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セックスハウスの成り立ち@中編
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聞き込みと書物を用いて調べたところ、ここが地球という惑星にある日本列島の宮崎県だということが判明した。
ルルーナたちがいたところでは魔法の万能な力によって文明が栄えていたが、地球の発展の根幹にあるのは〝科学〟らしい。驚いたことに魔法は一般的に存在しない概念として認識されているようだった。
とはいえ魔法を扱うことはできる。どこの世界に居ても仕組みは一緒――陽の光を浴びれば魔力生成の細胞が自然と体内に魔力を蓄え、様々な魔法形態で放出可能だった。実際ルルーナたちは言語精通や文字解読の魔法で情報収集を行った。
奇妙な建物群にも、行き交う人々の格好にも目を奪われることが無くなり、この世界の文化形態を見慣れた頃には空が暗くなっていた。
毎晩見ている紅い月ではなく、黄色い月。
電気エネルギーによって光を放つ街灯や、建物から漏れる照明が、夜の街を昼と変わらぬほど明るく染め上げていた。
「……帰還できそうにないですね」
肩を落としてションボリ言ったのはルルーナである。
その他二人も似たような風貌だった。
「……ああ、どこにも転移の魔法がありゃしねえ」
「……閉じ込められた」
サラリーマンや私服の若者、男女学生が行き交う街中をシケた顔で歩く三人は非常に目立っていた。
通りすがる人のおおよそが、ローブ姿の彼女らを興味深そうに見遣っていく。
いくら元いた世界では大衆的な服装でも、ここでは奇妙にしか映らない。魔力の燃費を良くするローブは宗教かコスプレにしか捉えられなかった。
「ど、どうするんですか、わたしたち……」
潤み始めるルルーナの瞳。
三人はB級魔法使いであり、転移の魔法を使用できるだけの実力を持ち合わせていない。帰還するには魔界楼が生んだと思しき魔法にすがるしかないが、それが消滅したとあっては打つ手なしだった。
「誰も転移の魔法を使えは――」
「……」
「……」
「しないよなぁ……」
フレディアが期待の目をルルーナとニーナに向けていたが、黙りこくっている二人の様を見て落胆の息を吐いた。
「わたしたち、完全に帰る手段を失ったわけですね……」
「ああ。残念なことにな」
「……この世界には魔力がない。よって魔法を使える人は生まれない。しかし可能性として、私たちのように転移の魔法でやってきた人がいるかもしれない」
「と言ってもよ、そいつも帰れなくなってるんじゃないか? 会うことができたとしても意味がねえよ」
「……そんなことはない。当分の食糧や、寝床の確保。あらゆる助けになる」
帰れないにしても味方がいれば衣食住が整うと説明するニーナ。
「わたし、召使いのルワールが作ってくれる美味しい料理ばかり食べているので味には敏感なんですよ。こういったよく知らない土地の食材は口に合わないかもしれません」
「……確かに。西の大陸と東の大陸とでは小麦の味がだいぶ異なる。惑星ごと変わったとなればその現象が顕著に現れる可能性大」
「贅沢言ってられる状況じゃないだろう? 我慢するしかないね」
と――その時だった。
若い男性が三人、近づいて。
「よっ、姉ちゃんたち。ずいぶん地味な格好してるね」
「お前第一声でそれはねえよっ。まずは褒めるんだよ阿保っ」
「三とも顔めっちゃ可愛いじゃん。髪も染めてていい感じ。ねえそのローブの下、見られたら恥ずかしい服でも着てるの?」
人の良さそうな笑みを浮かべ、ルルーナたちとの距離を三十センチもないくらい縮める。急に迫ってきた彼らに、
「……なんだ、こいつら」
まずフレディアが顔をしかめる。
「街で良くある。一夜を共にする誘い」
次に淡々とニーナが答え、
「悪い人たちなんですか?」
最後にキョトンとした顔で、世間慣れしていないルルーナ。
魔法協会の第三幹部が父でありの召使いを雇うほどの屋敷に住んでいる彼女は箱入り娘と言ってもいい。
「あはは……。悪いなんて、そんな」
「俺たちチョー優しいんだぜ? だから食事でもどうかなって」
「もちろん三人分奢るよ」
「なんだか良い人そうですね!」
顔を輝かせフレディアとニーナに言い放つルルーナは、少しも男たちを疑っていない。完全に信じ切っていた。
「おっ、君は来る? おっけー残り二人は?」
一人が食いついたことで期待に胸を膨らませる青年。
ニーナが腹を片手で押さえて、
「……空腹には勝てない。あなたたちは怪しいけども、食事をご馳走するというのなら拒否せず着いていく」
「ニーナまで尻軽過ぎるんだよ……」
フレディアは呆れ顔で肩を落とした。このまま二人が男たちに促され体を重ねてしまうのではないかと危惧する。
「フレディアさん行きましょう! 腹が減っては満足に魔法は使えぬ、と言うじゃないですか!」
魔法協会に伝わる諺である。空腹では精神に乱れが生じ、思ったように魔法を唱えられないといった考え方だ。
「ちっ、わかったよ」
不承不承に返事する。
今後自分たちの武器になり助けになるだろう魔法。そのアドバンテージを維持しなくてはやっていけないと思ったのだ。
というのは建前で――まずもって空腹が続けば生命維持に支障が出る。結局のところフレディアは食欲に負けたのである。
三人はオシャレなレストランへ――正確には、一階がレストラン、二階からホテルになっている建物に入った。
「宿屋も兼ねてるんですね」
「……この世界の宿泊施設はホテルと言うらしい」
「あんたら用心しなよ」
うきうき顔のルルーナと、相変わらず無表情で口にするニーナ。フレディアは警戒を濃くした。
暖色系の光で照らされるレストラン。六人掛け席の片側に男たち、その反対側に魔法使い一行は腰かけ、対面の男性陣に勧められるままメニューを広げた。
見慣れない料理が書かれてある。何となく知っている食材と料理名を頭で結び付けて食べたいものを注文した。
「三人は学生?」
「いえ、魔法使いです!」
馬鹿正直に答えるルルーナを、右隣のフレディアが肘で小突く。その逆側、一番端の席でニーナが「……この世界に魔法使いは存在しない」と呟いた。
困ったように苦笑する男性陣は「面白いこと言うね」などと返して、次の話題を振る。主にルルーナが答えて談笑した。
やがて運ばれてきた料理を食べる魔法使い一行は皆一様に目を見開く。顔を見合わせると無我夢中でそれぞれ頼んだものにがっついた。
フォークやナイフが皿と擦れる甲高い音や、麺をじゅるるるとすする汚い音が響き渡る。美しかったり可愛かったりする魔法使い一行だが、その食事作法には上品さの欠片もなかった。まるで食に飢えた猛獣のようである。
「なんですかこの麺料理おいし過ぎます!」
「……分厚くて柔らかい。口の中に肉の旨味と熱々の肉汁が広がる。この肉料理は趣向の一品」
「うめぇ。こんなにトロトロで味に深みのあるチーズは初めて食ったぜ……」
ルルーナはカルボナーラを、ニーナはハンバーグを、フレディアはピザを次々口に運んでおり幸せ顔になっていた。
そのオーバーなリアクションを男性陣は呆気に取られたように見つめる。とはいえ彼女たちは非常にレベルの高い容姿をしているので、彼らの淫猥な目的が変わることはなかった。
食事が終わると、
「あのさ、上の部屋取ってるんだけどそこでもう少しゆっくりしない?」
「食後のお茶ってことで俺たちと楽しもうぜ」
「ね、いいだろ?」
口々に誘いの言葉をかける。
「はい! ぜひ!」
ルルーナが明るく答えた。
「……おこちゃま」
「箱入り娘め……」
と、現状を理解していない少女に向けてジト目を向けるニーナとフレディア。それぞれ隣に位置するルルーナの耳を二人して引っ張った。
「いたいっ、いたいです……っ」
「あんた絶対意味が分かってないだろう」
「意味……?」
こてん、と首を傾げるルルーナにフレディアとニーナは溜息を吐く。理解の及ばない少女にオトナな事情を説明してやらねばならないと二人は思った。
「いいかい? 今のはね――」
フレディアが口を開いた時、
「俺たちの相手してくれたらお金はずむよ。これくらいね」
男性の一人が指を『三本』立てた。
「!」
瞠目して動揺を現したのはニーナである。珍しく無表情が剥がれ落ちていた。
「そ、相場はどれくらい……? この国では、それだけあれば何日生活することができる……?」
「えっと……」
まるで渡来してきたばかりの外国人――というか髪色や瞳色や服装から言ってもうそうだろう――を相手してる気分になりながら、
「十日、くらいかな」
男性が答えると、魔法使い一行は高揚を掻き立てられた。もはや喉から手が出らんばかりで――
生唾を呑み込み、ニーナが言った。
「……上に行こう」
「なっ……」
信じられないといった顔付きになるフレディアの横で、喜色満面のルルーナが声を弾ませた。
「いいですね♪ それだけあればしばらくは安心できます♪」
衣食住が不十分であり、ましてや一文無しの三人にとっては僥倖と言うべき申し出だった。
「じゃあもう一人もオッケーってことでいいよね。二人が行くんだし、仲間外れはヤダよね」
「お、おい……っ、正気か……っ」
小声で隣に食ってかかるフレディア。ただ一人受諾の意を唱えない彼女に注目が集まる。
物静かな少女が、ぽつりと。
「……資金のため。少しくらい構わない」
机の下で、ニーナがフレディアの手をぎゅっと握っていた。
ルルーナたちがいたところでは魔法の万能な力によって文明が栄えていたが、地球の発展の根幹にあるのは〝科学〟らしい。驚いたことに魔法は一般的に存在しない概念として認識されているようだった。
とはいえ魔法を扱うことはできる。どこの世界に居ても仕組みは一緒――陽の光を浴びれば魔力生成の細胞が自然と体内に魔力を蓄え、様々な魔法形態で放出可能だった。実際ルルーナたちは言語精通や文字解読の魔法で情報収集を行った。
奇妙な建物群にも、行き交う人々の格好にも目を奪われることが無くなり、この世界の文化形態を見慣れた頃には空が暗くなっていた。
毎晩見ている紅い月ではなく、黄色い月。
電気エネルギーによって光を放つ街灯や、建物から漏れる照明が、夜の街を昼と変わらぬほど明るく染め上げていた。
「……帰還できそうにないですね」
肩を落としてションボリ言ったのはルルーナである。
その他二人も似たような風貌だった。
「……ああ、どこにも転移の魔法がありゃしねえ」
「……閉じ込められた」
サラリーマンや私服の若者、男女学生が行き交う街中をシケた顔で歩く三人は非常に目立っていた。
通りすがる人のおおよそが、ローブ姿の彼女らを興味深そうに見遣っていく。
いくら元いた世界では大衆的な服装でも、ここでは奇妙にしか映らない。魔力の燃費を良くするローブは宗教かコスプレにしか捉えられなかった。
「ど、どうするんですか、わたしたち……」
潤み始めるルルーナの瞳。
三人はB級魔法使いであり、転移の魔法を使用できるだけの実力を持ち合わせていない。帰還するには魔界楼が生んだと思しき魔法にすがるしかないが、それが消滅したとあっては打つ手なしだった。
「誰も転移の魔法を使えは――」
「……」
「……」
「しないよなぁ……」
フレディアが期待の目をルルーナとニーナに向けていたが、黙りこくっている二人の様を見て落胆の息を吐いた。
「わたしたち、完全に帰る手段を失ったわけですね……」
「ああ。残念なことにな」
「……この世界には魔力がない。よって魔法を使える人は生まれない。しかし可能性として、私たちのように転移の魔法でやってきた人がいるかもしれない」
「と言ってもよ、そいつも帰れなくなってるんじゃないか? 会うことができたとしても意味がねえよ」
「……そんなことはない。当分の食糧や、寝床の確保。あらゆる助けになる」
帰れないにしても味方がいれば衣食住が整うと説明するニーナ。
「わたし、召使いのルワールが作ってくれる美味しい料理ばかり食べているので味には敏感なんですよ。こういったよく知らない土地の食材は口に合わないかもしれません」
「……確かに。西の大陸と東の大陸とでは小麦の味がだいぶ異なる。惑星ごと変わったとなればその現象が顕著に現れる可能性大」
「贅沢言ってられる状況じゃないだろう? 我慢するしかないね」
と――その時だった。
若い男性が三人、近づいて。
「よっ、姉ちゃんたち。ずいぶん地味な格好してるね」
「お前第一声でそれはねえよっ。まずは褒めるんだよ阿保っ」
「三とも顔めっちゃ可愛いじゃん。髪も染めてていい感じ。ねえそのローブの下、見られたら恥ずかしい服でも着てるの?」
人の良さそうな笑みを浮かべ、ルルーナたちとの距離を三十センチもないくらい縮める。急に迫ってきた彼らに、
「……なんだ、こいつら」
まずフレディアが顔をしかめる。
「街で良くある。一夜を共にする誘い」
次に淡々とニーナが答え、
「悪い人たちなんですか?」
最後にキョトンとした顔で、世間慣れしていないルルーナ。
魔法協会の第三幹部が父でありの召使いを雇うほどの屋敷に住んでいる彼女は箱入り娘と言ってもいい。
「あはは……。悪いなんて、そんな」
「俺たちチョー優しいんだぜ? だから食事でもどうかなって」
「もちろん三人分奢るよ」
「なんだか良い人そうですね!」
顔を輝かせフレディアとニーナに言い放つルルーナは、少しも男たちを疑っていない。完全に信じ切っていた。
「おっ、君は来る? おっけー残り二人は?」
一人が食いついたことで期待に胸を膨らませる青年。
ニーナが腹を片手で押さえて、
「……空腹には勝てない。あなたたちは怪しいけども、食事をご馳走するというのなら拒否せず着いていく」
「ニーナまで尻軽過ぎるんだよ……」
フレディアは呆れ顔で肩を落とした。このまま二人が男たちに促され体を重ねてしまうのではないかと危惧する。
「フレディアさん行きましょう! 腹が減っては満足に魔法は使えぬ、と言うじゃないですか!」
魔法協会に伝わる諺である。空腹では精神に乱れが生じ、思ったように魔法を唱えられないといった考え方だ。
「ちっ、わかったよ」
不承不承に返事する。
今後自分たちの武器になり助けになるだろう魔法。そのアドバンテージを維持しなくてはやっていけないと思ったのだ。
というのは建前で――まずもって空腹が続けば生命維持に支障が出る。結局のところフレディアは食欲に負けたのである。
三人はオシャレなレストランへ――正確には、一階がレストラン、二階からホテルになっている建物に入った。
「宿屋も兼ねてるんですね」
「……この世界の宿泊施設はホテルと言うらしい」
「あんたら用心しなよ」
うきうき顔のルルーナと、相変わらず無表情で口にするニーナ。フレディアは警戒を濃くした。
暖色系の光で照らされるレストラン。六人掛け席の片側に男たち、その反対側に魔法使い一行は腰かけ、対面の男性陣に勧められるままメニューを広げた。
見慣れない料理が書かれてある。何となく知っている食材と料理名を頭で結び付けて食べたいものを注文した。
「三人は学生?」
「いえ、魔法使いです!」
馬鹿正直に答えるルルーナを、右隣のフレディアが肘で小突く。その逆側、一番端の席でニーナが「……この世界に魔法使いは存在しない」と呟いた。
困ったように苦笑する男性陣は「面白いこと言うね」などと返して、次の話題を振る。主にルルーナが答えて談笑した。
やがて運ばれてきた料理を食べる魔法使い一行は皆一様に目を見開く。顔を見合わせると無我夢中でそれぞれ頼んだものにがっついた。
フォークやナイフが皿と擦れる甲高い音や、麺をじゅるるるとすする汚い音が響き渡る。美しかったり可愛かったりする魔法使い一行だが、その食事作法には上品さの欠片もなかった。まるで食に飢えた猛獣のようである。
「なんですかこの麺料理おいし過ぎます!」
「……分厚くて柔らかい。口の中に肉の旨味と熱々の肉汁が広がる。この肉料理は趣向の一品」
「うめぇ。こんなにトロトロで味に深みのあるチーズは初めて食ったぜ……」
ルルーナはカルボナーラを、ニーナはハンバーグを、フレディアはピザを次々口に運んでおり幸せ顔になっていた。
そのオーバーなリアクションを男性陣は呆気に取られたように見つめる。とはいえ彼女たちは非常にレベルの高い容姿をしているので、彼らの淫猥な目的が変わることはなかった。
食事が終わると、
「あのさ、上の部屋取ってるんだけどそこでもう少しゆっくりしない?」
「食後のお茶ってことで俺たちと楽しもうぜ」
「ね、いいだろ?」
口々に誘いの言葉をかける。
「はい! ぜひ!」
ルルーナが明るく答えた。
「……おこちゃま」
「箱入り娘め……」
と、現状を理解していない少女に向けてジト目を向けるニーナとフレディア。それぞれ隣に位置するルルーナの耳を二人して引っ張った。
「いたいっ、いたいです……っ」
「あんた絶対意味が分かってないだろう」
「意味……?」
こてん、と首を傾げるルルーナにフレディアとニーナは溜息を吐く。理解の及ばない少女にオトナな事情を説明してやらねばならないと二人は思った。
「いいかい? 今のはね――」
フレディアが口を開いた時、
「俺たちの相手してくれたらお金はずむよ。これくらいね」
男性の一人が指を『三本』立てた。
「!」
瞠目して動揺を現したのはニーナである。珍しく無表情が剥がれ落ちていた。
「そ、相場はどれくらい……? この国では、それだけあれば何日生活することができる……?」
「えっと……」
まるで渡来してきたばかりの外国人――というか髪色や瞳色や服装から言ってもうそうだろう――を相手してる気分になりながら、
「十日、くらいかな」
男性が答えると、魔法使い一行は高揚を掻き立てられた。もはや喉から手が出らんばかりで――
生唾を呑み込み、ニーナが言った。
「……上に行こう」
「なっ……」
信じられないといった顔付きになるフレディアの横で、喜色満面のルルーナが声を弾ませた。
「いいですね♪ それだけあればしばらくは安心できます♪」
衣食住が不十分であり、ましてや一文無しの三人にとっては僥倖と言うべき申し出だった。
「じゃあもう一人もオッケーってことでいいよね。二人が行くんだし、仲間外れはヤダよね」
「お、おい……っ、正気か……っ」
小声で隣に食ってかかるフレディア。ただ一人受諾の意を唱えない彼女に注目が集まる。
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