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2019-08-30
しおりを挟む今日は親と一緒に熊本へ旅行だ。
久しぶりの旅行だから凄く楽しみにしてたんだ、でもなぜか仲の悪い祖母もついてきた。一緒に行きたいって聞かなかったらしい。
車で移動したんだけど…もう始終あーだこーだと騒がしくてイライラしてたから反論したらめんどくさいし黙って寝てた。
…やっと着いた頃には日が沈みかかってて夕焼けが綺麗だった。今日泊まる宿は自然に囲まれたログハウスだ。
受付で鍵を貰ってログハウスに入ると、中は木の香りで結構広くて団らんできる作りだ。
料理は食材を持ち寄って母と祖母が作ってた。
やっと料理が揃ったから食べようと箸を伸ばした。…祖母が口を開いたと思ったら怒鳴られた。
料理美味しいのにそんなに怒鳴られたら食欲わかない!とテーブルを両手で叩いて立ち上がってその場を去った。
夜の森は出歩いたら行けないと規則があったがどうにでもなれと靴も履かずに走って入った。
……方向が分からないくらい奥に入ってしまった。帰り道もわからない。というか帰りたくはないんだけど。
…自分なりに真っ直ぐ歩いてると、結構大きめに鳥っぽい声が響いた。暗くて姿がわからなくて辺りを見回していると、後ろに気配を感じた…と同時に首辺りを掴んで?僕は浮いた。
首を掴まれてるので見回せなくて状況がよくわかんないけど、飛んでるってことは鳥だよね…。しかも結構大きい…。
巣がある木へ着いたらしい、ピヨピヨキャーキャーと食事を待ってたかのような声が聞こえる。
…まさかとか思ってると空中で持ち替えられた。足を口で挟んで頭から行く感じになったと想像して貰えたらいい…ダイレクトに雛達が騒いでるのが見える。自分なんてひと口で行けそうなくらいでかい…。…雛の口内が見えるとか思ってると巣に投げられた。瞬間身体中つつかれるわ、手足がもぎ取られて赤い血が自分から噴射されてるわ…頭をもぎ取られたのかな、プチッという音を感じて目の前が真っ暗になった。つつかれてた時は痛かったけど今はもう痛みは一切ないんだ…不思議…。
…これからどうしようかとか思いながら道無き暗黒の空間を歩いてた。
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