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・これからどうするの?(もやもや)
揺るぎない想い【close】
しおりを挟む「……」
いつもであれば、ひとりきりになると急にしんみりと寂しい気持ちになるのに、今日はまだあたたかいままだ。ふしぎ。
ひなたぼっこしている時みたいな、ほわんとした幸せに包み込まれている。
口の端っこがゆるみきって、自然と笑顔になってしまう。
オレの未来は、かけがえのない人たちに守られてる。今はそう実感できる。
ゆっくりと空気を吸って、吐く。
もうどこにも穴は空いていない。
頭が鮮明になっていくと、ずっとモヤついていた気持ちがハッキリと見えた。整理できたわけじゃないけど、霧を晴らす光のような想いが込み上げてくる。
誰になんて言われようと、絶対に消えることのない想い。
「優兄、やっぱり……オレね……、」
──ずっとずっと優兄のそばにいる。
【close】
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