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・阿須崎くんと優太くん(友情)
せんちゃんは焼き肉奉行
しおりを挟む「優兄が食べるお肉はぜーーんぶオレが焼くから! いいよねっ!?」
「せんちゃんったら焼き肉奉行なんだからあ……」
「仕切り屋はモテへんで」
「モテる必要ねぇんだよっ! ばーかっ!」
「デカセンは相変わらず生意気やな。思春期真っ只中で、ゆったんに迷惑かけてばっかりなんやろ?」
「んふふ。ちょっとだけね」
「ちょっ……! ゆーにぃ!?」
そりゃオレがイロイロとやりすぎてるのは認めるけども、優兄のことが大好きで超好きでめちゃくちゃ愛してるからだ。
それが迷惑って──いや! 違う!
今日の優兄がやたらフリーダムなのは、たぶん、目の前に阿須崎がいるせい。
アホ崎のアホが優兄に感染してるんだろう。
ああそうだ。絶対にそう。やめてほしい。
今すぐアホ兄を消毒してあげたい。
アルコールは注文できないから、レモン汁でもぶっかけてしまおうか。
──いやいやいや、なに考えてんだオレ。オレにもアホが感染ってるぞ。
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