一息に奥まで侵入した熱い塊は、柔らかくなった壁を刺激しながら更に奥を目指すように質量を増す。呼吸が止まりそうな衝撃に手を伸ばすと、貴臣の手が優しく首元へとエスコートしてくれた。顔を仰け反らせて快感に震える沙也加に、貴臣は愛おしそうに口付けを落とした。


「あっ、んんっ＿＿ん」

　浅く擦られるとじれったい声をため息の様にもらした。きっと貴臣は物足りないと感じているのをわかっている。それでもそうしてくれないのは、求められるのを待っているからであろう。


「貴臣さん、もっと奥」

「奥をどうして欲しい？」

「＿＿＿思いきり、突いてっ・・・あっはあんんぅ」

　待ってましたと言わんばかりに強く突かれてしまい、無我夢中で貴臣の逞しい背中に爪を立てた。その様子に煽られて貴臣の腰も勢いを増し、ぱんぱんと腰のぶつかる音が響く。何もかもが二人を興奮させる材料になっていた。

　貴臣のはっはっと荒い息遣いも、小さく聞こえるうめき声も全てが愛おしかった。

「あっ、す、すごいん＿＿＿ああっ、きもちぃ」






「くっ・・・もう黙れ」

　無意識に出る感銘の言葉は口付けで遮られた。