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第9章 クリスタルの洞窟
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教えてもらったおばばの家を目指し、3人は川沿いの道を進む。静かな村かと思ったが、川沿いの道をには村の人たちが市場を開いていて、そこは地元の人達で賑わっていた。
「よう、今朝釣った魚だぞ」
「パンはいらんかい?」
「お客さん、良いもの入ってるよ」
色々な店の人から商品を勧められた。居ても飽きない。そんな様子を見た3人は驚いた。
「久しぶりに外から人が来たっていうから、もっと静かな村かと思ったんだけど、割と賑やかだな」
「あ、これ買っていい?」
ルイーザが手にしたのはリボンだ。
「え?『魔除けのリボン』!?珍しいアイテムが売ってるわね」
ウェンディが言うに、魔除けのリボンは持ち主を一度だけ致命的なダメージから守ってくれる装備アイテム。女の子のオシャレアイテムとしても人気だ。
とりあえず、そんなにすごいアイテムなら買っておこう。2人分購入した。
「そっちの兄ちゃんはこれはどうだい?」
店主に勧められたのは『命中のモノクル』という装備アイテムだ。飛び道具系の武器の命中率が大きく上がるものだ。どういう理屈で上がるのかは不明だが、その後試して分かったのは、相手を狙いたい場所に狙うやり易さが上がった感じだという。
何にしても、思わぬところで便利な装備アイテムを購入することができたのだ。
装備アイテム以外にもアイテムを購入して、3人は川岸を更に進む。しばらく進むと、宿屋を見つけた。中にはお婆さんが1人受付をしている。ジュンはお婆さんに声を掛けてみた。
「すいませーん」
「はいはい、おや、この辺じゃ見かけない顔だね」
「僕ら、クリスタルの洞窟のクエストを見てここに来ました」
「おや、まあ。ようこそ、ここは『グリーンヒル村』じゃ。ワシはこの村のオババと呼ばれてるサルサじゃ。そしてここは宿屋兼ギルドの依頼を出しているところになっておるよ」
3人はそれぞれ自己紹介をして、サルサからクエストの話を聞く。
「突然、クリスタルの洞窟が現れて、村中の人はみんなびっくりなんじゃ。誰も近づこうとしない」
「近づかないのに、よく『クリスタルの洞窟』って分かったもんだな」
「お前さん達も、実際に洞窟の入口を見れば分かるよ。ワシの家の裏の道を進むとある。試しに見に行ってはどうかな?」
サルサに言われて、家の裏の道を進む。そして5分進むと、その洞窟はあった。
その洞窟は、入口やその周辺の地面からクリスタルが生えているように見える。
その洞窟を見て、3人は、確かにクリスタル洞窟だなと思った。
「よう、今朝釣った魚だぞ」
「パンはいらんかい?」
「お客さん、良いもの入ってるよ」
色々な店の人から商品を勧められた。居ても飽きない。そんな様子を見た3人は驚いた。
「久しぶりに外から人が来たっていうから、もっと静かな村かと思ったんだけど、割と賑やかだな」
「あ、これ買っていい?」
ルイーザが手にしたのはリボンだ。
「え?『魔除けのリボン』!?珍しいアイテムが売ってるわね」
ウェンディが言うに、魔除けのリボンは持ち主を一度だけ致命的なダメージから守ってくれる装備アイテム。女の子のオシャレアイテムとしても人気だ。
とりあえず、そんなにすごいアイテムなら買っておこう。2人分購入した。
「そっちの兄ちゃんはこれはどうだい?」
店主に勧められたのは『命中のモノクル』という装備アイテムだ。飛び道具系の武器の命中率が大きく上がるものだ。どういう理屈で上がるのかは不明だが、その後試して分かったのは、相手を狙いたい場所に狙うやり易さが上がった感じだという。
何にしても、思わぬところで便利な装備アイテムを購入することができたのだ。
装備アイテム以外にもアイテムを購入して、3人は川岸を更に進む。しばらく進むと、宿屋を見つけた。中にはお婆さんが1人受付をしている。ジュンはお婆さんに声を掛けてみた。
「すいませーん」
「はいはい、おや、この辺じゃ見かけない顔だね」
「僕ら、クリスタルの洞窟のクエストを見てここに来ました」
「おや、まあ。ようこそ、ここは『グリーンヒル村』じゃ。ワシはこの村のオババと呼ばれてるサルサじゃ。そしてここは宿屋兼ギルドの依頼を出しているところになっておるよ」
3人はそれぞれ自己紹介をして、サルサからクエストの話を聞く。
「突然、クリスタルの洞窟が現れて、村中の人はみんなびっくりなんじゃ。誰も近づこうとしない」
「近づかないのに、よく『クリスタルの洞窟』って分かったもんだな」
「お前さん達も、実際に洞窟の入口を見れば分かるよ。ワシの家の裏の道を進むとある。試しに見に行ってはどうかな?」
サルサに言われて、家の裏の道を進む。そして5分進むと、その洞窟はあった。
その洞窟は、入口やその周辺の地面からクリスタルが生えているように見える。
その洞窟を見て、3人は、確かにクリスタル洞窟だなと思った。
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