155 / 288
・ちょうどいい距離(R18/いちゃいちゃ)
アザになっちゃう
しおりを挟む◆ ◆ ◆
「ごめんね! せんちゃんごめんねぇえ!」
「たははは……。前から思ってたけどさ……優兄って、実は殺傷能力かっなり高いよね……」
一見すると癒やしの魔法を使うヒーラータイプなのに、いざとなったら殺傷力と命中率をやたら発揮する暗殺者っぽい。リアル座頭市。恐ろしい。
突然のみぞおち攻撃によって満身創痍でお風呂からあがったオレは、リビングのソファでぐったり寝そべっていた。自業自得。
優兄は眉をハの字にしてずっとオロオロしてるけども、悪いのは調子に乗ったオレだ。気にする必要ない。
「どうしよう。絶対にアザになっちゃうよね……。本当にごめんね」
「超凄腕の座頭市に成敗されかけたって自慢するから平気だってば」
身体を起こそうとすると腹周りの筋がビリビリする。筋肉って繊維の塊なんだなと実感。
けれども、優兄があまりにも自分を責めるから痛みなんてどうでもよくなってきた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
322
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる