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・お兄ちゃんだって甘えたいんです(R18/誘い受け)
よかった 【close】
しおりを挟む絶頂をむかえた優兄のなかがきゅうっと締まるたびにオレも果て、もはや何回達したかなんて分からなくなった頃──。
「はっ、あ……、もう、出すぎて、やばい……。ぐちょぐちょ……」
出し入れの動きに合わせて放ったはずの白濁がじゅぷじゅぷと逆流してくる。密着しているはずの股の付け根から、とめどなくあふれてくる。
「はーっ、……はー」
そういえば、さっきからぜんぜん優兄の反応が無い。
「あれ? ゆー、にぃ……?」
まさかあまりにも刺激がつよすぎて気絶しちゃったんじゃ──という不安で背筋が凍った。おそるおそる、そーっと兄の顔をのぞきこむ。
でも、心配はいらなかった。
「すー……」
ついさっきまで快感をむさぼっていたとは思えないほど、とっても平和な顔をして寝こけていた。くちゃくちゃのおだんごになったシーツにうもれながら、安らかに。
見ているだけで、こっちもへにょんと力が抜けるみたいなしあわせの表情──。
「よかった」
やっと満足してくれたみたい。
びっくりさせられたおかげでオレの衝動もやっとおさまった。
熱が引いてしまうと、急に体がだるくなって眠たくなってくる。
でもせめて濡れたところぐらい拭かなきゃ──。起きあがろうしたとき、腕になにかが引っかかった。
「……せん、ひゃ、んんっ……」
優兄がオレの左の小指をきゅっと握っていたのだ。
ぐっすり眠ってるはずなのに、放してくれそうにない。赤ちゃんに握られてるみたいだ。
「かわいー……」
思わず、フフッ、と笑ってしまった。
「大好きだよ、優太」
きっと聞こえてないだろうけど、耳元でささやいた。
「心配しなくて大丈夫だから、もっともっとオレにたくさん甘えてね」
どうか、この願いが夢の中にまで届きますように──。
【close】
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