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第4章
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しおりを挟むベッドに腰かけたまま柔らかい髪を撫でると、沙也加は猫の様にすり寄ってきた。瞼は閉じられたままで、これが僕に向けられたものではないと分かっている。
「本当によく寝る人だなぁ」
匠はふっと小さく笑った。
すやすやと寝息をたてている沙也加は、俎板の鯉状態だった。余りにも無防備で逆に心配になってしまう程に。
ゆっくりとベッドに乗り上げて沙也加を見下ろす。この身体を毎晩貴兄が啼かせているのだと考えると、ドス黒い感情が胸を締め付けた。
「・・・」
上の方から震える手で沙也加が着ているシャツのボタンを外すと、自分が想像以上に興奮していることに苦笑した。滑らかな生地のシャツを掴んでめくると、柔らかそうな胸が寝息と共に小さく上下していた。
「またブラジャーしてないじゃん。・・・司兄にも触られちゃった?」
とろけた胸をかき集めるようにして掴むと、同級生達のモノとは違う感触に何度も揉みしだく。ただ胸を触っているだけなのに、自分のそこは痛いくらいに立ち上がってる。胸の大きさに比例した乳頭は欲望を掻き立てるような卑猥な色をしていた。
「んんぅ、___あっ」
優しく口に含むとうわ言のような喘ぎ声が聞こえて、もっと聞きたくて緩急をつけて吸い上げる。それに応えるように沙也加ももぞもぞと動きながら小さく鳴いた。
”この甘美な時間がずっと続けばいいのに”そう思いながら沙也加の両足を割り開くと、内ももにあった小さな内出血が目に留まった。
こんなところにキスマークをつけるなんて、あからさまな牽制じゃないか。
得体の知れない何かがかっと頭まで登ってきた。
「はむ、ちゅううぅーーーーっ、ちゅぱっはぁ」
身体が勝手に動いていた。可愛らしいショーツの少し上・・・へその下辺りにキスマークを付けていた。
バレないようにつまみ食いするつもりだったのに、これじゃあ宣戦布告になっちゃう・・・けど構わないや。もう、欲しくなってしまった気持ちは止められないから。
ショーツの上からでもツンと主張しているものがある。爪でひっかくと足が力なく閉じて匠の腕を挟み込んだ。きゅんと高鳴る胸に苦笑して、こんなにもウブな自分がおかしくなった。目の前の膝小僧に優しくキスをして再度両足を開くと、ショーツに小さなシミが出来ていた。
「___誘ってるの?」
匠は熱っぽく呟きながらショーツを横にずらして中身を確認すると、そこは濡れそぼっていてテカテカといやらしく光っていた。毛に絡みついた愛液に思わず生唾を飲み込んだ。
「さや姉はこんなにやらしいんだ」
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