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第10章 クリスタルのドラゴン
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「防御力が低いのは分かったけど、どうやって翼を攻撃するの?」
今の時点で、翼に物理攻撃する手段を持っているのはジュンだけ。女性2人だとジュンよりも簡単に吹っ飛ばされる危険がある。
「あ、対抗策思いついたよ・・・」
ジュンはふと思った。これでうまく行くのかという顔をしている。
「どうしたの?」
「さっき右の部屋の部屋で細い道を超えた時に装備したあの靴を使えば耐えれるんじゃないかなって思って」
確かにあの靴は重いから、ドラゴンの攻撃に吹き飛ばされない可能性がある。
「他に対抗策ないからためしてみるか」
ジュンは鉄でできた靴を装備した。これを装備して剣を持ってドラゴンの方に向かう。
ドラゴンがジュンに向かって、翼で攻撃をする。
「ぐっ・・・」
ドラゴンの翼とジュンの大型剣がぶつかる。狙い通り、吹っ飛ばされることはない。
「いっけー!」
大型剣がドラゴンの翼を貫いた。片方の翼を斬り落とすことに成功した。
「おお!やったね、ジュン!」
「な、何とかうまくいってよかった・・・」
「ドラゴンが怯んでる!ウェンディ、今がチャンスだよ!」
「ええ」
ウェンディは火の魔法攻撃をドラゴンの体に当てた。
ドラゴンは火の熱さで暴れている。だが、狙い通り弱点は火系の攻撃のようだ。
ドラゴンがもう片方の翼で攻撃しようとする。
「させないわ!」
ルイーザが弓矢で翼の攻撃を防ぐ。弓が引っかかってうまく動かせないみたいだ。
「サンキュー、ルイーザ!後は任せろ」
ジュンはドラゴンの腹に剣で攻撃することでトドメを刺す。ドラゴンは悲鳴を上げた。悲鳴と共にドラゴンは倒れた。
「や、やったのか!?」
「どうやら私たちの勝ちみたいね」
ジュン達はクリスタルのドラゴンに勝利した!
すると、先程のローブを着た人が現れた。
「ほお・・・クリスタルのドラゴンを倒すとはやるねえ」
「お前はさっきの!」
「まあ、あんなドラゴンもどきに負ける方がおかしいがな」
「ドラゴンもどき!?」
「なんだ、気づいていないのか?このクリスタルのドラゴンはもはやドラゴンの力は残っていないんだよ」
「どういうことだ!」
ローブの者の手から禍々しい力を感じる。
「あの人からヤバそうな力を感じるわね」
「ねえ、もしかしてこの感じって・・・」
ルイーザは察したようだ。ルイーザに言われて、ジュンとウェンディも気づいた。
「これ、さっきのドラゴンと同じ雰囲気を感じるよ」
「ほお、流石に気づいたか。その通りだ。我が今持っているこの力はさっきのドラゴンから盗ったものだ」
今の時点で、翼に物理攻撃する手段を持っているのはジュンだけ。女性2人だとジュンよりも簡単に吹っ飛ばされる危険がある。
「あ、対抗策思いついたよ・・・」
ジュンはふと思った。これでうまく行くのかという顔をしている。
「どうしたの?」
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確かにあの靴は重いから、ドラゴンの攻撃に吹き飛ばされない可能性がある。
「他に対抗策ないからためしてみるか」
ジュンは鉄でできた靴を装備した。これを装備して剣を持ってドラゴンの方に向かう。
ドラゴンがジュンに向かって、翼で攻撃をする。
「ぐっ・・・」
ドラゴンの翼とジュンの大型剣がぶつかる。狙い通り、吹っ飛ばされることはない。
「いっけー!」
大型剣がドラゴンの翼を貫いた。片方の翼を斬り落とすことに成功した。
「おお!やったね、ジュン!」
「な、何とかうまくいってよかった・・・」
「ドラゴンが怯んでる!ウェンディ、今がチャンスだよ!」
「ええ」
ウェンディは火の魔法攻撃をドラゴンの体に当てた。
ドラゴンは火の熱さで暴れている。だが、狙い通り弱点は火系の攻撃のようだ。
ドラゴンがもう片方の翼で攻撃しようとする。
「させないわ!」
ルイーザが弓矢で翼の攻撃を防ぐ。弓が引っかかってうまく動かせないみたいだ。
「サンキュー、ルイーザ!後は任せろ」
ジュンはドラゴンの腹に剣で攻撃することでトドメを刺す。ドラゴンは悲鳴を上げた。悲鳴と共にドラゴンは倒れた。
「や、やったのか!?」
「どうやら私たちの勝ちみたいね」
ジュン達はクリスタルのドラゴンに勝利した!
すると、先程のローブを着た人が現れた。
「ほお・・・クリスタルのドラゴンを倒すとはやるねえ」
「お前はさっきの!」
「まあ、あんなドラゴンもどきに負ける方がおかしいがな」
「ドラゴンもどき!?」
「なんだ、気づいていないのか?このクリスタルのドラゴンはもはやドラゴンの力は残っていないんだよ」
「どういうことだ!」
ローブの者の手から禍々しい力を感じる。
「あの人からヤバそうな力を感じるわね」
「ねえ、もしかしてこの感じって・・・」
ルイーザは察したようだ。ルイーザに言われて、ジュンとウェンディも気づいた。
「これ、さっきのドラゴンと同じ雰囲気を感じるよ」
「ほお、流石に気づいたか。その通りだ。我が今持っているこの力はさっきのドラゴンから盗ったものだ」
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