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・ピザがくるまで待ってられない(R18/超絶嫉妬)
耳フー犯
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「ててて……急に起きんなよー、アゴ打ったあ……しゃくれたらどーすんだよ……」
涙目でアゴの下をさすっている俊也。
どうやらオレに耳フーした犯人はこいつらしい。
「お前こそなにしてんだよ! 耳! 気持ち悪ぃっ!」
「だってぇ、せんちゃんったら耳フーされるのだいしゅきなんだろ? きゃー、チビセンちゃんマジきゃわゆい!」
「へ?」
どうしてこいつが耳のことを? ってかせんちゃんって。チビセンって──。
ポカンとするオレに、俊也は「ん?」と首をかしげた。
「まさかお兄さんのラジオ聴いてないのか? お前の話でむちゃくちゃ盛り上がってたぞ。すっげぇ笑った! お兄さん超イキイキしててやばかったぞ」
「うそっ……!」
そういえば昨日の夜は最新回の放送だったっけ。
そして優兄はいま思えば、なんだかソワソワしてた。オレに構ってほしいと妙に甘えてきて、手をつないだまんまでトイレや風呂にまでついてきた。とっても可愛かったけど、全体的に様子がおかしかった。
まさかオレに放送を聴かせないため──。
涙目でアゴの下をさすっている俊也。
どうやらオレに耳フーした犯人はこいつらしい。
「お前こそなにしてんだよ! 耳! 気持ち悪ぃっ!」
「だってぇ、せんちゃんったら耳フーされるのだいしゅきなんだろ? きゃー、チビセンちゃんマジきゃわゆい!」
「へ?」
どうしてこいつが耳のことを? ってかせんちゃんって。チビセンって──。
ポカンとするオレに、俊也は「ん?」と首をかしげた。
「まさかお兄さんのラジオ聴いてないのか? お前の話でむちゃくちゃ盛り上がってたぞ。すっげぇ笑った! お兄さん超イキイキしててやばかったぞ」
「うそっ……!」
そういえば昨日の夜は最新回の放送だったっけ。
そして優兄はいま思えば、なんだかソワソワしてた。オレに構ってほしいと妙に甘えてきて、手をつないだまんまでトイレや風呂にまでついてきた。とっても可愛かったけど、全体的に様子がおかしかった。
まさかオレに放送を聴かせないため──。
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