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・松嶋先生はせんちゃんのことが…!?(ほのぼの)

チューしよ

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「優兄はなんて答えてあげたの?」

「んー。たいしたこと言えなかったと思うけどなぁ……。阿須崎くんのほうがいっぱいイイこと言ってたような……」

 でもナナフシはアホ崎ではなく、優兄のことをひたすら褒めていた。
 なにか琴線に触れるようなことを言ったに違いない。


 気になるけど、なんだか胃のあたりがムズっとする。たぶん、嫉妬だ。
 オレも優兄に悩み相談したい。アホ崎のアドバイスは一ミリも必要ないけど、優兄に真心たっぷりに答えてもらいたい。

 
「ゆーにぃ、チューしよ」

「えっ!? なっ──」

 問答無用でくちびるをくっつけると、照れながらも素直に重ねてくれるのが可愛い。キスした数秒後からじわりとほっぺが紅葉するからますます可愛い。
 もっともっとキスしたくなる──。
 
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