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・これからどうするの?(もやもや)
揺るぎない
しおりを挟む「オレは自分のために優兄のそばにいたい。誰にも邪魔されたくないし、口出しもされたくない。絶対に」
当然、学校での二者面談ではバカ正直には答えられない。
“視覚障害者のサポートができるようなことをしたい”と先生に話してはいるものの、ハッキリとした目標があるわけじゃないからモヤモヤする。
挙げ句『お兄さんのことがきっかけか』と勝手に推測されて、美談に仕立て上げられそうになるのも苦々しい。
まるで進路相談をうまく切り抜けるために優兄を利用しているみたいじゃないか。
自分が悪質な偽善者になったみたい。
ものすごく嫌な感じがする。
“嘘も方便”なんていうが、優兄を使うなんて最低なことだ。よりにもよって優兄をだなんて──。
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