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第4章 占拠された街
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クルールが戦っているのと同時に、ジュンとルイーザも別の戦いを繰り広げていた。
クルールの強さを見て、自分達の出番は無さそうと思った2人は、リフィリア王国に向いている大砲らしきものがあることに気づき、そちらを壊すことにした。
その大砲の周りに数人のファランの手下らしき人物が居た。
その中の主任っぽい人が2人の存在に気づく。
「やれやれ、こちら側には雑魚を送り込んで来るとは、随分と甘く見られたものだ」
「ムッ。誰が雑魚だって?」
ルイーザが雑魚呼ばわりされてイラッとした。
「まあ、僕らはクルール程強い訳ではないのは事実だけどね。けど、あんたらのボス、クルール相手に勝てないんじゃない?」
すると、主任っぽい人が笑った。
「ふはははは・・・、確かに勝てないだろう。だがあのレーザービームさえ発射すればこちらの勝ちなんでね。そして、後はボタンを押すだけなんだよ。ボタンを押して充電開始。3分後にはドカンという訳だ」
男が手元にあるボタンを押そうとする。ところが、そのボタンが押される事は無かった。
「貴様・・・」
「わざわざ、色々と教えてくれてありがとう。そのボタンとやらが押せなくなったのなら、レーザービームとやらも発射される事は無いんだよね」
ジュンが、ボタンに向かって拳銃を撃った。弾は見事なボタンに命中した。手元からボタンが離れるとすぐ様にボタンに向かってまた弾を放つ。弾が命中したボタンはもはや使い物にはならなくなった。
だが、ボタンが壊されたにも関わらず、主任っぽい人は余裕な表情をしている。
「馬鹿め、お前はレーザービームの停止方法を自ら壊してくれた訳だ。既にボタンは押されているのだよ。そして、発射を停止するボタンもあれだったんだ。これで、レーザービームを止める手段は無くなった訳だ。残念だったな」
レーザービーム砲にエネルギーが貯まっていく。あれが放たれたらリフィリア王国に絶大な被害が発生してしまう。
「これでリフィリア王国は終わりだな」
「・・・」
相手が勝利を確信したその時、機械についてる赤いランプが点滅した。
『ビービービー・・・エラーエラーシステムは破損しています』
「は・・・?」
何が起きたのか?という表情だ。突然、機械が全て止まり始めたのだ。
「バカな、エラーだと・・・設計は完璧だったのに・・・」
「設計はそうだろうね。ただ、その機械、物理的に壊したらどうだろうね」
「物理的にだと!?この機械は耐久性あるんだ、上級魔法にも耐えられるはず・・・」
機械の方を見た。弓が刺さっている。、
「弓が刺さっている・・・たたが、弓矢で壊されたというのか」
「残念だったね。私の弓矢に貫通の効果をつけたわ」
さっき地下でクルールから教わった技がここで役に立つとは。貫通自体は普通の技より威力は下がるが、精密機械を壊すくらいは可能だ。レーザー砲を壊したら今、敵は何も出来なくなった。
クルールの強さを見て、自分達の出番は無さそうと思った2人は、リフィリア王国に向いている大砲らしきものがあることに気づき、そちらを壊すことにした。
その大砲の周りに数人のファランの手下らしき人物が居た。
その中の主任っぽい人が2人の存在に気づく。
「やれやれ、こちら側には雑魚を送り込んで来るとは、随分と甘く見られたものだ」
「ムッ。誰が雑魚だって?」
ルイーザが雑魚呼ばわりされてイラッとした。
「まあ、僕らはクルール程強い訳ではないのは事実だけどね。けど、あんたらのボス、クルール相手に勝てないんじゃない?」
すると、主任っぽい人が笑った。
「ふはははは・・・、確かに勝てないだろう。だがあのレーザービームさえ発射すればこちらの勝ちなんでね。そして、後はボタンを押すだけなんだよ。ボタンを押して充電開始。3分後にはドカンという訳だ」
男が手元にあるボタンを押そうとする。ところが、そのボタンが押される事は無かった。
「貴様・・・」
「わざわざ、色々と教えてくれてありがとう。そのボタンとやらが押せなくなったのなら、レーザービームとやらも発射される事は無いんだよね」
ジュンが、ボタンに向かって拳銃を撃った。弾は見事なボタンに命中した。手元からボタンが離れるとすぐ様にボタンに向かってまた弾を放つ。弾が命中したボタンはもはや使い物にはならなくなった。
だが、ボタンが壊されたにも関わらず、主任っぽい人は余裕な表情をしている。
「馬鹿め、お前はレーザービームの停止方法を自ら壊してくれた訳だ。既にボタンは押されているのだよ。そして、発射を停止するボタンもあれだったんだ。これで、レーザービームを止める手段は無くなった訳だ。残念だったな」
レーザービーム砲にエネルギーが貯まっていく。あれが放たれたらリフィリア王国に絶大な被害が発生してしまう。
「これでリフィリア王国は終わりだな」
「・・・」
相手が勝利を確信したその時、機械についてる赤いランプが点滅した。
『ビービービー・・・エラーエラーシステムは破損しています』
「は・・・?」
何が起きたのか?という表情だ。突然、機械が全て止まり始めたのだ。
「バカな、エラーだと・・・設計は完璧だったのに・・・」
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「物理的にだと!?この機械は耐久性あるんだ、上級魔法にも耐えられるはず・・・」
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「弓が刺さっている・・・たたが、弓矢で壊されたというのか」
「残念だったね。私の弓矢に貫通の効果をつけたわ」
さっき地下でクルールから教わった技がここで役に立つとは。貫通自体は普通の技より威力は下がるが、精密機械を壊すくらいは可能だ。レーザー砲を壊したら今、敵は何も出来なくなった。
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