一條さんとにじっぴ！ 〜そのマスコットは気象予報士を愛しすぎている〜

イバラのみち、天使のはしご

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　嬉しさと混乱ときゅんきゅんでドキドキがとまらない。全身が心臓になったみたいにバウンバウンと弾んでしまう。


（一條さんっ……一條さん……オレのっ……一條さんがッ、どっ、どエロで、どスケベで、ど淫乱……！？）


　興奮のボルテージは上がっていく。

　例の野性的ボイスの主が何度聞いても男性モノっぽいと疑っていたからだ。

　きっと鷲尾の趣味や欲望がそういう方向にむかっているから都合よく聞こえるのだとばかり思っていた。だが──。


（おぉお……お、オレ毎日一條さんの声を聞きながらッ！？）


　イロイロと想像しただけで腰から力が抜けて、真っ白になって、ついにはひっくり返ってしまった。

　そんな体をやさしく受け止めてくれたのは山盛りのティッシュ。
　あんなことやこんなことを妄想しながら放った夢がしみこんでいる。

　その夢のなかにはもちろん一條さんと激しくもつれてちちくりあうシチュエーションが含まれている。と、いうかほぼソレである。


（……いちじょーさんのっ……あえぎ声を、おかずにっ……アァっ）


　オーバーヒートする頭を抱え、鷲尾はいろんなものが一気にしんどくなった。

　しんどすぎて、ズボンのなかにまた手を突っ込んでいた。


（一條さあアアアアンンンンンッ！！！！）


　愛しい気持ちとやらしい気持ちを栄養に勃ちつつあるそこをナデナデ。