瞳を閉ざした兄の世界に見えているのはオレだけがいい！

・ちょうどいい距離（R18/いちゃいちゃ）

ふたりで留守番

「で、お土産はまた薄皮まんじゅう」

「ぼくは好きだよ。温泉まんじゅう。緑茶と一緒なら無限に食べちゃう」

「優兄ってほんとシブい……」


　オレと優兄は当然、お留守番を選んだ。
　いっぱいいっぱいイチャイチャするために──。

　
「ゆーにぃは温泉よりあったかいよ。ポカポカしてて、すんごい癒やされる……」

　抱き合っているだけで、極楽極楽。
　でも、優兄の細すぎる身体のラインを確かめるように手のひらをゆっくり滑らせればさらに夢気分。