探検隊ルイーザと不思議な物語

9章〜10章クリスタルの洞窟編エピローグ 次の冒険へ

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「なるほどね、あの洞窟の中はそんな風になってたんじゃな」
クリスタルの洞窟を出てサルサの宿屋に戻って、今回の冒険のことを報告した。
「大した調査結果じゃな。ここまで詳しく調べてくれたんじゃな。色々なところが細かく書かれていて分かりやすいな」
ジュン達が調べた調査結果を聞いたサルサは感心していた。
「この調査結果通りだとすると、あの洞窟のクリスタルを産業に利用するのがいいということじゃな」
サルサは考えた。
「しかし、利用するにしても流通ルートなど色々考える事が多そうじゃな」
クリスタルの利用方法が分かったところで、今すぐにどうこう出来る訳ではない。時間をかけて残業を育てる必要がありそうだ。
「お前さん達にはお世話になったな。後は村の問題じゃ、ワシらで頑張ってみせるわい」
「ええ、村がより良い方向になる事を祈っていますわ」
クリスタルのドラゴンを退治したから昔みたいに金に目が眩んでダラける事は無さそう。それに、この村は活気があるからきっと大丈夫だろう。
「ところで、お前さん達はこれからどこに行くんだい？」
「僕らは海沿いを目指して進もうと思います。通行止めのところも気になるし」
確か、サルサの話では通行止めになってる場所があって、そのせいで流通が悪いとのことだ。ジュン達はとりあえず近くまで行ってみようとことになった。
「そうか、お前さん達の旅の成功を祈るよ。何かあればいつでも来なさい。お前さん達は村の発展に協力してくれたからの。歓迎するぞい」
「はい、ありがとうございます。サルサさんもお元気で」
3人はサルサの宿屋を後にして、村の入口を目指した。
相変わらず、川沿いのマーケットスペースは活気で溢れている。
旅の報酬で、金銭面に余裕ができたので、また旅用の道具を購入して、村を旅立った。