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・ひとりぼっちとふたりきり(R18/自慰と仕返し)
憎々しいマッサージ
しおりを挟むなんとかバレずにやり過ごせそうだ。
ちょっとかわいそうだけど、リアル優兄にはこのままお帰りいただくしかない。
なのに、優兄はなんのことわりもなくベッドに腰をおろしてオレのそばにぴったりくっついた。
帰るどころか、背中をさするのをやめてくれない。
もはや心臓はバクバク。エロどころじゃなくて、いつの間にかイヤホンも耳から外れていた。
「せんちゃん」
「……っ、ん? んん?」
表面をなでるだけだった優兄の指先が、肋骨の間にムニっムニっと食い込んでくる。お疲れ様のマッサージみたいだ。
「母さん達はね、いま夕飯の買い物に行ってるんだ」
「……そ、そう……」
さするだけならまだしも、揉むなんて反則すぎる。
いつもならば愛おしくてたまらない手つきが今は憎い。とてつもなく憎い。
気持ちいいポイント(※健全)にちょうどよく指が当たるのもあわせて、憎くてしょうがない。
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