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・ピザがくるまで待ってられない(R18/超絶嫉妬)
くすぐったくて思い出した※
しおりを挟むそういえば、思い出した。
ちっちゃい頃、家に爆弾が落ちてくる夢を見たオレが優兄のベッドに逃げ込むと、「大丈夫だよ」って背中をぽんぽんしてくれたこと。
涙が落ち着いた頃に、耳にフーッて息をかけてイタズラしてくるのがお約束だった。
くすぐったくってオレが笑い出すと、優兄もホッとしたようににっこりするんだ。
ちょっぴり眠たそうな儚い笑顔がたまんなく好きだった。
その笑顔をオレだけのものにしたかった。
思えばあれが兄弟以上の感情を持つようになったきっかけかも──。
「ん……どーしたのせんちゃん、黙っちゃって……」
「ううん。なんでもない。明日まで覚えてたら話す」
いまは思い出話より、目の前の感覚に集中したい。
さっきからずっと挿れっぱなしのオレのものは、優兄のなかでとろとろに馴染んで絶頂モードじゃなくなりつつある。
そろそろ動いてフィニッシュしないと朝まで眠れなくなりそう。
「えー……気になるんですけど。いま聞かせてほしいな」
それなのに優兄は手足を器用に使ってオレに甘える。腰にぴったりとくっつき、動きを阻止してる。
「……っ、も! 優兄っ!」
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優兄は紛れもなく、聞き上手だ。
そして、聞き上手は床上手──。
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